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原発意見聴取会終了で見えた原発0が7割を占める現実
2012.08.05 :(まるこ姫の独り言)
この国の将来の原発比率をどうするのか、政府が国民から意見を幅広く聞くと言う趣旨の、意見聴取会が短い期間で終了したが全国11カ所会場で参加者が付きつけたのは、70パーセント近くが原発0だった。
この聴取会については、運営を巡ってもおかしなことだらけだったし、そもそも比率の選択肢がたったの3案と言う事を見ても、落とし所は真ん中の15パーセントを取る意図が見え隠れしていた。
しかし、3月から実施されている毎週金曜日の、原発再稼働に反対するデモと被るように、原発0を選択した人の割合は、67・9%にも達する。
反発反対デモに対して非常に懐疑的な意見もあるが、反原発デモも民意なら、原発0が7割も民意だ。
2030年までに、この国の原発比率をどうするのかと問われて、推進派の人達の意見は、“当面は代替エネルギーの確保が難しいから原発は必要”だと言うが、福島の悲惨の事故を見たら本腰を入れてエネルギーのあり方を考えるつもりなら、あと18年もあれば必死で総力を挙げ代替エネルギーを考えたり、確立をしたりできるのではないか。
なせば成る、なさねばいつまで経っても成らない。
今までだって外圧で日本が窮地に立たされたことは数限りなくあったのだし、ましてや日本初の大事故で発想の転換を余儀なくされて、最後はこの窮地をなんとかして乗り切る覚悟があるかどうかだ。
民主党政権は、覚悟など何一つ持ち合わせていないのだろうが。
あれだけの大事故が起きて、使用済み燃料棒の保管場所もままならない現実を考えれば、世論が脱原発依存に傾くのはどうしようもない。
本来なら、日本国に取って今が大チャンスなのだ。
これをなし崩し的に原発依存の流れで行けば未来永劫この国は変わらないだろうし、変えられない。
すべての電力を原発が支えているのならとても代替エネルギーで賄うなど出来っこないが、総電力量の原発に占める割合は30パーセント前後で、それを“代替エネルギーの確保が難しい”と言うのは、既得権益者たちの考えを代弁しているようでもあるし、初めから変える気が無いとも考えられる。
現にこれだけ猛暑で毎日フル稼働の電力だと思うが、、原発が止まっている中電管内でも、まだ十分電力の余力がある。
この意見聴取会では、、原発0以外の人も、会場での原発0の人の意見を聞くと考えを変える人も多かったと言う。
どうも政府は、3択で原発15-パーセントの落とし所にしたかったようだがふたを開けてみると国民の声は想像以上に厳しかった。
原発0の声が70パーセントもあるが、本当にエネルギー政策に反映されるのか。
どこの会場でも、ただのアリバイ作りに利用されるのではないかとの懸念を持っている人が多くいたそうだが、私もそう思う。
“国民的議論は行ったが諸般の事情を踏まえて原発0には出来ない”との結論に達するのだろう。。。。
民主党政権は綺麗事は言うが、国民の声など聞く耳持たない。
今までだって、これからもこの国の既得権益者の思い通りの国じゃないか。
元記事リンク:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2012/08/post-c438.html
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