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原発再稼働に前のめりの政府、経団連とは一線を画す中小企業
2012.04.02 :(まるこ姫の独り言)
愛知県内の中小企業経営者を対象にした中日新聞のアンケートの結果が記事になっていたが、政府や経団連、電力業界が前のめりになっている原発再稼働に対して、7割近くがノ―を突きつけた。
愛知もトヨタのおひざ元で、中小企業、零細企業の多い所で、去年の電力不足には、大いに影響を受けたと思うが、アンケートからは節電による自助努力で電力不足を乗り越えるとする経営者が7割近くを占めたそうだ。
何がなんでも原発再稼働が命のような大手企業、経団連とは根本の発想からして違うが、人口が減少している折、今までのように原発が経済を活性化させると言うのは、私は幻想ではないかと思うのだ。
原発にかかわる既得権益が膨大なのは分るが、フクシマを教訓にするなら、なんで再稼働なのか、なんで脱原発なのか、今一度立ち止まって、国民的議論をする必要がある。
こっそり、再稼働など絶対にしてはいけないことだ。
原発から出た使用済み燃料棒の処分さえままならぬ今のシステムはいつかは破綻する。
経団連のじい様連中は、今儲かれば、あとは野となれ山となれ式なんだろうが、野田首相いわく、今の財政赤字を後世の人に回すのは絶対に避けなければいけないと言うが、だとしたら原発だって同じではないか。
今だって、ほとんどの原発が操業停止をしている。
使用済み燃料棒の始末は、いまだ中間処理施設と称するところで保管されていて、最終処分場があるわけではない。
最終処分場なんて、絶対にどこにも作れないと断言できる。
絶対に地元からの同意が得られるわけがないのだから。。
それでも、経済は回っている。
東電管内、東京ではお花見が大盛り上がりで、夜にはライトアップさえされていた。去年とは大違い。
この夏だって、LEDや節電強化で、なんとか乗り切れるはずだ。
原発が再稼働する事を考えたら、人々の英知、工夫で、人類の健全な未来を模索した方が、どれだけ良いか。
政府や、電力会社、経団連は電力不足になれば企業の海外移転が進み、国内は空洞化すると、常に脅しをかけるが、海外移転が進むのは、原発が止まって電力不足が起きる場合だけとは限らない。
円高や、少子化に伴う国内の市場が縮小したりと、いろんな要素が絡まり合っている問題を、何も原発があるなしの問題に矮小化するのは詭弁だと思うが。。。。
それよりも、脱原発でエネルギーが多様化して、それに伴う市場が生まれたり、拡大するメリットさえあると思う。
脱原発を、リスクとばかりとらえるのはいかがなものか。
経団連の強欲経営者よりは、愛知の中小企業経営者の方が、よほど未来を見据えている。
一度事故が起きると制御不能になったり、使用済み燃料棒の処分さえ本当の解決策などないのに、なんで未だに原発を推進していくのか政府、経団連のその思考が、全く理解できない。
元記事リンク:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2012/04/post-bbd2.html
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