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2012年4月18日 (水)
検察巨大犯罪もみ消しと小沢裁判司法取引浮上か
検察が田代政弘検事の虚偽記載問題を不起訴にするとの報道が相次いでいる。
田代政弘検事は、石川知裕衆議院議員などによる「虚偽記載」疑惑についての小沢一郎衆議院議員の共謀共同正犯疑惑について、東京第五検察審査会が小沢一郎氏に対して起訴相当の議決を示した際に、石川氏に事情聴取をして、捜査報告書を作成した。
この捜査報告書は検察審査会に提出され、検察審会が二度目の起訴相当議決を行った際に、最重要の資料になったと見られている。
田代政弘検事は捜査報告書に以下の記載を行った。
「石川知裕氏が、「私が『小沢先生は一切関係ありません』と言い張ったら、検事から、『あなたは11万人以上の選挙民に指示されて国会議員になったんでしょ。小沢一郎の秘書という理由ではなく、石川知裕に期待して国政に送り出したはずです。それなのに、ヤクザの手下が親分を守るためにウソをつくのと同じようなことをしたら、選挙民を裏切ることになりますよ。』と言われたんですよね。これは結構効いたんですよ。堪えきれなくなって、小沢先生に報告し、了承も得ましたって話したんですよね。」と供述した」
小沢氏の共謀共同正犯の罪を問うことができるのかどうかは、石川氏が小沢氏に報告し了承を得たのかどうかがひとつの鍵を握る。
上記の田代政弘氏の記載は、石川氏による「小沢氏に報告し了承を得た」と記述のある供述調書の任意性(本人の意思に基づいて記載されたものであること)を強く補強するものであり、この供述調書の任意性が肯定されれば、小沢氏の共謀共同正犯の罪を問うことが可能になる。
実際、東京第五検察審査会は田代政弘氏作成の捜査報告書をもとに、二度目の起訴相当議決を行い、小沢氏は強制起訴されることになった。
ところが、これらの経過のなかに、驚くべき事実が存在することが明らかになったのだ。
驚愕の事実を白日の下に晒す原動力を果たしたのが、石川氏による秘密録音データだった。作家の佐藤優氏の助言により、石川氏は検察の事情聴取の際に、その模様を秘密録音した。
この秘密録音のなかに、田代検事が捜査報告書に記載した事実が一切存在しなかったのである。
検察は、小沢氏に対する強制起訴を誘導するために、虚偽の記載をしたのだと考えられる。
ところが、検察が、この重大な虚偽記載を行った田代政弘検事を不起訴処分にするとの報道が相次いでいる。
東京新聞は次のように報じている。
「関係者によると、田代検事は告発を受理した東京地検の任意聴取に「石川議員が勾留中に話した内容と記憶が混同した」などと話しているといい、検察当局は、故意に虚偽記載したと立証して刑事責任を問うのは困難とみているもようだ。」
「当時の上司は検審への説明で、小沢元代表の不起訴処分は妥当だと意見を述べており、検察当局は、田代検事らが検審を起訴議決に誘導する意図はなかったとみている。」
検察の巨大犯罪をもみ消す工作活動であると思われる。
フロッピーディスクの情報を改竄したとして、大阪地検の前田恒彦検事は実刑判決を受け、上司の大坪弘道元特捜部長と佐賀元明元副部長は有罪判決を受けた。
田代政弘検事および東京地検特捜部の責任は大阪地検の比ではない。
史上最大の検察の巨大犯罪と言って過言ではないと思われる。
これを検察がもみ消そうとしている。
もちろん、検察審査会に審査が申し立てられることになるだろう。
しかし、最高裁事務総局が審査委員の人選を人為的に操作し、恣意を介在させて審査補助員弁護士を選任し、完全なブラックボックス=密室のなかで検察審査会を開催する限り、二度の起訴相当議決を阻止することは容易であるだろう。
これと関連するのが4月26日の小沢一郎氏の裁判判決である。
小沢氏の裁判は公訴棄却とされるか、無罪とされるかのいずれかしかない。
万が一、東京地裁が有罪判決を示すなら、私たち主権者市民は、裁判所の不正を弾劾する実力行動に進んでゆかねばならなくなる。
検察は、小沢氏無罪と検察犯罪もみ消しとを取引しようとしているのではないか。
小沢氏が無罪判決を受けて、検察に対する追及が甘くなることが期待されているのではないかとも思われる。
まず、何よりも重要なことは、小沢氏を正当に復権させることである。
これを司法取引のテーブルの上に載せるということであり、なおかつ司法取引というものが正式に認められているということになるなら、取引に応じることを検討することは十分に考えらえることであるのかも知れない。
検察は小沢氏に対する判決を待って、5月に方針を決める方針だと伝えられているが、小沢判決を人質にとっての犯人による条件交渉のように見えなくもない。
まずは何よりも大事なことは小沢氏の正当な復権である。
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お知らせです
「シロアリ退治なき消費増税粉砕講演会」が開催される4月21日(土)の前日にあたる4月20日(金)には、文京シビックセンターで、
「ストップ!権力の暴走 国民大集会」
と題する、極めて重要な大集会が開催されます。
警察・検察・裁判所の不正、人物破壊工作、巨大犯罪を絶対に許さない、ための市民による大集会です。
多数の市民の参加が求められます。
「シロアリ退治なき消費増税粉砕講演会」を含め、日本の民主主義の根幹を問う、重要行事ですので、一人でも多くの市民の皆様のご臨席をお願い申し上げます。
4月21日の講演会は拙著出版の機会に合わせての開催であるので、大変、恐縮に存じ上げますが、民主党が主権者国民と「シロアリ退治なき消費増税阻止」について明確な約束=契約を交わしてきたことを踏まえますと、契約を一方的に破棄して、官僚利権を一般庶民から搾り取ろうとする消費増税には、どうしても賛成するわけにはいきません。
4月20日国民大集会、4月21日シロアリ退治なき消費増税粉砕講演会を、併せてご支援賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。
4月26日には東京地方裁判所が適正な判断を示すことを、主権者国民が厳しく監視しなければなりません。
主権者国民の行動力、発言力が問われています。
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****参考****
◎4月21日(土)開催「シロアリ退治なき消費増税断固阻止」講演会についての詳細は こちら。 (日本一新の会代表・平野貞夫氏もご登壇されます)
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「シロアリ退治なき消費増税断固阻止」講演会のお知らせ
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