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福島原発事故は人災、国会事故調が真相を語る
2012.07.05 :(まるこ姫の独り言)
1年以上もかけて国会事故調が報告書を出してきた。
福島原発事故は、人災で、ほとんどの当時者の責任だと。
>福島原発事故は「人災」=官邸介入で被害拡大―国会事故調が報告書
時事通信 7月5日(木)14時23分配信
>「事故の根源的要因は『人災』で、政府、規制当局、東京電力は人々の命と社会を守るという責任感が欠如していた」とする報告書を公表した。
>事故直後の対応について、経済産業省原子力安全・保安院の機能不全や東電本社の情報不足に不信を募らせた首相官邸が、現場に過剰に介入したと指摘。「重要な時間を無駄にしただけでなく、指揮命令系統の混乱を拡大した」と批判し、「事故の進展を止められず、被害を最小化できなかった最大の要因」と述べた。
福島原発事故は、不幸な事故の上にありとあらゆる不幸が積み重なった結果のようだ。
まず、大震災が起きて、原発に関して東電側が二重三重、あらゆる安全策を講じていたら、ここまで事故は大きくならなかった。
未曾有の大地震も、大津波も来ないことを想定にしての安全対策で、何重ものチェックが欠けていた。
国民にも、原発は安心安全と積極的に洗脳してきたが、テレビに映地獄絵を見て私達は、ようやく既得権益者に踊らされてきたのだと気付いた。
気付いたからこそ、大飯原発再稼働はあり得ないと思ったのだ。
今の安全対策も大きな地震や津波に対応できない。
そんな原発を国民生活を守るために再稼働すると宣言する野田首相の神経が信じられないし菅前総理とまた同じ轍を踏むのか。
既得権益者たちは、事故が起きたら“想定外”と言って責任を逃れようとした、初めから逃げの姿勢だった。
東電も、いまだに自分たちが事故を起こした張本人だとの意識も低いし、これからも傲慢に、厚顔に突き進むのだろう。
東電を速やかに破綻させていたら、東電も今より少しは殊勝な態度だっただろうに。。。
政権交代時に期待した、決断力も、気概も、覚悟も、努力も何も持ち合わせていなかったのだと、今になって思い当たるが、菅前総理以下、頭でっかちで行動力皆無の7奉行では、初めから期待しても無駄だったのだ。
民主党政権の無能や統治能力のなさが、国民生活をより悪くしているとしか思えない。
経済産業省原子力安全・保安院も、情報を小出しにして国民を恣意的に誘導、危険にさらした責任は大だ。
菅前首相も、出しゃばって俺が俺がと現場に介入した結果、より悪い方向へ行ったのは、ほとんどの人が感じていると思う。
結局、すべての当事者が未曾有の大事故に対応できなかったという結果が、被害を拡大させたのだろう。
悪い時に悪いことが複合的に重なってしまった。。。。。
この負の連鎖が、原発事故を未だに収束させない原因か。。。。
私達は、安心安全と言われてきた原発に対して、高い高い代償を支払った。取り返しのつかない代償だった。
この国では、権力者はだれも責任を取らない。
野田首相が、“自分の責任において大飯原発を再稼働する”と言ったが、これだけの大被害を見たら一首相が責任を取れる程度の生易しいものではない。
しかも、福島事故で誰一人責任を取ったようには見えないが。
元記事リンク:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2012/07/post-3621.html
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