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”使用済み核燃料の直接処分研究費、初めて要求へ"国策のツケ
2012.08.14 :(まるこ姫の独り言)
本当にいい加減と言うか、行き当たりばったりと言うか。。。
こんな大事な問題を今頃研究するって、どういう事なのか。
>使用済み核燃料の直接処分研究費、初めて要求へ
読売新聞 8月14日(火)12時57分配信
>経済産業省は、原子力発電所の使用済み核燃料を再利用せずに地下深く埋設する「直接処分」の研究費を、来年度予算に初めて要求する方向で検討に入った。
>政府は従来、使用済み核燃料をすべて再処理して使う政策を掲げ、直接処分の技術開発は行っていなかった。
本来なら、原子力と言う人類に制御できるかどうかわからない代物を動かす場合、最後の詰めまでしっかり行ってから国策としてGOサインを出すのかどうか、決定する筈だと思っていたが。
現実は、原子力は安心安全と国や電力会社の宣伝に乗せられて知らないうちに、全国で54基もの原発が稼働していた。
福島原発事故が起きるまでは。。。。
使用した燃料棒の再処理工場が青森県の六ケ所村にあり、1993年から、“試運転を行っている。試運転の終了は当初2009年2月を予定していた。しかし、相次ぐトラブルのため終了は2010年10月まで延期されることが発表されていたが、2010年9月になってから、さらに完成まで2年延期されることが発表された。完成までの延期はこれまでに18回にも及ぶ。これら延期のため、当初発表されていた建設費用は7600億円だったものが、2011年2月現在で2兆1930億円と約2.8倍以上にも膨らんでいる”。。
ウィキペディア。。。
これを見てもわかるように、ほとんど延期による延期でまともに動いてはいないし、トラブル続きで、当初予定されていた建設費が現在まで2兆円以上にも膨らんでいると言われている。
所詮、再処理など無理だと言うのが分るが、国策として再処理を選択した為に、直接処分の研究がなされていない。
御用学者が使用済み燃料棒の再処理と言うこの路線を決めたのだろうが、事故が起きてようやく直接処理も視野に入ってきた。
遅すぎると言うものだ。
使用済み燃料棒は、たまる一方で今でもすでに満杯状態にある。
この先、この問題をどうするのか待ったなしだと思うが、今頃どうたら、こうたら。。。。
あまりに原発に対して無防備だし、無責任だし遅すぎる。
先日テレ朝で、フィンランドの実態をレポートした映像を見たが、日本と違ってフィンランドは実にしっかりした対策を取っていた。使用済み燃料棒は強固とした岩盤の何キロ下にを何万年も保管する対策を取っていたが、事故が起きてから今頃、右往左往する日本国とは大違いだ。
使用済み燃料棒の始末をおざなりにして来て、再処理を念頭に置いた政策一辺倒だったのは、今まで、国策として原発を推進してきた自民党にも大いに責任があり、また安全基準もいい加減なまま再稼働して、これからも経済界の都合の良い政策を取り続けようとしている民主党の責任も実に大きい。
それにしても、今頃、小手先の研究だなんてどんな国なんだ?
原発を建設する前に完結していなくてはいけなかった問題を、事故が起きてから、ようやく重い腰を上げただなんて。。。。
それも、すぐに利権の巣窟になるだろうことは予想できる。
どの原発も建設、再稼働の前に、一番大事な問題を徹底的に論じるべきだろうに。
元記事リンク:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2012/08/post-9a1b.html
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