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小沢氏の裁判判決次第で司法の暗黒時代が到来する (かっちの言い分)
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投稿者 メジナ 日時 2012 年 3 月 12 日 23:46:22: uZtzVkuUwtrYs
 

小沢氏の裁判判決次第で司法の暗黒時代が到来する
 作成日時 : 2012/03/12 23:13 :(かっちの言い分)
 
 
ネット社会では、小沢裁判において検事役の指定弁護士の禁錮3年の求刑に驚き、裁判所への不信から有罪となることを恐れている。こと小沢氏の周りで起きていることは、不可解で、不当なことが起こりすぎているからだ。そこには邪悪な得体のしれない大きな力が働いていると思わざるを得ない。つい悲観的な考えになってしまう。

よく考えてみればヤメ検(事)は体制派の代名詞のように見られ、小沢氏には批判的である。同じヤメ検である名城大学教授で弁護士でもある 郷原 信郎氏は、小沢氏に対しては比較的好意的な発言をしている。郷原氏が小沢裁判の指定弁護士による論告に対して、「 陸山会事件小沢公判での指定弁護士の論告について」と題して、検事役の指定弁護士の論告について所感を述べている。この中で、注目した内容を挙げた。

この所感の冒頭で、以下にように意外な表現をしている。

『東京地検特捜部による検察審査会を欺くための虚偽捜査報告書問題等の策略の発覚、検察官調書証拠請求却下などによって、起訴そのものが有効であったか否かにすら疑念が生じるという絶望的な状況においても、指定弁護士は最後までベストを尽くした。まずは、そのプロ根性に敬意を表したい。
指定弁護士は、検察審査会の起訴議決に基づき公訴提起の手続を行い、その公訴を維持する方向での活動を行う立場にある、いかなる戦況においてもギブアップすることは許されない、絶望的な状況においても、立ち上がって敵に向かっていくしかない。
今回の陸山会事件小沢公判での論告は、そういう「後に引けない立場」にある指定弁護士として、可能な限りの主張・立証を試みたものであり、与えられた立場で最大限の努力を行ったものと評価できると思う。』

これを読むと、郷原氏は指定弁護士を「プロ根性に敬意を表したい」、「与えられた立場で最大限の努力を行ったものと評価できると思う。」と、随分奥ゆかしい表現で指定弁護士を称えている。これを「プロ根性で評価する」と言うべきものであるのか疑問である。郷原氏は今回の公判に対して、妙な余裕(自信?)を持っているように感じる。つまり、これだけ石川議員の証拠採用がなくなれば大丈夫だと暗に思っているのか?それば、指定弁護士にとっては「絶望的な状態」と述べているからだ。

郷原氏は、指定弁護士の論告について、2つの問題点を指摘している。「第一に、政治資金規正法の一般的な法解釈を逸脱している」ことを指摘している。その理由は、「 政治資金規正法は、政治資金収支報告書の作成義務とその記載の正確性を担保する責任を基本的に会計責任者(又は、その職務補佐者)に負わせている。」ので、小沢氏が「収支報告書の記載に虚偽があることについて認識していたという程度で処罰されるというのは、法の趣旨に著しく反するものである」と断じている。

第二に、「小沢氏には、4億円の資金提供の事実を隠蔽するために政治資金収支報告書に虚偽の記載を行うことについて確定的認識があった、ということを根拠に、小沢氏に共謀が認められるとしているのである。」ことを痛烈に批判している。しかし、この「共謀理論」は、かつて「暴力革命」を標榜する過激派によるテロ、ゲリラ事件や拳銃による殺傷事件を繰り返す暴力団等による組織的犯罪の摘発・処罰に用いられたもので、政治資金の記載などようなものに適用するような性格のものではない」と断じている。

郷原氏は、最後に本事件の不当性を述べている。

『指定弁護士の論告は、一見、緻密な論理と間接証拠の積み上げによる説得力のある主張・立証のように見えるが、その内実は、刑事司法の常識を大きく逸脱するものであり、政治資金規正法事件についてこのような論告を敢えて行うことには、常識ある法律家として相当な抵抗があったものと推察される。
しかし、冒頭にも述べたように、指定弁護士は「退却」は許されないという考え方から、敢えて、このような論告による主張・立証に踏み切ったのであろう。
検察審査会法の改正によって導入された起訴強制制度には、指定弁護士が今回のように相当程度常識を逸脱した主張を行わざるを得なくなること、一部の検察官が検察審査会の審査員を騙して起訴議決を行わせようとする謀略が行われる危険性が排除できないことなど、重大な欠陥があることが今回の事件で明らかになったと言うべきであろう。』

以上の郷原氏の主張は、ネット社会において小沢氏のこれまでの状況を知っているものにとっては、心に沁みる道理である。

しかし、このような理路整然とした道理が最高裁事務総局から送り込まれた大善裁判長に理解されるかは楽観は許されない。なぜなら、「地検特捜部の捜査」、「代表選時におけるマスコミの批判の大合唱」、「検察審査会の強制起訴」、「元秘書裁判での全員有罪」を見ていけば、全て小沢氏の政治的抹殺という1点に集約されているからである。

今の司法は昔の特高が闊歩していた時代の正義が通じない時代となったようだ。小沢氏に有罪が出ればそのまま暗黒時代が到来する。

元記事リンク:http://31634308.at.webry.info/201203/article_12.html

 

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