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中国PM2.5汚染報道の直前、大阪では瓦礫焼却を開始していた!
http://www.asyura2.com/12/test28/msg/261.html
投稿者 裏の浦 日時 2013 年 2 月 10 日 14:06:58: tePdV.gYjMrNs
 

■ まずは時系列をご覧いただきたい。 〜2012年〜 ・前半 中国のPM2.5が一部で報じられ始める(当時はごく小さな扱いだった)。 → http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120306/229497/ ・11月末 大阪で試験焼却(大阪市の公表では29,30日のみ)。 → http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kankyo/0000193719.html
〜2013年〜 ・1月29日 大阪府知事がツイッターで瓦礫焼却開始をツイート。 → https://twitter.com/gogoichiro/status/296273907881758721
・1月31日 大手マスコミがネットの自社サイトで中国PM2.5汚染を報じる。 → http://mainichi.jp/select/news/20130201k0000m030038000c.html ※この時点では30、31日の汚染の様子のみ報じている。 ・2月1日 前日のサイト記事に沿った内容が朝刊に掲載される。 この日から一斉に中国PM2.5汚染を大々的に報じ始める。 ※大阪市ではこの日から瓦礫焼却を開始したと公表している。 → http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000163892.html#honnkaku
・2月5日 マスコミが「中国の汚染はじつは1月29日の時点で既にあった」と今更のように報じる。 → http://mainichi.jp/select/news/20130205k0000m030123000c.html ご覧の通りである。この記事のリンク先や画像はいずれも環境省や大阪市、 マスコミ自身が公表した情報である。デマでもネット上の怪情報でも何でもない。 これが間違いなら、どのみち行政やマスコミは嘘を吐いていることになる。 ■環境省の「そらまめ君」と府知事が口を滑らせた 重要な点は2つ。1つは大阪市が2月1日、府知事が1月29日と焼却開始日のアナウンスが 食い違っていることだ。2月1日から焼却と思っていた市民がそらまめ君の観測結果を チェックし、1日の朝から汚染が広がったら、それは誰もが瓦礫が原因だと思うはずだ。 だが、じつは29日から焼却していたとすれば、焼却前日の観測結果を確認しても PM2.5が撒き散らされた目にするから、汚染と瓦礫焼却は無関係と錯覚しかねない。 さらに言えば、府知事が29日から燃やし始めたとツイートしたことで、ネットでは 1日開始との広報の嘘がばれてしまったため、慌てて付け足しで「29日の時点で既に 中国の大気汚染があった」ことを強調したとも考えられる(少なくとも、31日に 30,31日の出来事を報じて、5日になってから29日の出来事を報じるのは不自然である)。 もう1つの重要な点は、この時系列上に書くことは出来ない。それは 「大手マスコミがあれだけ瓦礫受入キャンペーンを打っておきながら、またこれだけ 中国のPM2.5を騒いでおきながら、大阪の瓦礫焼却開始を事実上報じていない」ことだ。 出来るはずがない。それをしたら、誰でもどちらが原因か分かる。 ■市長を生んだ「委員会」だけじゃない、関西ローカル番組の恐ろしさ さらにこの件について、大阪ローカルの「アンカー」という政治ワイドショー番組が 街頭でマスクをしている人々にインタビューし、それも中国汚染だと報じていたようだ。 しかしじつはこの番組のアナウンサー山本浩之は大阪の産廃処理施設フェニックス (大阪湾広域臨海環境整備センター)の広報に一役買っていた。 平たい話が自分のお客様である産廃事業の悪事を庇っているということだ。 → http://www.osakawan-center.or.jp/center/documents/lasdfi_fill13_.pdf ※なおアンカーは珍しく青山繁晴などTPP反対論者を出演させる番組だが、だからと言って 全て正しいことを言っていることにはならない。反TPP保守論客に原発維持派は多い。 ■ネット上の太鼓持ちマスコミ、J-CASTの浅はかさ またここに来て、「広域処理推進の立役者だった細野前環境大臣の身内の不幸に対して、 瓦礫反対派が中傷している」というまとめサイトが話題になり、そうしたツイートが J-CASTの記事にもなった。 → http://www.j-cast.com/2013/02/08164772.html?p=all しかしこの記事の信憑性は疑問だ。そうしたツイートによる「反対派の中傷」が 本物の反対派によるのものであると一体どうやって証明出来るのか。 瓦礫推進派やマスコミ(広告代理店)がここまで国民の命を危険に晒し、 なおPM2.5に対する事実を捏造している以上、反対派に対する ネガティヴ・キャンペーンのために人を雇うくらいのことをしても何ら不思議ではない。 ネットに世論操作業者が存在することを報じたのは他ならぬJ-CAST自身である。 → http://www.j-cast.com/2006/08/10002482.html?p=all ■この問題の意味するところ マスコミが瓦礫処理について、広告代理店経由で政府広報を打ち、数億の金を 受け取っていたことは既に知られている。その上で、実際に瓦礫を燃やし始め、 大量のPM2.5がばら撒かれたら、今度はその責任を認めるどころか 中国に擦り付けて対中強行論を引き起こそうとしている。 その狙いが集団自衛権か改憲議論かは分からない。しかしこの国のマスコミが 「水俣病の原因究明を自ら遅らせてしまっていたことへの反省もなく、 自分達が引き起こすであろう国民の健康被害を他人に責任転嫁している」こと、 → http://www.nimd.go.jp/syakai/webversion/pdfversion/138141_6shou+.pdf さらには「過去の戦争を自分達が引き起こしたことを反省するどころか、 また同じように国民を死の道に引きずり込む愚を犯していること」は間違いない。 → http://www.nhk.or.jp/special/onair/110227.html レーダー騒動を盧溝橋事件に喩えるとすれば、PM2.5報道は現代の柳条湖事件だ。 ※なお、マスコミは九州大学のSPRINTERS予測図を掲載することがあるが、 これや国立環境研究所の環境汚染予測システムはあくまで“予測”であって、 実測を公表しているのはそらまめ君だけである。 ※実際に中国でもそれなりの大気汚染が起きている可能性は、否定しない。 しかし日本海を隔てた大阪で不調を訴える人がいて、それすら中国から来たものとすれば、 中国国内では既にもっと悲惨な状態であることは想像に難くない。 だが毎日新聞掲載の写真では北京で撮影されたとされる男性が1人マスクをしているだけで、 他の通行人はそれすらしていなかった。 ※「そらまめ君」の情報は何故か過去1週間しか遡れない。アクセスし辛くなっているので 数日間隔でチェックされることを提案したい。上記の行政、マスコミ記事も リンク先のログを取っておくことを勧める。 ※PM2.5自体の危険性は、それこそ概ねマスコミの情報通りだろう。 ただし岩手の瓦礫には放射能が含まれている。この点の情報収集と判断は読者に委ねたい。  

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