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原発SLAPPあびた記者 励ます会で意気軒昂
2012年8月8日 :(田中龍作ジャーナル)
田中稔氏。右は『国境なき記者団』東京特派員の瀬川牧子氏。
=7日夜、東京・阿佐ヶ谷。写真:田中龍作氏 撮影=
原発の利権構図を暴き黒幕から6,700万円の損害賠償を請求されたジャーナリストの田中稔さんを励ます会が7日夜、都内で開かれた。
原告の黒幕は田中氏の記事を掲載した『週刊金曜日』は相手取らず、田中氏だけを告訴した。明かなSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation=恫喝訴訟)である。
励ます会にはフリージャーナリストの三宅勝久氏、林克明氏らが出席、田中龍作は末席を汚した。フリージャーナリストにとってSLAPPは「明日はわが身」だ。マスコミが叩けない巨大権力の暗部を白日の下にさらせば、社会の評価を得、それに見合う報酬を手にすることができる。
だが訴えられれば一人で多額の裁判費用を負担し、途方もない労力を裁判に割かれる。商売あがったり。死活に関わることとなる。
資金力豊かな巨悪は、そこを狙ってくる。今回仕掛けてきたのは「原発フィクサー」だ。核と原発は世界のタブーである。『国境なき記者団』は事態をプレスリリースで紹介した。
励ます会が佳境に入る頃には、『国境なき記者団』東京特派員の瀬川牧子さんも駆けつけた。ジャーナリスト、政治家秘書、市民ら30人の声援を得て、田中稔氏はSLAPPも吹き飛ばすほど意気軒昂だった。
元記事リンク:http://tanakaryusaku.jp/2012/08/0004847
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