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小川元法相の「指揮権発動」暴露発言で、法務・検察にはさぞ激震が走っただろう!
June 05 ,2012 :(日々坦々)
小川元法相の「指揮権発動」発言には、さすがに多くの国民は驚いた。
法務・検察に関しては、まさかあの場で発言するとは予想だにしなかったことだろう。
いつもの「楽天ソーシャルニュース」に次のようにコメントした。
≪今までタブー視されていた「指揮権発動」を現役法務大臣が決意して総理に相談したこと。またそれを退任会見でオープンにしたことは、非常にショッキングでもあり、強烈なインパクトがあった。
今回の退任がただの競馬サイトを見ていたくらいのものではなかったことが、この発言で国民周知になったこと。
そして、野田内閣はあくまでも官僚に牛耳られていることがよくわかった。≫
NHKの7時のニュースはスルーして放送しなかった。
小川元法相の発言は次のようなものだ。
「検察が検察内部のことについて消極的である場合に、それを積極的にならしめることは、国民から選ばれた法務大臣の本来の姿ではないかと思う。そういう意味で今回は非常にふさわしいケースだった」
「検察が身内に甘く、適当な形で幕引きとなれば、国民の信頼回復は得られないと心配した。そうした中で指揮権発動を決意したが、総理の了承を得られなかった。大変残念です」
田代検事について不起訴の方針を固めているとされることについては、「捜査報告書の中身と(石川議員の隠し録音の)録音内容を詳細に見れば、『記憶違いではない』という風に誰しもが思う」
参照映像:
首相に相談した時期を「5月下旬」だという。
先日の森ゆう子議員の「司法改革を実現する国民会議 ストップ!検察の暴走!!」の発会式が議員会館であったのが5月29日で、法務省へ行き大臣秘書官に「緊急アピール」を「要請文」として直接渡し、そのまま検事総長にも渡してくれと刑事課の検事に直接渡してきた。
その「要請」の一番目が大臣による指揮権発動要請だった。
1. 検察庁を含む法務省のトップであり、検察庁法第14条において検察に対する指揮権を与えられている法務大臣として、検察の組織内で一部検察官らが不起訴処分の決定を覆そうと試みて、そのためにまったく事実と異なる報告書を捏造してまで検察審査会を誘導しようとした、という前代未聞の不祥事に関して、適切な指揮監督を行うべきである。
このような検察の不祥事の究明を当事者の検察のみに任せておくことが妥当であるわけはなく、すでに、検察の在り方検討会議元委員や有識者から法務大臣宛に要請書まで出されているが、改めてこの国民会議でも、法務大臣はこの問題に対してどう具体的に対処するのか文書で回答して頂きたい旨の申し入れを行う。
(検察庁法第十四条 法務大臣は、第四条及び第六条に規定する検察官の事務に関し、検察官を一般に指揮監督することができる。但し、個々の事件の取調又は処分については、検事総長のみを指揮することができる)
■関連エントリー
・法務・検察漬けの一日・・・東京高検→『司法改革を実現する国民会議』発会式→法務省→検察庁
■報道スクラップ(資料ブログ)
・6/4「小川法相、指揮権発動を首相に相談」 報道スクラップ
・6/4 「小川前法相:指揮権発言」A 報道スクラップ 疑問や批判の声
≪唐突な発言に法務・検察幹部や識者らからは戸惑いや疑問視する声が相次いだ。≫というが、動揺したということだろう。(笑)
「指揮権発動」自体が、今までに昭和29年の造船疑獄だけだというのも異常なことであり、それだけ検察に対する唯一の指揮監督システムが機能していない、また封じ込められているということだ。
いつものように、この件について議員や弁護士、ジャーナリストはどう見ているのか、そのツイートを貼ってみた。
■森ゆうこ議員 @moriyukogiin
https://twitter.com/#!/moriyukogiin
森ゆうこ@moriyukogiin
指揮権発動を決意するも、野田総理に相談して断られた小川敏夫前法務大臣。そのせいで更迭された(?)小川前大臣の勇気ある辞任会見を無駄にはしない!
2012 6・
森ゆうこ@moriyukogiin
ねつ造捜査報告書について指揮権発動を決意:小川前大臣「きちんとした形で対応しなければ、国民の信頼は回復できない。いいかげんな形で幕引きすることがある、そのように国民から受け止められれば、国民からの信頼回復は遠のいてしまう。検察の信頼回復を何としてでも実現したいという思いだった。」
2012 6・
森ゆうこ@moriyukogiin
不起訴という報道について 小川前大臣:「客観的資料を見れば分かることだが、捜査報告書の中身、捜査状況の録音を詳細に見てみれば、記憶違いではないと誰しもが思うんじゃないかと思う。逆に、捜査報告書と録音をインターネットで流出しているようだから、それを見れば判断できると思う。」
2012 6・
森ゆうこ@moriyukogiin
小川敏夫前法相が、ねつ造捜査報告書問題についてきちんと対応しない検察当局に対して「指揮権発動」するという英断を決意したのは、国民の皆さんが「検察官が犯罪を犯したのに、何もなかったかのようにしようとしているのはおかしい!」という声をあげ、行動したからだと思う。
2012 6・
森ゆうこ@moriyukogiin
繰り返すが、小川前大臣の勇気ある辞任会見を決して無駄にはしない。 捜査報告書をねつ造するという検察の大犯罪をこのまま見過ごせば、国民の誰もが、いつでも犯罪者にしたて上げられる。 法治国家、民主主義の危機である。 皆さん声をあげて行動しましょう、
2012 6・
森ゆうこ@moriyukogiin
検察の信頼を取り戻すために「指揮権発動」という重大な決意をし、それを小川前法務大臣は野田総理に相談した。 だが、野田総理はそれを承認せず、小川前大臣を更迭した。 野田総理がもはや国民の側に立っていないことは明らかである。
2012 6・
森ゆうこ@moriyukogiin
小川敏夫前法相の指揮権発動決意について、news23は短く報じたが、野田総理に拒否されたことには触れなかった。 知り合いの記者から連絡あり。本気で指揮権の発動が「政治の捜査機関への不当介入」と信じている記者たちが多いことに驚いたと。 検察、法務官僚の教育が行き届いているらしい。
2012 6・
森ゆうこ@moriyukogiin
指揮権発動は法務大臣の専権事項。小川前法相は野田総理に相談せず発動すればよかったのだ。
2012 6・
■郷原信郎弁護士
郷原信郎@nobuogohara
小川前法相:指揮権発動を首相に相談 「虚偽」捜査報告で− 毎日jpbit.ly/L6FrrY ⇒法相として「当然の対応」を制止したのは野田首相だった。しかし、マスコミそろってが報じる不起訴の見通しに対して法相指揮権発動の動きが現実化したことの意味は大きい。(続く
郷原信郎@nobuogohara
続き)こうなると注目されるのは、新たに法相に就任した滝実氏の対応。小川前大臣も動いたのに何もしないわけにはいかないだろう、もし、検察が、世間に説明できない不起訴処分を強行し、それに対して法相指揮権発動となれば検察の打撃は計り知れない。「検察の独立」を守るためには自ら動くしかない。
2012 6・
郷原信郎@nobuogohara
滝実氏は、小沢事件での一回目の検審起訴相当議決を受けた「司法のあり方を検証・提言する議員連盟」の座長だった人。しかも、今期限りで引退予定。法務大臣の歴史に汚名を残したくはないはず。RT @yamachan1938 小川と同じことはしませんと約束して大臣になれたのでは?
2012 6・
■山下幸夫弁護士 @crusing21
Yamashita_y@crusing21
小川前法務大臣の「指揮権発動」相談問題。官房長官は完全に否定に走ってなかったことにしようとしている。しかし、これが小川法務大臣の交代理由であることは明らかだろう。−−小川前法相「指揮権」発言:官房長官「承知していない」
(毎日jp)bit.ly/L1Tf8X
■市川寛弁護士
Hiroshi Ichikawa@TriggerJones42
特捜の報告書虚偽記載、首相が指揮権発動認めず
yomiuri.co.jp/politics/news/… さすがに相談はしてたんだ。しかし「『司法に対する政治的介入につながりかねない』との懸念がある」って、検察が先に不当・違法に政治的介入したのが陸山会事件の本質ぢゃないのかね。遠慮はいらん。
Hiroshi Ichikawa@TriggerJones42
指揮権発動はタブー視されているが、制度としてある以上は必要な場合は使われて当然。今回は、例えば検察庁が現与党である民主党代議士に対する捜査中にそれを制止するものではなく、ほぼ明らかに犯罪を犯した検事に対する捜査に偏りがあるケースであって、政治の司法に対する介入ではない。
2012 6・
Hiroshi Ichikawa@TriggerJones42
そもそも、陸山会事件捜査は、自民党政権下において、与野党逆転が見込まれる状況で野党党首を狙い撃ちした捜査。さらには自民党にもおそらく同じようなことをやってた代議士がいたのに、野党だけ狙い撃ち。これを検察による政治介入と言わずして何と言うのか。
2012 6・
Hiroshi Ichikawa@TriggerJones42
もっと簡単に言えば、今回の指揮権発動は、検察庁が露骨に「おそらく犯罪を犯した検事に対する捜査」を怠けていることに対し、検察庁の大ボスである法相が「手を抜かずにちゃんとやれ!」と叱責するものであり、むしろ指揮権発動の見本のようなものだろう。
2012 6・
■奥秋昌夫氏(ジャーナリスト)@tuigeki
おくあき まさお@tuigeki
この記事は指揮権発動に否定的だが、喜ぶはずがない法務・検察幹部の声を元にしている。記事の最後では小川氏を奇人扱い。誰もが嫌がる死刑執行に小川氏が署名したことには触れていない。法務省寄りの記事だ⇒小川前法相:指揮権発言に疑問や批判 mainichi.jp/select/news/20…
おくあき まさお@tuigeki
指揮権発動は重大なことだが、小沢を罪に陥れるために虚偽捜査報告書をつくり出す検察のやったことを思えば致し方なし。それぐらいやらなければ検察は反省しないのでは?⇒小川前法相「指揮権」発言:官房長官「承知していない」 mainichi.jp/select/news/20…
2012 6・
おくあき まさお@tuigeki
検討していたと明かしただけで検察へのいい警鐘となる。それを、検察の独自性を犯すからよくない─といった批判があるが、一政治家を狙い撃ちにした虚偽捜査報告書をつくり出す検察のどこに独自性があるのか?⇒指揮権発動を一時検討―小川前法相on.wsj.com/M4rn5J
2012 6・
■河上満栄元衆院議員 @kawakamimitsue
河上満栄@kawakamimitsue
小川さん、問責されてた訳でもなく、突然の解任に納得できず腹イセに暴露したんでしょうが。。消費増税阻む小沢排除の為、陸山会裁判での検察の不正を総理権限で意図的に揉消してきた構図が明らかに。首相問責に値する一大事。名付けて民主主義破壊自爆内閣 headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120604-…
この輿石ボットツイートは過去の発言をランダムにツイートしているので、いつのものかが不明な時が多いが、5月29日の午前8:07にツイートされている。意味深だ。
輿石 @Koshiishi_bot
Koshiishi_bot@Koshiishi_bot
「指揮権発動だ!」
市川氏
Hiroshi Ichikawa@TriggerJones42
(元)東京地検次席検事ともあろうお方が逃げ回ってると。・・・ぢゃ逮捕しかねぇぢゃんか。市民ならとっくに捕まってるぞ。
2012 6・
Hiroshi Ichikawa@TriggerJones42
大阪特捜部事件の捜査では、中尾元大阪高検検事長は最高検の事情聴取に応じたはず。最高検は元東京地検次席検事には睨みが効かないのか。何から何まで不公平だ。
2012 6・
参照書籍:
指揮権発動―造船疑獄と戦後検察の確立
渡辺 文幸 (著)
ちなみに郷原氏が本ブログを紹介してくださったツイート
郷原信郎@nobuogohara
サンデー毎日& AERAの記事の要点が要領良くまとめられています。⇒ etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-154…
2012 6・
最後に、6月3日に行われた共同通信による「小沢元代表単独インタビュー」の映像の一部を貼り付けておく。
元記事リンク:http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1542.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- Re: 小川元法相の「指揮権発動」暴露発言で、法務・検察にはさぞ激震が走っただろう! (日々坦々) メジナ 2012/6/05 11:53:08
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