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本澤二郎の「日本の風景」(1003)<ガソリン高騰の黒幕>
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投稿者 さそり座 日時 2012 年 3 月 06 日 10:41:04: skGvs8zjwBMFM
 

「ジャーナリスト同盟」通信

<ガソリン高騰の黒幕>
 久しぶりにハンドルを握った。完成したばかりの「東京ゲートブリッジ」を走ってみた。アクアラインは3000円プラス高速道路料金を取られるので、片道3500円以上だ。庶民は利用しない。東京ゲートブリッジは無料だから、少し遠回りしても混雑していない分、車は快適である。だが、ここへきて石油・ガソリンの高騰がたまらない。世界大不況下、ガソリン泥棒がアメリカどころか、世界中で起きるかもしれない。

 何ゆえの石油・ガソリンの高騰なのか。例によって作られた危機による。筆者だけの分析ではあるまい。イスラエルと強欲資本が関与している、産軍体制も。
 1%はウォール街での株転がしによる暴利に満足しない。欲望に限界など無いのであろう。少欲知足という東洋哲学を知らない。犯人はガソリンや原油の高騰で莫大な利益を上げる1%族で、欧米の神・キリストも困っているだろう。誰もコントロール出来ないのだ。
<イラン制裁法>
 作られた危機とは、米議会で成立したイラン制裁法である。オバマ大統領のアメリカ議会で成立した。イランを悪の権化にするキャンペーンが、それまでもずっと続いてきた。ユダヤ資本によるマスコミ制覇が背景にある。核問題が表面化すると、必ず国際舞台で主役の地位を占めるIAEAによって、余計に注目を集める。
 国際原子力機関の後ろ盾はワシントンである。不思議なことにイスラエルの核兵器を問題にしないことで、その正体を露呈している。むろん、核保有国クラブの代弁者として君臨、それ以外の国を標的にして、その地位を高めている。不条理な制度である。
 イラク・アフガン戦争は依然として混迷の極にあるが、1%は新たな危機をイランに絞った。オバマの力を凌駕する危険な蠢きである。イラン危機で利益を上げることが出来るのは、石油メジャーズだろう。強欲資本である。そしてイラン攻撃に今か今かと手ぐすね構えるイスラエルと産軍体制だ。イラクの次なる標的にされるイランは、従って好戦派が議会を占めることになる。
<石油メジャーズ>
 1%は世界の資源に執着する。石油を支配することで世界を制覇できるからである。これを日本のみならず、中国までが真似を始めている。
 先月、モザンビーク首相が日本記者クラブで会見をした。彼は自国の資源の有効活用で経済発展を図る計画を披歴した。そのさい、既に日本の三井物産が、資源開発の先陣を切ってくれているといって、同首相は胸を張った。資源に目のない三井物産は、戦前の中国侵略の先駆けでも知られる。
 ともあれイラン制裁法を成立させた石油メジャーズは、目下莫大な利益を懐に入れている。恩恵は石油や天然ガスを有する資源国にも。大統領にまた還り咲いたロシアのプーチンも、内心大喜びだろう。
 中東やロンドンの北海油田も。中南米の国の中にもいるだろう。
<ユダヤロビー>
 イラン制裁法がいとも簡単に成立した背景には、石油メジャーズだけの力ではない。ワシントンのユダヤロビーの暗躍も考えられる。世界の耳目をイランに向けることが出来るからだ。
 IAEAの活躍次第では、イスラエルのイラン攻撃を正当化させられるかもしれない。この不条理なイラン制裁によって、イランの議会は好戦的な反米・反欧米勢力が権力を掌握する。これこそがイスラエルの狙いである。
<イラン攻撃>
 イラン攻撃は、時間の問題だとするアメリカ市民も増えている。パネッタ国防長官発言まで飛び出しているのだから。
 ワシントンではリベラルなオバマと産軍複合体をリモコンしている1%の戦いが熾烈を極めている。3月5日ワシントンでのイスラエル首相と米大統領の会談は、外交処理を促すオバマに対して、ネタニヤフは執拗に軍事攻撃の可能性を力説した。
 オバマの大統領選挙にはマイナスである。ただでさえガソリンは高騰している。イラン・イスラエル戦争になれば、それこそ戦争とテロが蔓延する世界に変質するだろう。ガソリンの異常高騰がそれに追い打ちをかけよう。
<新興国揺さぶり>
 これによる大きな被害は、欧米の経済を破壊するだけではない。中国・インド・ブラジルなど新興国の経済をもぐらつかせよう。中国は成長率を7・5%と低くしたが、それどころではなくなる。輸出も外国からの投資も激減するだろうから。
 新興国は、抱えている内部矛盾が暴発して体制そのものを揺さぶられる。シリア情勢も油断できない。憶測をたくましくすると、それこそ地球の存亡にもつながりかねない。
 何としても武器弾薬勢力を封じ込める必要があろう。ことはガソリン高騰で済まなくなるのである。悪法であるイラン制裁法の運用を誤ると、大変な事態を引き起こしかねない世界なのである。
2012年3月6日8時50分記
 

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