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今期・臨時国会最大の課題は“人権委員会設置法案”。絶対に成立させてはならない!!
2012年10月29日 (月) :(神州の泉)
今日29日、第181回臨時国会が召集された。今日から11月30日まで33日間の会期がある。野田佳彦首相は、表の懸案として、赤字国債発行に必要な特例公債法案の成立と、最高裁が違憲状態とした衆院小選挙区の「1票の格差」是正を含む選挙制度改革に最優先で取り組む方針をぶち上げている。自民党、公明党は首相が「近いうち」とした衆院解散時期の明示を要求している。神州の泉は臨時国会が29日に開かれて、この日に例の法案が決められてしまうのかと、恥ずかしい勘違いをしたが、会期が33日間あっても、言いたい危険はまったく変わらない。
一般のニュースは、重要法案と解散をめぐって与野党の攻防戦が激しくなるなどと言っているが、表としては特例公債法案や選挙制度改革に焦点が当てられている。だが、これまで神州の泉が何度も警告している、裏の“人権委員会設置法案”についての言及は見当たらない。だからこそ裏なのだが。
野田佳彦政権は、表と裏の政策課題を同時並行的に推し進めている。神州の泉は“裏”に注視し、警戒せよと何度も言っている。今日から33日間の会期中に、表の政策課題が特例公債法案と衆院小選挙区の制度改革に集中するようだが、今期臨時国会で、野田政権が最大の政策課題(ポリティカル・アジェンダ)としているものは、間違いなく【人権委員会設置法案】なのだ。
今日は午後1時に天皇陛下をお迎えして開会式を開催し、午後2時からの衆院本会議では野田首相の所信表明演説が行われる。野田佳彦氏は参院で問責決議中だから、参院は所信聴取の本会議を開かないそうだ。今日から行われる臨時国会の最大の目的は、「人権委員会設置法案」という、国民や報道関係者に取って極めて危険な法案の議決を狙っていることにある。
野田首相や玄葉光一郎外務大臣は、ACTAや違法ダウンロード刑罰化法案の事例でも分かるように、裏に言論弾圧の意図を持つ危険な法案に対しては、可能な限り、国民や政治家連中を目くらましして、審議をいい加減にごまかしながら、他の法案などとセットにしたりして、どさくさに紛れながら目立たないように採択させている。これまでの経過を見て言うが、野田政権は、この類の言論弾圧法案に対して、実に卑怯で陰険なやり方を踏襲している事実があり、これはけっして見逃せないことだ。
前回エントリーでも言ったが、石原慎太郎氏の新党結成宣言は、この臨時国会の真のアジェンダが“人権委員会設置法案”であることに人々が気付くことがないように、どの党に政治のベクトルが向かうのかという方向に意識を逸らすためである。
さて、今期臨時国会で提出される「人権委員会設置法案」も、これまでの卑怯なやり方を踏襲し、人々が気付かないうちにこっそりと可決させる魂胆である。
何度も言うが、臨時国会開催の最大の目的は“人権委員会設置法案”を成立させることにある。それが野田政権が米国に託された最大の政策課題である。絶対に成立させてはならない。33日間の会期があるが、明日にもこれがこっそりと決められるかもしれないのだ。警戒レベルが今日からレッド・ゾーンに入ったと見なすべきである。
元記事リンク:http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/
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