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鈴木克昌衆議院議員の『離党届提出にあたって』「国民の皆様の声を無視し、全く違う方向へと進もうとしている政党に対し、私はその片棒を担ぐことは出来ない」
2012年07月06日 :(「日本人」の研究!)
小沢さんに付き添って、離党し新党を立ち上げよとしてくださっている50名近い国家議員の方々。
本当に、国民の一人として深く感謝いたします。
それが、どれだけイバラの道であるか、そのイバラの道を選んでまで、国民のために誠意を見せてくださる。
一人ひとり、ホームページをのぞいてみると、先生方の信念が、十分うかがえる。
この鈴木克昌衆議院議員も、大変な勇気である。
労働組合の力が強い、愛知県選出である鈴木議員。
こないだテレビを見ていて、鈴木氏講演会の幹部が
「せっかくの与党なのに、離党するなんて本末転倒だ」
と語っていた。
また、東海地方の労組の総会に出席しなかった、鈴木議員ら離党組み4人の国会議員に対して、
労組幹部は
「別にこなくていいですよ〜、選挙のときに応援しないだけですから」
と、冷たく言い切る。
同じく離党し、新党にも参加する中村哲治議員の地元の事務所には、
「もう、応援しないから、ポスターはがしてくれ」
というような電話が殺到する。
加藤学議員によると、マスコミに追い掛け回され、取材されたことを、勝手に編集され
「小沢教信者のように、扱われる」とのこと。
また、同じ愛知県出身で、非常に男気の牧義夫議員のホームページをのぞいてみると、なんと、こんなことがのっていた。
これがその記事であるが
http://makiyoshio.jp/opinion/article/post_412/
6月29日に牧議員の事務所や、他の小沢派議員の事務所にも、「世田谷区の小沢和子」と名乗る人物より、こんな手紙がとどいたらしい。
小沢グループといわれる皆様方!
(山岡賢次、山田正彦、東祥三、牧義夫、黄川田徹、樋高剛、小宮山泰子、鈴木克昌、太田和美、青木愛、岡島一正、黒田雄、三宅雪子、京野公子、岡本英子の各位様)
悪いことは申しません、もう小沢一郎の如き最低の政治家についていくのはおやめなさい!彼はもう終わりです。もうお金も都合つきませんので、皆さまをおたすけすることも出来ず何の役にも立ちません。あのブッチョウズラはもう世間様から嫌われる一方です。秘書ともども実質有罪なのですから。
彼にどこまでもついて離党までするとはまさに自殺行為です。増税反対?原発反対?世間は皆、そうですがそう単純でもないことは貴方達自身ご存じのはず。ふざけるのもいいかげんにしなさい!別の党?オザワ党といわれる絶対に人気は出ません。鳩山さんはさすがにずる賢い。多分、党内に残る手を考えています。岩手県の田舎者とはちょっと違う。オキイシ君?彼はもうお年でどうでもよいのでしょう。
まあ、皆様は将来もある身、慎重にお考えになって行動しなさい!勿論、小沢と心中するのもまた良いのかも。
小沢和子
たしかに、デタラメの手紙であろう。
しかし、こんな手紙がもし届いたとしたら、不気味に思うのではなかろうか。
どんな、悪巧みがあるのか、どんな、攻撃にさらされるのか、政治生命を絶たれるのではなかろうか、そう考えるのが、普通であろう。
小沢さんと共に、離党し、新党を立ち上げようとしている議員の方々は、このようなことを乗り越えてまでも、行動を興そうとしている。
今まで応援してくれた人には、「裏切り者〜」と罵倒され、組織も資金も剥ぎ取られる。
これが、49人の志士たちの現実である。
もう70歳に手が届きそうな鈴木克昌議員。
小沢さんもそうだが、普通この年になれば、安泰を望むものだ。
平穏な日々を過ごし、孫の相手をしながら過ごしたいものである。
それなのに、あえてイバラの道を選ぼうとなさる。
それほど、日本が危機的な状況なのである。
前置きが長くなったが、どうかこの鈴木克昌議員の離党表明を隅々まで、お読み下さい。
離党届提出にあたって
民主党は2009年に国民の皆様の絶大なるご期待の中で政権交代を果たした理念を失ってしまったと云えるのではないでしょうか。
消費税の増税はその最たるものであり、政治家としてご期待いただいた国民の皆様に対し背信行為となる『賛成』はどうしても出来ませんでした。
もはや、野田総理の下での民主党は、政権交代を成し遂げた民主党ではありません。このまま民主、自民、公明という三大政党が官僚主導の消費税増税の先行を三党合意で押し通すことは、国民からの政策を選ぶ権利を奪うことです。三党合意とは政策の違いを国民に示し国民に政党を選んでもらうという二大政党政治、いわんや我々が目指してきた民主主義を根底から否定するものです。
出来ることなら、本来の民主党で残りの約1年の任期を国民の皆様とのお約束を守ることに全力で邁進して参りたいとの思いは、私のみならず行動を共にした全ての仲間達が共有しています。また、離党となれば、少数野党として国民の皆様とのお約束を守ることは困難になるかもしれません。更には次の選挙では、資金を絶たれ・支援組織を剥がされ場合によっては、政治家として生命を絶たれる可能性も非常に高いかもしれません。
また、民主党に本来の姿に戻ってほしいとの思いから、強い覚悟を持って『反対』票を投じさせていただきました。
しかしながら、
当然のことながら、時間をかけて皆様のご意見を伺ったうえで決断をさせていただくのが本意でありますが、党からの処分が下りる前にけじめをつけさせていただく事が政治家の矜持だと考えさせていただきました。
私たちはここに至って、国民の生活が第一の政策を国民に示し、国民が政治を選択する権利を構築、確保することこそ、混迷にあるこの国を救い東日本大震災で被災された方々をはじめ国民を守る政治家としての使命であるとの決意を新たにしました。私たちは今後、新党の立ち上げも視野に入れて、政権交代の原点に立ち返り、国民が選択できる政治を構築するために、本日、民主党を離党するものです。
“志を立てた以上、志を貫く覚悟を持って進むのが真(まこと)の政治家である”と亡き父より教わりました。
この先は、いばらの道になるかも知れませんが、国家・国民のため、ふるさと14区のためにブレることなく、『一貫是々非々』の精神で、信ずる道を邁進して参る所存でございます。
皆様におかれましては今後とも変わらぬご指導・ご支援をお願い申し上げ、現下のご報告とさせていただきます。
口先の言葉だけではなく、行動する事が大事で、政治家は何をなそうかではなく、何を成したかが問われるのです。
平成24年7月2日
衆議院議員 鈴木克昌
元記事リンク:http://cpt-hide-cook.seesaa.net/article/279315643.html
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