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ブログ「逝きし世の面影」より
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/61b1a52b8d1f18b77ec6459b1eee73f2
『国会勤続25年表彰で突如辞任した石原慎太郎』
1995年(平成7年)4月14日石原慎太郎は勤続25年表彰の晴れがましい国会壇上で、何故か『日本の政治は駄目だ。失望した』と突然表明、自ら衆議院議員を辞職している。
地下鉄サリン事件が発生、山梨県上九一色村のオウム真理教サティアンが初めて警察による強制捜査が行われたが、石原慎太郎の辞任はオウムの一連の手入れの真っ最中のことで、9日後の4月23日にはオウムNO2の村井秀夫がオウム真理教東京総本部前で刺殺されている。(覚醒剤密売の口封じか?)
尖閣諸島購入をアメリカの中心のワシントンで華々しく打ち上げてから半年後の今回の都知事辞任騒動とも同じで、地元後援会などの関係者に極秘にした全く唐突な辞任劇だった。
30年近くの議員歴の政治家の辞任理由として『政治に失望した』とは、何とも取って付けた胡散臭い印象である。
都知事選出馬は1999年で、意味不明の突然辞職のほとぼりが冷めた(4年間の浪人生活)後のこと。
1995年は歴史的な大事件が頻発したので、幸か不幸か不思議な原因不明の石原慎太郎辞任劇に人々の注目がまったく集まらなかった。
1月に7000人弱が死亡した未曾有の震度7の阪神淡路大震災が発生しているが、石原慎太郎が議員辞職を表明する直前の3月20日には前代未聞のオウム教団によるテロ事件『地下鉄サリン事件』が起きている。
凶暴な破壊的カルト宗教のオウム真理教と、この右翼のゴロツキ政治家の石原慎太郎の間には、人には言えない親密すぎる意外な関係が存在していた。
同和利権の大将で自民党の大立者、泣く子も黙る実力者中の実力者である野中広務官房長官に、勤続25年表彰の自民党有力議員の石原慎太郎はオウムとの近さを咎められ、無理やり詰め腹を切らされた。
25年表彰の晴れの舞台が一転して、議員引責辞職での浪人ぐらしの屈辱を味わったらしい。
『オウムに利用された、石原慎太郎の危機管理能力』
オウム神仙の会は1984年設立だが当初から数々の深刻な被害を続出していて、東京都から宗教法人の認可が下りなかった、
人気絶頂の美濃部都知事に負けを覚悟して自民党代議士を辞職して挑戦した石原慎太郎は敗れたとはいえ233万票を獲得。翌1977年の衆院選で議員に返り咲き福田赳夫内閣の論功行賞で環境庁長官として初めて大臣に就任する。
ところが生来の無責任でお馬鹿な放言ぐせが治らず1年でお払い箱になっている。
以来不遇をかこっていたが10年ぶりに竹下内閣の運輸大臣(1987年11月6日〜1988年12月27日)になって舞い上がった石原慎太郎は東京都に圧力をかけ、1989年(平成元年)8月にオウム真理教は念願の『宗教法人』の資格を得る。
ところが、直後の11月4日にはオウム真理教の幹部6人が、オウム被害に取り組んでいた坂本堤弁護士の一家3人全員を殺害し死体を遺棄している。
殺害実行犯の一人岡ア一明の通報を受けた神奈川県警は遺体の極秘発掘を行うが、地下鉄サリン事件が起きるまで公にせず何故か全てを封印・隠蔽している。(異様なこの警察の政治判断には政治家の介入が疑われる)
オウムと石原慎太郎の付き合いは、弟裕次郎(1987年病死)の慶應病院の手術執刀医がオウムの林郁夫だったことから両者に関係が出来たらしい。
中沢新一の証言によると、石原の四男の画家、石原延啓はオウム真理教の幹部(官房長官副秘書官)であったとされる。
宗教学者の看板で中沢新一がマスコミで愚かにも破壊的カルトのオウムの宣伝を、恥ずかしげもなく行ったのは、石原慎太郎のインチキブランドに幻惑されたのが原因だったとは情けない。
オウム教団の広報マン役をしていた中沢新一は石原慎太郎が大臣だった1988年当時に、東京大学教授だった右翼の西部邁により助教授に推薦されるも教授会の反対で異例の否決となっている。
ヤクザと自民党国会議員との二足の草鞋を履いていた浜田幸一は自著『ハマコーの非常事態宣言』の中で石原慎太郎が(我が子可愛さの親馬鹿から?)オウム真理教への資金提供を行っていたと名指しで批判しているらしい。
破壊的カルト宗教と右翼ゴロツキ政治家石原慎太郎の面妖な組み合わせだが、オウムの麻原彰晃は、国会議員に秘書を送り込むなど自民党と太いパイプがある霊感商法の統一協会(世界勝共連合)の文鮮明の大成功にあやかるつもりだったのだろう。
『石原都知事の最大の実績の環境対策(ディーゼル車叩き)は世界的愚行』
肉眼でディーゼルの黒煙は見えるがオゾンホールは絶対に見えないが、無知な大衆に宣伝(煽動)する時は、誰にも分かり易い何か象徴的な『見える対象』が必ず必要であると右翼のゴロツキ政治家石原慎太郎は思いつく。
環境先進国の欧州などの外国では、燃焼効率のよいディーゼル車がCO2環境対策として奨励され、新車の乗用車の90%がディーゼル車になっている。
ところが、日本では扇動政治家の『愉快犯』石原慎太郎東京都知事によって、大気汚染をディーゼル車に責任転嫁され、目の敵として徹底的にバッシングされてしまう。
石原慎太郎は都知事一期目に、ディーゼル車を東京から締め出して人気を得て4選を果すが扇動家の面目躍如。
愉快犯の石原慎太郎の都知事就任と胡散臭いディーゼル叩きの大成功は、その後の今に続く日本の『失われた20年』の不幸(長期の停滞と凋落)の始まりだった。
40年程前には売れなかったが日本メーカーではいすゞがフローリアンなどの高性能ディーゼル乗用車を発売していた。
日本で一番ディーゼル技術があったのは三菱自工だったが、政府や東京都のディーゼル規制で大型トラック部門をドイツのダイムラー社に売却してしまう。
ダイムラーはクライスラーも買収したが経営不振からクライスラー株を売却したが三菱ふそうの85%の株は手放さない。
三菱自動車の開発した直噴エンジンは、低濃度の気化ガソリンを燃焼室に直接噴射するというディーゼルエンジン技術をガソリンエンジンに応用した画期的なもの。
8社体制の日本の自動車メーカーを1〜2社程度に再編しようとしていた政府の方針を実行するため三菱自動車はリコール隠しの不始末を突かれ石原慎太郎のディーゼルバッシングと相まって営業不振に陥り大型ディーゼル部門を売却してしまった。
昔は日本のディーゼル技術は世界最高水準だったが、愚かしい石原慎太郎のディーゼル車バッシングにより今では見る影も無い。
『石原慎太郎の妄動で、一番被害が大きい日本の自動車産業』
アメリカのお家芸だったクルマ作りで、米国を追い越して世界一になった日本の足を引っ張り続ける右翼のゴロツキ政治家石原慎太郎。
ディーゼルから事実上撤退した日本の技術陣はその後奮起して世界一のガソリンエンジン車を開発して日本車の世界的名声を確立する。
ところが、またまた石原慎太郎の不思議なバッシング(悪意あるパフォーマンス)は繰り返される。
『政府に吠え面かかしてやる』と始まった愚劣な石原慎太郎の中国バッシングの結果は凄まじい。
喧嘩と結納は倍返しと昔から相場が決まっている。
20年前なら日中には桁違いの経済格差があり、いくら腹が立っても中国側には対応手段が何も無かった。
ところが今ではGDP値では日中は逆転しているのです。日本側の露骨な挑発に対する中国の反発は凄まじい。
尖閣諸島をめぐる中国の反日運動が日本の自動車大手に打撃を与え、リーマンショック後の世界的不況や歴史的超円高との相乗効果で自動車業界は壊滅的な被害を受けている。
自動車業界トップのトヨタは中国での販売台数が44%減となり今後の生産計画にも影響している。
ホンダは10月29日売上高が9.8兆円、営業利益は5200億円になると発表したが、従来の想定から売上高は5000億円、営業利益は1000億円引き下げている。
異変の主因が、9月半ば以降に鮮明化した、尖閣問題をきっかけとする中国での四輪車販売の急ブレーキ。岩村哲夫副社長は『日本車ニーズはあるが、周囲の目を気にして買いづらい雰囲気がある』と語っている。
今後自動車だけに留まらず販売不振から他の産業も致命的なシンタロウ不況に突入する可能性が高いが、日本の国策を誤まらせた石原慎太郎は万死に値する。
『石原都知事の最大の失敗、新銀行東京』
原発技術者で経営コンサルタントの大前研一によると新銀行東京は『最初のビジネスモデル自体が失敗。そんなこと3歳児でもわかる』、『責任は石原にある』
『強調しておくが、経営陣がおかしなことをやったためにこの銀行が傾いたのではない。ネギをしょったカモにした石原都知事に問題があったのだ。』『このままではいくら追加出資しても血の海から抜け出すことはできない』。
新銀行とカジノ構想は石原慎太郎の長年の夢だったが、新銀行とは名ばかりで、実態は公が作ったサラ金(高利貸し)だった。
国民金融公庫の金利は2%台後半で他の金融機関でも3%程度で済むのに、貸出金利が12%最大14%とは暴利であり、真面目に営業している普通の企業に返せる金利ではない。
設立時に石原知事は『一千億円の出資がやがては数兆の値になる』と大言壮語していたが、普通の素人が高利貸しに手を出して、無事には済まない。
遅かれ早かれ借りた方は必ず破産する。
カジノでもいえるが、高利貸しは貸す方も素人では駄目で当然玄人筋(ヤクザ)の技術面でのバックアップが必要である。
中小企業支援は、基本的に地味な仕事で支援するなら自治体の融資制度や信用金庫の融資を保証する方法も有った。
真面目な中小企業支援では『一千億が数兆円』に絶対ならない。
目玉を売れ、腎臓を売れといって問題になった商工ローン(闇金並みのサラ金)の石原慎太郎バージョンでも考えていたのか。
『銀行』と『カジノ』と言えば、ボードゲームには欠かせない要素だが、実現不能の東京オリンピック構想なども含めて、石原慎太郎にとっては東京都政は『自分が楽しむボードゲーム』(タカラの人生ゲーム)程度だったのである。
『石原新銀行と住吉会のフロント企業』
大前研一が指摘したように、新東京銀行から暴力団の『舎弟企業』へ膨大な資金が流れた模様で、石原都知事の肝いりでできた新銀行東京は最初から『みかじめ銀行』と影でいわれていた。
2008年時点で融資破綻先2300社。最初の1000億円二続き東京都に400億円の出資を新たに要請した新銀行東京の累積赤字が1016億円に達する全損状態。
オウム幹部だった石原4男の絵を都に買わせたなどは些細な話で、稲川会幹部からの情報によると、新東京銀行の消えたお金の多くは住吉会系のフロント企業に流れていた。
日本のマスコミは洪水のような拉致事件報道を行っていたが『救う会』の中枢に暴力団『住吉会』が入り込んでいる事実はタブーとして一切触れていない。
『住吉会』は組織暴力団の中でも著しく悪質で、北朝鮮と武器や麻薬の取引を行っているが、岸信介の時代から安倍晋三や中川秀直など多くの自民党議員が、『住吉会』と緊密 な関係にあるので『日本のタブー』としてメディアが隠蔽し続ける。
オウム教団がサティアンで覚せい剤を大量に密造していて信者の神秘体験の道具として多用していただけではない。覚醒剤市場がオウムからの流入で大暴落している。
オウムが製造した覚醒剤を販売していたのが住吉会。いくらオウムでも麻薬や覚醒剤の販売は無理だったので玄人の暴力団が取り扱っていた。
ところが、オウム裁判では検察は突然訴因を取り下げて仕舞い、覚せい剤のかの字も出てこない。
最も危険な組織暴力団住吉連合は、長いあいだ政府自民党と密接な関係があるので日本国のタブーとしてマスコミも手が出せない。検察もやはり手が出せなかったのである。
石原慎太郎東京都知事が暴力団『住吉会』の代弁者で、2003年(平成15年02月03日)産経新聞に暴力団『住吉会』系の右翼団体『日本青年社』(尖閣諸島に不法上陸してヤギを放った)を賞賛する手記を寄稿している。
本人も都知事選出馬前の1997年に住吉会系日本青年社や後に弁護士法違反で逮捕される西村眞悟や銃刀法違反で逮捕されるヤマトの映画プロディーサーと組んで尖閣不法上陸を企てているが直前になって怖気付いたのか石原一人だけは断念している。
『与党議員の票の買収資金だった新銀行東京の貸付業務』
まともな法治国家なら例えあからさまに投票依頼をしていなくても議員から有権者への金品の贈与は買収行為として厳重に取り締まられている。
この抜け道が、石原慎太郎の新銀行東京の存在だった。
東京都と新銀行東京との打ち合わせ会議(2005年1月20日)の録音CDには『自民や公明の先生が新銀行にお願いすれば、みんな貸してくれるんだと言いまくっているんです』との生々しいやり取りが記録されている。
新銀行東京が行き詰った原因の一つが倒産企業にも貸し付ける審査制度の甘さで、自民党や公明党の都議会与党議員が、自分の後援会の支持者に融資の口利きをして集票していた疑惑がある。
選挙の『票』の非合法の買収資金が議員本人ではなくて、合法的に新銀行東京を通じで出されていたのですから、これは摩訶不思議な錬金術そのものである。
しかも自分の懐が少しも痛まない。
与党議員にとっては新銀行東京の存在は、笑いが止まらない美味しい話であるが、これでは融資した金が返還されず丸ごと焦げ付くのは当然だったのである。
『ゆすりたかりは東京の文化なのか』
銀行と名前は付いているが、その実態は東京都(公)の造った、法定限度ギリギリの14%の暴利をむさぼる高利貸し(サラ金)だったのか。
其れとも1000万の都民を観客とした、石原慎太郎が1400億円の公金を注ぎ込んで楽しんだボードゲーム『銀行ごっこ』だったのか。
其れとも、政治家が支持者や取り巻きに対して実施した税金(公金)のばら撒きによる選挙対策だったのか。
六ヶ月間倒産しなければ責任はない、なんてのは『融資』ではなく単なる無差別な『ばら撒き』で、暴力団の悪徳フロント企業にとっては新銀行東京は『カモがネギをしょっている』ように見えただろう。
しかも、その融資という名のばら撒き対象者の選定に議員の口利きがあったなら、此れはもう、融資ではなく集票資金(買収資金)である。
政治家が自腹を切ったら買収になる。
しかし見かけ上は『銀行の貸付』だから買収にはならず、捕まる心配がない。
アメリカ国務省ケビン・メア日本部長ではないが、石原慎太郎を筆頭に自民党公明党の全員が東京都の公金に群がった『ゆすりたかり』そのものである。
大金を投じて赤字道路を造り続ける国交省の高級官僚ならずとも『他人が、他人の金を、他人の為に使う時』に適当でいい加減に成るのは誰しも同じで人の常。
反対に、『自分で、自分の金を、自分の為に使う時』には必然的に『真面目』に真剣になる。
破綻確実の新銀行を無理やりごり押しした石原慎太郎都知事や支持した都民が、本当に『成功する』と思っているなら都の予算(公金)ではなく新銀行東京債を創設して自分の金を注ぎ込むべきである。
『隗より始めよ』で先ず石原慎太郎都知事は私財を全て処分して新銀行東京債購入にあてる。
口利き疑惑の自民党公明党議員も当然銀行債を購入する。
勿論新銀行東京の幹部職員達も、積極的に私財で新銀行債を購入する。
これで全員の目の色が変わること請合いで、自分の全財産がかかっているだけに関係者全員がマジに成り、新銀行東京の成功は間違いなし。
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