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ロシア艦隊:対空・対艦ミサイルをシリアに供給
2012/06/18 (Mon) :(ROCKWAY EXPRESS)
ロシアのBSF大型上陸用艦艇
◆6月18日
G20の会合でプーチンとオバマ両大統領がシリア・イラン問題を話し合う予定である。その結果次第で、シリアの問題が激化するか沈静化するか、が決まるようだ、とイスラエルの軍事情報機関関連サイトのデブカファイルが伝えている。
合意失敗の際のシリアの防衛力強化の必要性からか、ロシアは黒海艦隊を使って最新防衛兵器をシリアに供給しているようだ。またその兵器の操作の為の要員もシリアに送っている、という。
このように、イスラエルの情報関連筋では、シリアの問題を、欧米・湾岸アラブ諸国のシリアに対する軍事介入問題として既に扱っている事を見ても、彼らの狙いが、シリア内でのゲリラ的テロ行為の増大から内戦状態に持って行き、「人道的観点」からと称する欧米・湾岸アラブ諸国によるシリアに対する軍事介入、アサド政権の転覆、親欧米政権の樹立、という筋書きを持っている事が分かる。
ここで断固プーチンが譲らねば、オバマの方が譲歩するだろう。そしてプーチンが譲る事は考えられないので、結局シリア問題は、オバマの譲歩を契機として、収束に向かうものと期待したい。そうなった場合、事態は逆に反転した方向に向かうかもしれない。つまり、湾岸アラブ諸国内での「アラブの春」の再燃である。天に唾したものが、その結果を身に受けるようになる、ということだ。
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●ロシア艦隊:対空・対艦ミサイルをシリアに供給
【6月17日 DEBKAfile】
ロシアはG20でオバマ大統領とプーチン大統領が会談に入る前に、シリアに飛行禁止空域が設定されぬよう、あるいは地中海沿岸にあるタルトス港に他国の軍艦が入らぬよう、シリアに最新式兵器を送ろうとしている。
アメリカ国防総省筋は15日、ロシアの小艦隊がタルトス港に向かっている事を明かしたが、デブカファイルの軍事・情報筋は、タルトス港に向かっているのは、ロシアの海兵隊を運ぶ上陸用舟艇艦隊であることを発見した。一隻の上陸用舟艇は250名の海兵隊員と500トンの装甲車を運べる。
またシリアの空港にはロシアの貨物機がシリア軍用の最新鋭の兵器を運んでいる。パンツィールS1対空ミサイル:高度1万2000メートルを飛行する戦闘爆撃機や巡航ミサイルを撃つことができる:バクM2−自己推進中距離対空ミサイル(NATOコードネームはSA-11);高度1万4000メートルを飛行する航空機を撃つ事ができる:沿岸設置型の対艦ミサイルシステム;300km沖合いの艦船を撃つ事ができる。
ロシアは欧米とアラブ諸国がシリアに飛行禁止空域を設定しようとする事を阻止し、地中海からの海上攻撃を撃退する為に必要な武器を、アサドと彼の政権、軍に与えている。
シリアの部隊はこれらの最新兵器の取り扱いの訓練は受けてきていない為、これらの兵器にはロシア人の技術チームが操作のために一緒にやってきているだろう。もっとも彼らは「教官」とされるであろうが。
ロシアはアサド政権の支援のための軍事介入を隠そうとはしていない。
ロソボロネクスポート(ロシア兵器輸出局)局長のアナトリ・P・イサイキンは16日、「これらの兵器は防衛兵器としては本当に優秀なもので、空海からの攻撃に対し信頼に値する防衛力を発揮する。これは脅しではないが、攻撃を考えている者はよく考えるべきである」と語った。
17日、ロシア参謀本部内の情報筋はイタール・タス通信に対し、「海兵隊を乗せた大型上陸用艦艇を含むロシアの黒海艦隊のいくつかの艦船は、この艦隊の受け持つ範囲にあるロシアの兵站基地であるシリアのタルトス港の防衛が必要になる場合に備えて、いつでも出航できる態勢にある」と語った。
ワシントンの情報筋は、ロシアと湾岸諸国は、G20の会合で欧米とアラブの同盟国家がシリアに対する軍事介入をするかどうかで、米ロ両大統領がうまく解決してくれる事を期待している。
シリアとイランの問題で両大統領の間に合意ができれば、この軍事介入の計画は頓挫するし、合意に失敗すれば軍事介入へのペースは速まるだろう、と言う。
元記事リンク:http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/751/
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