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関電、大飯原発に続き次なる再稼働は高浜3、4号機
2012.07.26 :(まるこ姫の独り言)
この国のエネルギー政策は、原発依存に舵を切ったようだ。
福島原発事故ですべての原発が停止した。
それは良いが、国民がどれだけ、大地震・大津波に備えた新安全基準に沿った原発再稼働を希望しても、政府は事故が起きる前の基準をたったの数日で手直しして再稼働を強行した。
国民の財産や安心安全など、経済界の意向には逆らえないと言う所だろうか。
福島原発の後、東電は置いておくとしても、去年は西日本のすべての原発が停止しても、計画転電の話も無かったし、節電すれば電力が足りていた。
これってすごく変ではないか。
所が、今年になり大飯原発の再稼働に向けて、間際になってから、急に電力が足りないとの話になり、計画停電もあり得ると言うような恫喝まがいの話になってきた。
普通考えて、計画停電云々を言う前に、本当に電力が足りないと言う事なら、去年の原発停止の時に、顧客に迷惑のかからないように来夏へ向けて色んな手立てを講じていた筈だと思うが。
それが、何の手だてもせず、再稼働なくては電力が足りないと言い出した電力会社。
総電力に占める、原発の割合はそんなに高くないと思うが、大飯原発再稼働後、節電の話がトーンダウンした。
もう、節電はしなくても良いような話にまでなっている。
昨日も、関西圏で節電をしている会社の特集をやっていたが、無理やり節電ではなく、会社の中で社員全体で知恵を絞り、例えば昼休みはエアコンを切ったり、弱にしたり、こうこうと輝いていた室内の電球を半分カットしたりなどして節電した結果、社員も慣れたら何も不自由がないと言っていたが、節電率が30パーセントや40パーセントにまでなっていた。
日本中の企業で、相当節電意識は高まっている。
せっかくの節電意識が、原発再稼働によって飛んでしまうのが、ものすごくもったいない。
今までの、電力はどれだけでも享受できる時代から、原発事故によって人々の意識が無駄な電力を抑える時代になることは、とても良いことなのに。。。。
結局、原発依存から抜けきれないのだ。
福島事故が起きて既得権益者たちは原発に関して嘘で塗り固めていたことがはっきりした。
だとしたら、原発事故を良いきっかけ、教訓にして、脱原発に舵を切れば良かったのに、のど元過ぎれば熱さ忘れるの例え通り
福島事故はなかった事にしようととさえしている。
関電は、大飯原発に続き、今度は高浜原発3、4号機を動かす腹積もりで政府に働きかけている。
枝野経産相は、不快感を示しているそうだがはっきり言って茶番だ。
この議員は、いつも初めは反対、抵抗の意を示すが、どんどんトーンダウンをする。
前原や、他の民主党議員に共通する姿勢だが、そんなポーズは要らない。
民主党政権は、初め、中間とどんなに美辞麗句を述べようと、最後は既得権益者の方に立つ。
見えすぎるほど、透けて見える。
今日のワイドスクランブル、北陸電力の幹部が出ていて、活断層の上に立つ原発の危険性について指摘し、再稼働は見直すべきではないかと言われたら、“この国では、声の大きな物に流される傾向にある”、と調査を拒否するような発言をしていたが、声の大きな電力会社、経済界、政府が原発再稼働を無理やり実施したことは、頭にはまるでないらしい。
声の大きいのは、一体どちらの方かと言いたい。
国民はどれだけ声を大きくしても、常にそれより大きな既得権益者たちの声ばかりが反映されるこの国の政治。
あれだけ悲惨な福島原発事故も、脱原発どころか、原発依存体質は何も変わっていなかった。
元記事リンク:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2012/07/34-f30c.html
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