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(回答先: Re: test 投稿者 さそり座 日時 2012 年 4 月 27 日 21:36:10)
小沢裁判が 無罪判決となって テレビでは コメンテーターが 何やかやと論じている。 テレビ局の配慮 (?) だろうが、 無罪支持派と 有罪支持派が半々程度ではないだろうか。
有罪を推定しているコメンテーターの中に 「検察が、いらぬことを書き足すから、無罪になってしまったのであり、あれがなければ、ほとんど有罪と言ってよい事件だ。」などと述べるものがいたが、これを聞いて、『やっぱり』 と思う国民も多かったに違いない。
しかし、政治家や、テレビで意見を述べるコメンテーターと 一般国民では 『この事件』 に対する認識が全く違うと言ってよい。国民は この事件をどのように見ているのか …… それは、マスコミの影響が大きいと思うが、 多額の裏金を受け取った 正に 『贈収賄事件』 そのもの 『小沢疑獄』 だと見ているはずである。
金銭授受の証言を再現映像を流しながら一日中流した
何か分からぬ 帳簿のつけ間違い の話ではない。あの件は どうしたのだ …… という国民の思いは強いに違いない。強烈な印象を残した西松建設や、水谷建設はどこへ行ったのか、紙袋で一千万の束 5個を渡したのは どうなったのか。もし、あれを誤報と言うなら、 社長以下、報道局長やディレクターを含めて、引責辞職するべきである。少なくとも、頭を丸めて、謝罪会見を開くべきだろう。
水谷の社長が 1億円渡したのは、どうなったのか。政界を揺るがすほどの 贈収賄事件ではないのか。 あれほど、家宅捜索をして、その後どうなったのか。 何か、狐につままれたような話ではないのか。自民党の小泉進次郎氏が、無罪判決でも 「今から国会で追及」 と発言していたが (コメンテーターの中にも、一歩踏み込んだ発言 と 好意的なものもいた)、 この言葉が 意外と国民の本音を表していると思う。
以前 オウム真理教のとき、サリンの加害者として 「全く無関係」 のものが犯人扱いされたことがあった。大変悔しい思いをされたと思うし、報道機関も反省もした。 一個人では、全マスコミを相手に 戦いを挑むことは無理としても、小沢氏ほどの 政治家なら出来るはずである。誹謗中傷した マスコミを 名誉毀損で訴えるべきだ。
また、マスコミは 自社の報道が正しいのなら、それを正面から受け止めるべきだ。姑息な 『帳簿の記載ミス』 で逃げるべきではない。しっかり、贈収賄事件としての証拠を集め、報道すべきだ。
特に、小沢氏と小沢氏を支援する人々が考えている以上に、国民に疑惑が生じている。今回の判決を高く評価することは良いにしても、 無実だとは 考えていない人々がたくさんいることは承知しておかねばならない。ご自身が 最後のご奉公 と言っても、国民がついてこないのである。 辛坊治郎氏が フラッシュに 次のような意見を載せているが、 こう言われると、これを信じる国民が半分はいると思わねばならない。
辛坊治郎 「小沢秘書有罪は当然」 (FLASH 2011年10月11日2時55分)
先日、小沢一郎民主党元代表の元秘書3人に、執行猶予付きの禁錮刑が言い渡されましたが、その直前に、結構有名な評論家がこんなことを書いていたんです。
「少しでも法律を知っている者なら、この3人に有罪が言い渡される可能性がほとんどゼロであることはわかるはずだ」。
あのね、「少しくらい法律を知っている者」として言わしてもらいますがね、この3人が有罪である確率は100パーセントです。少なくとも直接、政治資金の収支報告書の作成に関わっていた石川知裕被告と池田光智被告が無罪になることは絶対なかったと言えます。
だって、問われているのは、政治資金収支報告書にウソを書いた罪なんですから。この罪は、実際に提出された報告書が間違っていて、「どう考えても過失でこんな間違いはしないだろう」と思われる状況さえあれば、それだけで自動的に成立する犯罪なんです。
何せ、今回罪に問われた収支報告書の間違いは、1円2円の話じゃありません。総額で、この種の事件としては最高の約21億7千万円の「ウソ記載」なんです。常識で、これだけデカい金額を間違って報告書に書くと思いますか?
そのうえ、事件の発端となった小沢元代表からの4億円の借り入れに関して、被告らは受け取った日を「間違って」記載しただけでなく、わざわざ12回に分けて、それも5つの銀行の6つの支店に分散して入金してるんです。
また不動産を買うに際して、お金があるにもかかわらず高い金利を払って銀行から4億円を借りて支払いをし、さらにそのお金の流れについて、報告書に記載していないんです。また、なぜそのようなややこしいお金の動かし方をしたのか、裁判ではいっさい合理的な説明がなされていません。
以上の事実だけで、虚偽記載罪が成立するには十分すぎるくらい十分です。
判決では、小沢事務所が この3人の元秘書が事務所入りする前から、ゼネコンとズブズブの関係で、裏金を貰って談合を仕切っていたとか、今回の虚偽記載が、水谷建設からの裏金を隠蔽するためだったとかが認定されました が、それらは犯罪成立のためにはオマケみたいな話で、政治資金の報告に際して嘘をついたら、それだけで犯罪になるっていう、実にシンプルな話なんです。
それなのに、この元秘書3人の無罪を言い立てる人がいるなんて信じられません。その人たちは、政治資金の報告書なんて、嘘まみれで当然だとでも言うんでしょうか。 (引用終り)
辛坊氏が言っているように、 オマケみたいな話 なのであって、本筋ではないのである。ズブズブの関係であり、裏金隠蔽のために 記載をわざと間違えた、そのことを立証しなくてはならない。 マスコミの言うように、小沢氏が悪人なのか、 ご本人が言うように 全くの無実なのか、 正直 分からない。
言うだけ野暮 さんが、朝ズバ を書き起こしているので引用してみよう。
次は、東京地検特捜部が裏付けを進めている小沢幹事長側への裏献金疑惑です。小沢幹事長側は全面的に否定をしていますが、JNNは金銭の受け渡し場所に居合わせた人物の貴重な証言を得ました。カメラの前での核心証言です。
「袋は1個?」 「1個」
「袋の中には5000万円?」 「5000万円」
こう証言するのは水谷建設に近い関係者です。水谷建設側から小沢幹事長側へ裏献金が手渡されるその瞬間を目撃したと言います。
その現場とは…… 「いっぱい人がいたから。ざわざわしていたから」
まず水谷建設側の5人が先に喫茶店につきました。3人は離れて座り、水谷建設の当時の社長と専務のふたりが先方の到着を待つ形になりました。しばらくするとスーツを着たひとりの長身の男が現れました。
「大久保秘書が来るはずだったが来れなくなって石川容疑者が来た」
「石川容疑者が貧乏くじを引いてやってきた」
「石川容疑者の印象は?」
「坊や、まだ学校出たばかりの坊主」
「水谷建設側はどっち側に座った?」
「こっちとこっち」
「こっちから石川容疑者が来て座った」
「紙袋はどこに置いてあった?」
「机の上だと思った」
テーブルの上に無造作に置かれた紙袋。
「紙袋の中は現金だけ? おまんじゅうなんかも入っていた?」
「上に新聞紙があった」
「お金を渡して石川容疑者が帰るまで何分ぐらい?」
「10分もなかった」
「もらい慣れている。5000万円なんてあそこからしてみれば大金じゃない」
石川容疑者は紙袋ごと現金5000万円を受け取り、短く会話をかわすと会釈して席を立ったといいます。
「まさかこんなところでそんな大金が動いているとは思わない…」
「もらい慣れている。5000万円なんてあそこからしてみれば大金じゃない」
---- 中略 ----
そして小沢幹事長は、
「不正な金は水谷建設はもちろんですけど、他の会社からも受け取っていないっ。」 ---- 中略 ----
裏献金の受け渡しがされたという10月、同じ月、小沢幹事長の地元岩手の胆沢ダム本体工事についての契約が行われ、水谷建設が下請けに入りました。
「正しい金だとは思わない。それをしなかったら誰も仕事を取れなかったのでは。その時期は。」
「小沢さんの力を期待していたということ?」 ---- 中略 ----
「まあ私どもの関心は、小沢さんがね、公共事業を請け負うという建築会社から裏金としてね、献金を受けていて、そのお金がどこに流れたのか。 それをキチーとわかるようにしてもらわないとね。 だってもらってないと言うんでしょ。 さっきのニュースだとホテルの喫茶店で渡したとか…うーん、何が本当なのかわかんない」 (引用終り)
この裁判を傍聴し続けている方なら、この件はどうなった、あの件はどうなったとお分かりかもしれないが、一般国民は詳しくは知らない。 その国民が 投票 していくのである。延々と 実況生中継のような番組を作っておいて、 最後に …うーん、何が本当なのかわかんない」 と言ったから許されるわけではない。
仮にも、代表戦に出て、次の総理になろうかと 考えるのであれば、 私財をなげうってでも、 全マスコミを相手に 名誉毀損の裁判を決行すべきだろう。 (そこで得た賠償金は、東北復興に使えばよい。) そこまでやるのなら、白かも知れぬ、と国民は思うのではないか。
マスコミの訂正報道のない限り、ただ単に 『逃げ切った』 といつまでも報道されるであろうし、国民の中にも そう思うものが少なからずいるだろう。
今回の 虚偽記載罪 については、 秘書が3人 有罪で、 控訴中であるが、彼らは 裁判で争えば それでいいと思っているのだろうか。 彼らも同様に、 事実と違うのならば、 名誉毀損で訴えるべきだろう。
評論家や 専門家の方々も、 政治資金報告書の虚偽記載と 検察調書の虚偽記載のバランスについても、発言すべきだ。 検察調書の虚偽記載についても、 再現映像を是非流してもらいたいものだ。
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