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野田首相の捨身の解散に対して、小沢氏は手を打つ必要がある。
作成日時 : 2012/03/04 :(かっちの言い分)
野田首相は、人から批判されると意固地になる性格と見える。小沢氏に谷垣総裁との密会を批判されて、なお一層消費税増税の不退転の覚悟を貫きそうな気配である。以下の報道は、小沢氏らを揺さぶる魂胆が見え見えである。消費増税関連法案が成立する前に、衆院を解散する可能性についても言及している。これは小沢氏の公判が4月にあり、無罪の可能性が大きくなってきて、小沢氏が完全に党員資格停止を解かれて動き回る前に、早めに手を打つという思惑も絡んでいると思われる。
野田佳彦首相は4日夜の日本テレビ番組で、月内提出を目指す消費増税関連法案が成立する前に衆院を解散する可能性について「国家国民のためにやり遂げなければいけないときは、さまざまな判断がある」と含みを残した。
ただその場合、解散したときには、民主党の顔は消費税推進の野田首相となる。これでは民主党は惨敗するだろう。現在の民主党の支持率は11%、自民党は13%、政党支持なしが67%という。国民は、今の民主党のだらしなさを見て、また自民党の政局だけにうつつを抜かす姿を見て、どちらにも失望している。そうなった場合、小沢氏のグループがいくら消費税反対を唱えても、民主党の顔が野田首相である限り、小沢氏グループの議員も落選すると考えている。なぜなら首相は増税をスローガンで解散するのに、小沢氏がいくら民主党内で反増税を唱えても、小選挙区ならまだしも、比例区では国民は民主党に入れないだろう。
これが、日頃このブログで再三小沢氏は新党を作るべきと言っている所以である。ただ、野田首相はその余裕も与えず、道連れに解散モードに入る魂胆かもしれない。野田首相を支持するグループの議員たちも、安閑としていられないはずである。なぜなら、民主党をこんなことにした一番の原因を作ったのだから。
そこで注目されるのが、大阪維新の会の動向である。今日、橋本氏は全国に200から300名を出馬させると述べた。出馬は自己資金でやってもらうと言ったが、橋本氏には企業のオーナーが集まって30億円の資金を提供するという話が日刊ゲンダイ紙に出ていた。既存政党に幻滅した無党派層の票が、大阪維新にかなり流れることは現実的になってきた。先日の東京テレビでも、小沢氏は大阪維新の会を相当に意識していることがわかる。再度言うが、小沢氏も大阪維新と何らかの連携をして新党を形成していかないと、歌を忘れたカナリヤどもと道ずれの運命になることは必至である。碁の名手である小沢氏は、頭の中にあらゆる状況を想定して手を打っていると思うが。
元記事リンク:http://31634308.at.webry.info/201203/article_4.html
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