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橋下市長、“主将自殺で体育科の入試中止を”の短絡・乱暴な論理
2013.01.16 : (まるこ姫の独り言)
大阪市立高校で顧問教師の体罰が問題化しているが、それが即、体育科とスポーツ健康科学科の入試が中止にするべきとの考えになるのか、まったく理解に苦しむ。
>橋下市長、体育科の入試中止を!…桜宮高バスケ部主将自殺
スポーツ報知 1月16日(水)7時4分配信
>橋下徹市長(43)は15日夜、今年の市立桜宮高の体育科とスポーツ健康科学科の入試を中止すべきとの考えを表明した。
大阪市教育委員会は同日、体罰があった同校のバスケット部とバレーボール部の活動を無期限停止することを決定しており
>「勝利至上主義のために、学校全体で今回のような指導が黙認されてきた。このままだと、今までと同じ意識で生徒が桜宮高校に入ってきてしまう」と述べ、一度、体育科の流れを断ち切ることが必要との認識を示した。
悪いのは、指導という名の体罰、暴行を容認、黙認していた学校や教育委員会の古い体質、意識であって、なぜに大人の論理によって、これからの子供が犠牲にならなければいけないのだろう。
今までと同じ意識で入学する生徒が入ってきてしまう恐れがあると橋下氏は言っているが、どこに体罰を喜んで受け入れる生徒が入学すると言うのか。
強い指導を望む生徒はいるかもしれないが、体罰と指導とは違う。
あまりに論理が飛躍しすぎている。
今でこそ、この学校の部活の行きすぎた指導が問題になっているが、部活と、正規の学科とは分けて考えるべきだし、体育科やスポーツ健康科学科に入学希望の生徒は、ただスポーツや、それに付随する学科を素直に受験したいと考え、合格に向けて、準備している。
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それを部活の不祥事で、一つの科まで市長の考えで廃止すると言うのは、あまりに短絡的であり、ある意味連帯責任の様なものだ。
なんで、なんの罪もない受験生にまでしわ寄せがくるのか。
部活の顧問の行き過ぎた指導は、誰が考えても教育的な指導ではないと思うし、学校という狭い世界で抵抗ができない子供に対して、絶対的な力で抑え込む、小さな独裁国家が存在していたというのは、だれもが考える事だが、今回大問題になっているような事は、多かれ少なかれ全国の学校である事で、スポーツ強豪校と言われる学校ほど、その傾向があるのではないか。
特に、公立高校の場合、文武両道と言う事で一躍全国的に有名になればなるほど、それを維持したいがために、行きすぎた指導(体罰)が行われる傾向にあるのではないか。
大阪の高校だけの問題ではない、と私は思う。
未来のある受験生に対して入試の機会を奪う事が、橋下市長にできるのか。
命をなくす事を考えたら普通科に行けと言っているが、橋下氏の前提は、部活、ズポーツ学科の指導=体罰との認識で成り立っているのではないか。
あまりに偏見に満ち満ちている。
行きすぎた指導をする教師もいれば、そうでない教師もいる。
それを全部ひっくるめての、今回の発言はいかがなものか。
学校と校長を含めすべての教師の意識改革、改善をすれば良い話で、今回の部活やスポーツ学科について教育されなければいけないのは生徒の方ではなく、教師の古い価値観、古い指導方法ではないのか。
何でもかんでも、活動無期限停止や入試中止をすればそれで済むと言う話でもない。
元記事リンク:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2013/01/post-5fd7.html
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