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八木啓代のひとりごと
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ええ、12日の小沢氏判決。一部の方々はご存じのように、実はこの日、あたくしは植草一秀氏、孫崎享氏という超濃ゆい人たちとのパネルディスカッションが入っておりました。
で、せっかくのこの日に、まさか、判決に対して何もコメントしないわけにもいきません。ので、なんとか判決要旨を手に入れようと思っておりましたら、夕刻になって、中村てつじ議員のツイートからのリンクで入手。
電車の中で、iPhoneで判決要旨を読みながら、その判決のあまりのぶっ飛びぶりに、あやうく駅を乗り過ごしそうになるという有様でございました。
じつは、一審判決のように、検察のやり方がボコボコに叩かれていることを内心期待していたのですが、もはや一審で「その取調状況について事実に反する内容の捜査報告書を作成した上で、これらを検察審査会に送付するなどということは、あってはならない」「本件においては事実に反する内容の捜査報告書が作成された理由経緯等の詳細や原因の究明等については、検察庁等において、十分調査等の上で対応がなされることが相当であるというべきである。」とまで厳しく批判されていたその検察が、臆面もなく(大坪氏の言葉を借りると「ぬけぬけと」)、ぜーんぶ、この田代報告書の件には、耳をふさいで不起訴にしてしまったわけですから、心遣いを無にされた裁判所としては、もはやなんの遠慮もなく、「じゃあ、言わせてもらいますけど、そもそも、あんたら、最初っから、ぜんぶ間違ってるでしょ」と言わんばかりの判決をなさったわけです。
正確かつ詳細には、すでに郷原信郎弁護士がブログに書かれていますので、そちらをお読みになった方が宜しいかと思いますが、ぶっちゃけ簡単に言ってしまいますと、一審が「多少疑わしいことがないわけではないし、秘書の言うことも全面信用できない」けど「なにも証拠がないから、そんなんで有罪にできません」というのであったとすると、こちらは、「そもそも疑わしいかどうかすら疑問。秘書に犯罪だという自覚がなくって、単に間違えていた可能性が高いものをどういう言うほうが問題」「秘書がそんな状態なんだから、小沢氏がましてや報告を受けて、これを犯罪だと思って共謀してたわけないじゃん」
要するに、秘書も犯意はほとんどなかったんじゃないのかというところにまで踏み込んでいるわけで、超訳しますと、一審が「小沢セーフ、検察アウト、秘書微妙なとこでアウト」という感じだったのが、高裁では「小沢余裕でベースを踏みました。秘書もセーフ。検察と指定弁護士、呆然と佇んでおります」という感じ。
挙げ句に、指定弁護士の方は、記者会見で、「検察の証拠が少なかった」とか負け惜しみをおっしゃったそうで、記者から「だったらなんで控訴したんですか」と、当然の突っ込みを受けたそうです。
と、まあこのへんは、あの郷原弁護士が、昨日の岩上安身氏とのインタビューで、なんといいますか、「さりげなく平静を装っているが、内心、笑いがこみ上げてくるのを隠しきれない」といったドSさ満開で、「弁護士バッジはずしたらいいんじゃないですか」と、淡々とボロクソにおっしゃっていますので、最近、ストレスが溜まり気味の方は、是非、ご覧になって溜飲を下げてください。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/40017
その一方で、例のIPアドレス偽装事件の真犯人が、また、落合弁護士はじめマスコミ各社に写真付きメールを送ってきたそうです。
で、その写真に、神奈川新聞が写っていたことと、画像の位置情報データから、警察は、犯人の所在を横浜市保土ヶ谷区内の団地周辺と特定し、捜査員らが捜索しているそうです。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121114/crm12111412260011-n1.htm
えー、フェイスブックに投稿した彼女の写真のexifデータから、アノニマスのメンバーの1人が割れた間抜けな事件というのは、確かに、かつてありますけど、この犯人て、そもそもIPアドレス偽装の達人でしょ。
その場所が、問題の脅迫のターゲットの小学校の近くだというので、もう、捜査陣が色めき立つ感じが目に浮かぶようなんですが、まさか警察は、IPアドレスと同じように、exifデータも、指紋とかDNAみたいなものだと思ってるんじゃないでしょうか?
まあ、警察・検察の皆様は、また、馬鹿なガサ入れや逮捕で被害者を出してしまう前に、ちょっとこのページでも見て、冷静になられることをおすすめします。
http://www.ryouto.jp/f6exif/
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