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これだけの原発事故を、自動車事故と同列に論ずる自民党町村議員
作成日時 : 2012/03/28 23:15 :(かっちの言い分)
今日は、民主党の消費税増税の話をしたいと思っていた。しかし、昨日の報道ステーションで、自民党の町村信孝議員の原発についての発言を聞いて何とも腹の虫が収まらず、これは一言言わせてもらおうとこの記事を書くことにした。
町村氏の言ったことを何気なく聞いていたので、正確とは言えないが、だいたい以下のようなことを話していた。
町村氏の言い分は、原発は続けるべきとのことである。原発を続行すべきという意見の人はたくさんいるので、敢えて非難はしない。しかし、町村氏が述べた理由は何としても許せない。町村氏は原発事故というものは自動車事故のような確率で起こるものだから、それを容認しなければならないというような言い草であった。本当に、この男は原発事故を何と思っているのか。原発事故の本質を全く理解していない。もしくは、もっと悪質なのは、これを知っていて意識的に言っている場合である。
自動車事故、さらに極端に言えば火力発電所の大事故が起きても、それは火を消火すれば残骸は残るが、火を鎮火した瞬間から収束宣言を出せる。例え黒煙を上げて燃え盛っても、放射性物質が風に乗って、遠く離れた地域まで汚染して、人が何十年も住めなくなることはない。町村氏は自民党で、次期総裁に立候補しようとする人物である。こんな自民党の政治家がいたから、今の原発事故の原因を作ってきたのだと言いたい。全く反省というものがない。
松山千春氏が、町村氏の選挙区か鳩山氏の選挙区から出馬するかもしれないと日刊ゲンダイ紙に書かれていたが、是非町村氏の選挙区から出てもらいたいものである。
このブログは、小沢氏のシンパブログと見られているが、小沢氏の原発の発言には、必ずしも賛同していない。小沢氏は、核廃棄物処理の解決法がない限り、将来的には原発を無くしていくべきと述べている。これはOKだが、過渡的に原発使用を容認している。この考えは、原発はもう事故を起こさないということを前提にしている。
しかし、福島原発は震度6程度の地震で配管系が壊れて生蒸気(核物質を含む原子炉内蒸気)が噴き出ていたという事実が、報道ステーションのマスコミレベルでも公知になっている。
原発を作っているメーカーは東芝と日立であるので、工事内容はどの原発も多かれ少なかれ同じ構造であるはずである。地震で配管系が壊れていれば、小沢氏の考えも甘いと言わざるを得ない。ここは、上記の問題が起こる確率が0にならない限り、全面停止すべきである。
それにしても、福島原発の2号機の格納器には、毎時何トンもの水を注入しているのに60cmの深さしか水が残っていないという。従って、60cmの水位と同じレベルのどこかの部位から、水が漏れていることになる。それも毎時何トンのレベルで漏れている。その汚染水はどこに流れているのか?4号機に大量に保管されている使用済み核燃料の保存プールが、また地震等で崩れ落ちたら手が付けられなくなり、東京を含めて壊滅的ダメージを受ける。
小沢氏は、野田内閣が早々に原発事故の収束宣言をしたことを口を極めて非難している。現在、東電だけに事故処理をやらせているが、実態はどうなっているかわからない。これからまだ何が起こるかわからない。
日本は、このような危機意志をあからさまに述べる小沢氏のような政治家でないと、また同じ轍を踏みそうでならない。
元記事リンク:http://31634308.at.webry.info/201203/article_28.html
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