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小沢さんが勉強会で民主党議員に伝えたかったこと
2012年3月14日水曜日 :(政経徒然草)
小沢さんは、本当によく勉強している。
小沢さんが勉強会などを通して民主党議員に伝えたいのは、「国会議員の仕事とは何なのか」ということではないのだろうか。
国会議員の仕事とは?
それは、一言で言うなれば「天下国家のことを考える。」ということではないだろうか。
今の全国会議員の中に、堂々と国民の前で 「常に天下国家のことを考えて行動している。」と言い切れる政治家が何人いることだろう。
勉強とは何か?
役人の説明を聞き、会議をすることが勉強ではない!
と小沢さんは言いたいのだろう。
多くの人(国民も含め)の意見を聞き、本を読み、知識を吸収し、自分の頭の中で論理を組み立て、自分の考えをまとめる。
国会議員は、もっと自分の時間を持ち 「天下国家のことを考えること」に時間を費やすべきだ。
小沢さんは、そう言いたいのだろう。
会議をするのが政治家の仕事?
小沢さんは民主党の会議の多さにも苦言を呈している。
小沢さんは、そのための政治改革も党改革とセットで進めようとした。
党と内閣の政策一元化や政務調査会の廃止、陳情窓口の一本化などが挙げられる。
しかし、肝心の党内の議員達が小沢さんの真意を理解できなかった。
政務調査会のワーキンググループやPTなどの会議に出席し発言することが国会議員の仕事だと思い込んでいる議員が多い。しかし、それは結果的に「官僚が作った法案の原案に沿った、官僚の敷いたレールの上での会議」でしかないことに気づく議員は少ない。
政治主導とは?
『法案などの原案を作る前段階で政治家が「法案の骨子となる考え方や方針」を明確に示し、それに沿って官僚が原案を作成する。』
というのが本来の政治のあり方で在るべきものが「法案の骨子となる考え方や方針」の作成までも、官僚に丸投げしていることが「官僚主導」になっていることの根本原因である。
官僚が作成した原案に対し「ア〜でもない、コ〜でもない」と言って会議をしているのが今の現状で、これは政治主導とは呼べない。
小沢さんは、そう言いたいのだろう。
小沢さんの考えは「シンプル」だ。
「世界の平和と安全に寄与することが、日本の平和と安全を守ることに繋がる。」
「対等に対話し、対等な交渉をすることが独立国としての外交であり、通商である。」
政治家としての「骨子になる理念や思想」を持ち、誰よりも「憲法の重要性」を認識し、それらを根底にした考え方を基に政策などを判断する。
だから、「発言がぶれない」「簡単に妥協しない」のである。
最近の民主党税調会長の藤井氏の発言は醜い。
講演などで「消費税増税に民主党内で本気で反対しているのは小沢元代表を含め数人しかいない」とか「小沢さん達が反対しているから民主党の支持率が下がる」とか、訳のわからない発言を繰り返している。
この人も小沢さんの側近と呼ばれていた一人である。
よく「小沢さんが原因で側近が離れていった」と論評するマスコミ関係者や評論家がいるが、これは正しい表現ではない。小沢さんは、何も変わっていない。「変節した人たちが離れていった」と表現するのが正しい。
藤井氏の発言している時の顔色を見ていると「本心で言っているのではない」ことがよく滲みでている。
晩節を汚した政治家の一人に成り下がってしまわれたようだ。
元記事リンク:http://haru55.blogspot.com/2012/03/blog-post_14.html
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