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大手マスコミより自由なジャーナリズム精神を持つ、日刊ゲンダイ紙が日本をリードすべき。
作成日時 : 2012/05/17 23:37 :(かっちの言い分)
日刊ゲンダイ紙に以下のタイトルで、鳩山元首相「再評価」の声があることが書かれていた。
沖縄県民 鳩山元首相「再評価」の声沖縄県民 鳩山元首相「再評価」の声
これを読んで、このように書く記者がいて、それを掲載するマスコミがあることに妙に感激した。大手マスコミから見れば、小さいメディアであるが、このようなメディアが日本をリードすれば、日本も救いがある。妙に感激したというか、心にわだかまっていたものが少し除かれた思いである。この記事によって、やはりこういう思いのメディア人もいるのだと知ったからである。
民主党が政権を取って鳩山氏が首相になり、各大臣も希望に燃え、それぞれ政治家としての理想を声高に述べた。鳩山氏は沖縄基地を国外に、最低でも県外にと述べた。小沢氏は生活第一で霞が関を改革しなければならいと述べ、原口大臣はマスコミのクロスオーナーシップ改革を唱えた。当時、このどれ一つを取っても、既存勢力から見れば、自分たちが守ってきた禁断の園に土足で入り込むような言い草であった。これで、米国、霞が関、マスコミらが、それぞれ立場が違っていたのだが、意識、無意識に関わらず連携して、民主党の鳩山執行部を潰しにかかった。また小沢氏を検察が強制起訴まで持ち込んだ。
鳩山氏に至っては、米国の軍・政府、米国のマスコミ、日本マスコミ、外務省、防衛省などから、一斉に反旗を翻された。あたかも沖縄の人たちまでが、基地移転に反対しているように、連日、連日、日本のマスコミは鳩山氏を応援するどころか、これでもかとばかりに米国の肩を持ち、鳩山政権の攻撃に回った。これで日本のマスコミにはジャーナリズムのカケラもないことがわかった。これは自分の中でも異常に映り、このままでは日本は変になると思ってブログの世界で声を上げるきっかけとなった。
鳩山氏、小沢氏が政権から降りて、菅、岡田体制になってから、物の怪がばっさりと落ちたように、沖縄の基地について、米国の軍、政府、米国のマスコミ、日本のマスコミも全く取り上げなくなった。ここで、スケープゴートとなったのが鳩山氏であった。出来もしない、見込みもないことに鳩山が火を付けたと。
鳩山元首相が打ち出した、基地を国外、県外へということが、如何にタブーであったかということである。昨日の朝、ラジオで森本毅郎キャスターが、鳩山元首相が沖縄をまた性懲りなく訪問し、また基地について話していると批判し、KYの極みで、鳩山氏が述べた責任はどう取るのかと得意げに述べていた。
個人的には、鳩山元首相が述べたことは正論であると思っている。日本のマスコミはむしろ、鳩山氏を擁護すべきと思っている。政治家が敵対するものを恐れて自説を曲げる、長いものには巻かれるということは、最も軽蔑に値することだ。鳩山氏も、自説はいいとして、処理の期限を切らなければ良かったと思っている。県民の願いを政治家が実現すると言わずに誰が言うのか?それを、夢想家でKYなどと批判するのは当たらないと考えている。
記事には以下のことが書かれている。これが本当の心情ではないかと思う。大手マスコミから見れば小さな日刊ゲンダイ紙ではあるが、このようなマスコミが日本に増えないと日本はどこに行くかわからない。
「鳩山さんが『県外移設』と言ってくれたことで、沖縄の基地問題が初めて日本全体の課題になった。諦めていた県民に希望が生まれたのです。そこは評価に値する。しかも、後任の菅さん、野田さんは沖縄のために全く動いてくれなかった。それどころか、露骨な対米従属に舵を切り、普天間問題は膠着(こうちやく)状態です。増税しか頭にない野田さんは、一度でも本気で沖縄に向き合ってくれたことがありますか?」
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沖縄県民 鳩山元首相「再評価」の声
2012年5月16日 掲載
{ 茶 }返還40周年式典出席でも意外な人気
本土復帰から40周年の15日、沖縄県宜野湾市で記念式典が開かれた。この場に普天間問題の迷走で猛バッシングを浴びた鳩山元首相が出席。自民党は「ちゃんちゃらおかしい」「沖縄県民の神経を逆なでする」などと難癖をつけたが、意外や意外、現地では鳩山への好意的な声が少なくないという。
民主党の沖縄県連関係者がこう言う。
「鳩山さんが『県外移設』と言ってくれたことで、沖縄の基地問題が初めて日本全体の課題になった。諦めていた県民に希望が生まれたのです。そこは評価に値する。しかも、後任の菅さん、野田さんは沖縄のために全く動いてくれなかった。それどころか、露骨な対米従属に舵を切り、普天間問題は膠着(こうちやく)状態です。増税しか頭にない野田さんは、一度でも本気で沖縄に向き合ってくれたことがありますか?」
今回の訪沖で講演した鳩山は、「(気持ちは)今でも皆さんと同じ。最低でも県外(移設)という気持ちを果たさなければ、皆さん方の気持ちを十分に理解したとはいえない」と言い、県外移設を実現できなかったことを率直に詫びた。力量不足ではあったが、今も理念は持ち続けている。だから、沖縄県民に石を投げられたりはしない。
<自民や現閣僚の非難こそ「ちゃんちゃらおかしい」>
それに引き換え、野田政権の閣僚の態度ときたら、まるで他人事だ。
式典に出席した野田首相は「普天間飛行場の固定化は絶対あってはいけない」とか言っていたが、固定化回避に向けて何をしたのか。基地問題は米国と霞が関に丸投げ。本音は県内移設で決着させるつもりだろうが、県民の理解を得ようと動く気配すらない。
もっとヒドイのが岡田副総理だ。15日の会見で「『県外』と鳩山(元)首相が明言したことで、もともと難しい問題をさらに難しくした」とシタリ顔で論評したが、当時の外相は岡田である。当事者のクセにドロをかぶるのを嫌がり、最後まで知らん顔だった人物に普天間問題をアレコレ言う資格はない。
自民党もそうだが、鳩山を基地問題の“A級戦犯”に仕立て上げ、批判の矛先を集中させて、責任逃れをできると思ったら大間違いだ。
元記事リンク:http://31634308.at.webry.info/201205/article_17.html
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