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小沢氏を外すための、野田首相と自民党谷垣総裁の密談
作成日時 : 2012/03/01 :(かっちの言い分)
今日の各紙の話題は、以下の見出しのように野田首相と谷垣総裁が党首会談の前に、小沢氏を外して消費税増税を通すための密談をしていたというものであった。
毎日新聞:極秘会談:野田首相と谷垣自民総裁 消費増税で協力模索か
朝日新聞:首相と谷垣総裁が極秘会談 増税・解散巡り意見交換か
時事通信:極秘会談、民・自に波紋=話し合い解散、連立テーマか
これを読むと、消費税増税に自民党が賛成する代わりに、話し合い解散を約束するというものである。当然小沢氏グループが反対するだろうから、その穴埋めに自民党が賛成に回るというものである。つまり、小沢氏と決別し、自民党以上に自民党らしくなった野田氏、菅氏を支持したグループが、自民党と大連立を組むというものである。なぜなら、総選挙では民主党(小沢氏グループを除く)、自民党とも過半数を取れないので、大連立を組まないと与党になれないからだ。なぜ解散を急ぐかというと、橋本市長の維新の会の体制が出来上がらないうちに、総選挙をやりたいという思惑も絡んでいるという。
谷垣氏、野田氏もこの会談を否定したが、藤井官房長官は以下のように、半分認める会見をしてしまった。これだけ、多くのマスコミが報道したのは、ほぼ事実であろう。
読売新聞:極秘会談否定しつつ「あっていい」と官房長官
世の中、こんな姑息なやり方がうまく行ったためしがない。野田首相は、このままでは何の実績も残せないから、消費税増税というお土産を得たいと考えているが、野田氏に投票した民主党議員の全て議員が増税のために解散したいなどと思ってはいない。なぜなら、自分が落選するのに、野田氏の手柄に加担するのは片腹痛いと考えているだろう。
当然、小沢氏はこんなことは想定内であろう。小沢氏は、橋本市長をかなり高く評価している。政策的に違うところもあるが、小沢氏が一番問題にしている旧来の政治、官僚政治の打破、地方の自立を打ち出しているところに、大きな接点があると考えているようである。
自民党以上に自民党らしくなったオリジナル民主党が自民党と組むことは、話が分かりやすい。当然自民党内も1枚岩ではない。小沢氏に近い議員もいる。こんどの総選挙は、本当の意味で理念の同じ政党の闘いとなり、政界再編の絶好の年になりそうである。
元記事リンク:http://31634308.at.webry.info/201203/article_1.html
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