こうした理由から、個人課税が基本で、必要な時には控除措置で対応するのが、世界の常識になっている。今回の政府案は、こうした世界の「常識」に全く反している。
もし本当に女性の社会進出を狙うのであれば、政府方針と全く逆に、所得税の基本は中立的である個人課税のまま、配偶者控除を拡充すればいい。配偶者控除の拡充で多少は税収が落ちるが、女性に働いてもらって、その所得に課税して税収を増やすのだ。政府のいう所得税改革の理由も違う。
こうしたことから邪推するに、政府(財務省)の本音は、(2)配偶者控除の廃止による増税だろう。しかし、それでは世間の批判を浴びるので、(1)個人課税から世帯課税への移行で、減税の雰囲気を出しているのだろう。さらにいうと、(1)と(2)を同時に主張した場合、世界の趨勢からいって(1)がおかしいとされ(2)だけが残るという「悪魔のシナリオ」かもしれない。
狡猾な官僚は、安倍晋三政権の周辺が「右寄り」で、個人単位より家族単位の方がいいと信じている人が多いことをうまく利用して、(1)を吹き込んでいるのだろう。
デフレ脱却前の消費税増税でも同じことがいえるが、あまりにひどい「増税志向」が国の方向を誤らせる危うさを感じざるを得ない。
悪魔の財務省が考える次のシナリオ 日本や世界や宇宙の動向
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51921639.html
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http://fujiwaranaoya.main.jp/140319.mp3
藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2014年3月19日 絶体絶命の双子の赤字 藤原直哉のインターネット放送局
http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/ipodcasting/2014/03/201419-1455.html
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- Re: てすと 初心に帰るお天道様に恥じない生き方 2014/3/19 06:23:20
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