http://www.asyura2.com/12/test26/msg/751.html
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主として東京の汚染状況を5月より少しずつ調査してきた。主な目的は、実際の汚染状況をベクレル数で測定することであったが、同時に対象物のスペクトル検出も部分的に行った。
検出したデータは、以下のリンク先に情報提供し「spviewer 放射線スペクトル表示ツール」で扱えるようにしていただいている。
http://blade1024.web.fc2.com/minamisouma/spviewer/spviewer.html
註:グラフの見方
縦軸=CPS(一秒あたりのカウント数)
横軸=eV(電子ボルト 検出したガンマ線のエネルギー値 =ほぼ「放射性核種の種類」の意味)
ある程度データがまとまってきたところで、ある方から以下のような教示を受けた。
@今回、集積しつつある、柏・松戸・葛飾・江戸川・東村山などのスペクトル波形には共通点がある。
A共通点とは、セシウム134、137のピークと比較して、相対的に、低エネルギー領域(グラフの横軸の原点側)に高いピークが見られることである。
以下に、今回検出した各地の汚染物質のスペクトルを表示する。
柏市
http://blade1024.web.fc2.com/minamisouma/spviewer/spviewer.html#__20120811-3.spe//0
松戸市
http://blade1024.web.fc2.com/minamisouma/spviewer/spviewer.html#__20120811-7.spe//0
葛飾区
http://blade1024.web.fc2.com/minamisouma/spviewer/spviewer.html#__20120520-2.spe//0
江戸川区
http://blade1024.web.fc2.com/minamisouma/spviewer/spviewer.html#__20120623-1.spe//0
東村山市
http://blade1024.web.fc2.com/minamisouma/spviewer/spviewer.html#__20120601-2.spe//0
これらのスペクトルを同時に比較表示したものが、冒頭の画像である。(リンク先は以下参照)
http://blade1024.web.fc2.com/minamisouma/spviewer/spviewer.html#3__20120520-2.spe/20120601-2.spe/20120623-1.spe/20120811-3.spe/20120811-8.spe//0/0/0/0/0
スペクトル間に相似関係が認められるように思われる。
(私には、この相似する波形のスペクトルが、何かが「ライジング=起き上がる」ようなイメージに見える)
また、以下に、以前検出した福島県南相馬市における黒い物質のスペクトルを表示する。
南相馬市内
http://blade1024.web.fc2.com/minamisouma/spviewer/spviewer.html#__20120310-3.spe//0
つまり、地域(福島原発の北方と南方)によって「スペクトル波形」には明らかな相違・特徴があることがわかる。
以前投稿した以下のスレッドにおいて、南相馬のスペクトルにおける低エネルギー領域の成分は、ほとんどがセシウム134・137による後方散乱※であるという説明を受けた。(以下スレッドのコメント128,131,200参照)
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/703.html
※後方散乱資料(p.5〜参照)
http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/~okamura/saitama-u/work/gamma.pdf
今回の調査によって検出したスペクトルのうち、松戸市(松戸市常盤平西窪町6丁目 アパート前 路上)について南相馬の黒い物質と比較表示したものが以下である。
http://blade1024.web.fc2.com/minamisouma/spviewer/spviewer.html#3__20120310-3.spe/20120811-7.spe//0/0
セシウムのピークはほとんど同じであるが、「低エネルギー領域」におけるピークの差が明瞭に現れている。
なお、本測定器(ポリマスター PM1703MO−1A)には核種判定機能がある。核種判定結果については以下のとおりである。
http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/10297.jpg
低エネルギー域の核種は一体何であろうか? 本測定器によればウランといった核種判定結果が出ているが、その他にも特定不明な核種が潜在しているように思われる。当然、簡易測定器の検出した結果であるため確実ではない。しかし、この地域における「わが国の」専門機関による核種判定の測定データ(単離を行うような高度な分析)が存在しないように思われるのであえて掲載する。
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