http://www.asyura2.com/12/test25/msg/196.html
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(回答先: Re: テスト 投稿者 SOBA 日時 2012 年 2 月 24 日 13:42:18)
検察ボロボロ→小沢氏裁判、ウソ記載の捜査報告書入手(動画あり)、更に司法全体ボロボロになるのか。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2012/02/post-e1e8.html#top
小沢氏裁判、ウソ記載の捜査報告書入手(動画あり)←ただし、既に消されてます。
http://news.tbs.co.jp/20120222/newseye/tbs_newseye4959775.html
民主党・小沢元代表の裁判で検察審査会に提出されたウソが記載された捜査資料をJNNが独自に入手しました。初めて明らかになるウソのやり取りの全貌とはどんなものだったのでしょうか。
小沢元代表を「起訴すべき」と判断した検察審査会。審査は検察が提出した資料などをもとに密室で行われますが、その資料に含まれていたウソの記載の詳細がJNNが入手した資料によって初めて明らかになりました。
「『貴方を支持した選挙民を裏切ることになりますよ』って言われちゃったんですよね。これは結構効いたんですよ」(捜査報告書より)
捜査段階で小沢氏の事件への関与を認めた元秘書の石川知裕議員。「なぜ認める供述をしたのか」との質問に対して石川氏が話したとされるこの言葉。これは実際にはなかったウソのやり取りです。
「署名拒否でも良いですか」(石川氏)
「それは貴方自身の判断ですよ。どうしますか、署名拒否にしますか」(検事)
「そんな、突き放さないでくださいよ」(石川氏)
供述調書への署名をめぐるやり取り。これも実際にはなかったウソの会話です。こうしたウソのやり取りは、現場の検察官が作成した報告書だけでなく、上司である特捜部の副部長の報告書にも引用して使用されています。また、一貫して関与を否定した小沢氏の供述については・・・
「小沢供述は虚偽である。不自然・不合理である」
“小沢氏の供述は信用できない”と断定的な評価を与えています。これらの捜査資料をもとに起訴すべきか否かを判断する検察審査会。ウソの記載が議決に影響した可能性はあるのでしょうか?
「一般のプロではない人が見れば、『石川の供述が信用できる』と重きを置いて考えてしまう可能性はある。検察審査会の審査員に影響を与えたということは否定できない」(元東京地検特捜部副部長 若狭勝弁護士)
4月下旬に判決が言い渡される見通しの小沢氏の裁判。しかし、弁護側は「起訴議決はウソの報告書に基づくもので、起訴そのものを取り消すべき」と主張。また、ウソの捜査報告書を作成した検察官については市民団体が刑事処分を求めて告発していて、東京地検が慎重に調べを進めています。(22日23:30)
↑のニュース動画の↓YouTube見つけました。ただし、消される可能性あり。
小沢氏裁判、ウソ記載の捜査報告書入手
http://youtu.be/PShnFTm23Ik
(↓クリックすると拡大します)
1、JNNが入手した田代検事の捜査報告書。田代政弘が作成した捜査報告書にはウソの記述があった。(動画の17秒の所)
2、石川知裕議員は取り調べのやり取りをICレコーダーで録音していた。※
※SOBA:当局が全面可視化をしないなら自己可視化は国民が自分を守る権利、最大の武器。
3、田代政弘検事の作成したウソ記述捜査報告書。(動画42秒)
4、田代検事作成の捜査報告書。その、田代が作文したウソ記述部分。画像ハイライト部分をテキスト起こししました。(動画54秒)※
※↓下記テキスト起こし中、太字部分がTBS動画のハイライト部分を含む画像で確認した部分。括弧内はわたくしSOBAの補足コメント。前後部分はWebで探した週刊朝日記事から補足しました。週刊朝日記事のも細かい部分で捜査報告書画像部分と違う箇所があるので、太字以外の前後の所は実際の捜査報告書とは微妙に違っているかも知れません。
「私が(←石川さんが)『小沢先生は一切関係ありません。』などと言い張っていたら、検事から(←田代検事のこと)、『貴方は11万人以上の選挙民に支持されて国会議員になったんでしょ。そのほとんどは、貴方が小沢一郎の秘書だったという理由で投票したのではなく、石川知裕という候補者本人(←か?画像がぼやけているが文脈から推測)に期待して国政に送り出したはずですよ。それなのに、ヤクザの手下が親分を守るために嘘をつくのと同じようなことをしていたら、貴方を支持した選挙民を裏切ることになりますよ』と言われちゃったんですよね。これは結構効いたんですよ。それで堪えきれなくなって、『小沢先生に報告しました、了承も得ました』って話したんですよね」
5、←田代検事作成の捜査報告書。田代がデッチ上げた“署名”をめぐるやり取りのウソ記述部分。もちろん、石川議員の録音にこのやり取り部分はない。(動画1分14秒)
↓以下、クソ検事田代政弘の偽造作文部分。
石川:常識的に考えて、今更、署名拒否なんてできないでしょ。
署名拒否でも良いですか。
本職:だから、それは貴方自身の判断ですよ。
どうしますか。署名拒否にしますか。
石川:そんな、突き放さないでくださいよ。
※この特捜部副部長と言うのは吉田正喜特捜部副部長のこと。
8、特捜部副部長、吉田正喜も吉田自身の報告書で、田代の捜査報告書のウソ・デタラメなやり取り部分を引用していた。(動画1分25秒)
9、吉田正喜の報告書はウソの記述があるだけでなく、「小沢供述は虚偽である」と断定的な記述をした捜査報告書だった。
11、田代検事のウソの捜査報告書が、検察審査会の議決に影響を及ぼした可能性が大きい。
12、若狭勝弁護士「一般の(法律について)プロでない人が見れば」
13、「石川の供述が信用できると、(田代検事の偽造捜査報告書に)重きをおいて考えてしまう可能性はある。」
14、「検察審査会の審査員に影響を与えたということは否定できない。」
15、小沢弁護団:「起訴議決はウソの捜査報告書にもとづくもので」
←2012年2月23日(22日発行)の日刊ゲンダイ。図星予測記事になるか、それとも検察ズタボロだけでなく、「冤罪小沢さん有罪」で司法全体崩壊の序章への警告予言記事になってしまうのか。(スクロールして見るなら)
関連:
小沢事件で特捜検事が捕まるゾ 裁判所が断罪 組織ぐるみの違法捜査(日刊ゲンダイ)(→記事をpdfで読めます)
http://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/632.html
赤かぶの投稿で、間違い箇所が多すぎる件⇒小沢事件で特捜検事が捕まるゾ (日刊ゲンダイ)
笠間治雄 検事総長 (地検特捜部に起訴権を与えないと言う考えについて)
(始めに戻る)
以下、資料として採録。
虚偽報告書作成で検事から聴取 小沢元代表公判
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022401001445.html
魚拓http://megalodon.jp/2012-0224-2242-27/www.47news.jp/CN/201202/CN2012022401001445.html
http://backupurl.com/jjiy6r
http://www.peeep.us/586e2c08
資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記入事件で強制起訴された民主党元代表小沢一郎被告(69)の元秘書石川知裕衆院議員(38)を取り調べた田代政弘検事(45)=現新潟地検=が事実と異なる捜査報告書を作成した問題で、検察当局が田代検事から事情聴取を始めたことが24日、関係者への取材で分かった。
この問題をめぐっては、1月に市民団体が虚偽有印公文書作成容疑などで田代検事を告発。検察当局は、故意の有無や上司の関与などを捜査した上で、立件の可否や懲戒などの処分を検討しているもようだ。
2012/02/24 11:47 【共同通信】
石川議員供述「虚偽報告書」問題 検事を任意聴取 危機感強める検察幹部
2012.2.24 22:59 (1/3ページ)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120224/trl12022423000009-n1.htm
http://www.peeep.us/9eab6110
強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の元秘書、石川知裕衆院議員(38)を取り調べた田代政弘検事(45)が捜査報告書に虚偽の記載をした問題が、法務・検察当局を揺るがしている。虚偽有印公文書作成罪などでの告発状を受理した東京地検は田代検事の任意聴取を始めており、法務省も人事上の処分を検討中だ。大阪地検の証拠改竄(かいざん)事件を連想させる不祥事に、検察幹部らも危機感を強めている。
問題の捜査報告書は、小沢被告を起訴相当とした検察審査会の1回目の議決を受けて作成された。東京地検特捜部に所属していた田代検事が平成22年5月17日に、石川議員を再聴取した内容が記載されている。
報告書にはそれまでの聴取で「小沢被告に報告し、了承を得た」と認めた理由について、石川議員本人が「『選挙民を裏切ることになる』と検事に言われたことが効いた」と説明したことなどが記載されている。
■上司も引用
ところが、取り調べを隠し録音していた石川議員の記録には、こうした発言がないことが発覚。昨年12月15日の小沢被告の公判で、弁護側から追及を受けた田代検事は「思い出して作成したので、記憶が混同した」などと釈明した=別表。
報告書の内容は、聴取の2日後に上司の特捜部副部長が作成した別の報告書も引用。これらの報告書は検審に送付され、小沢被告を起訴すべきだとした2度目の議決の根拠の一つになったとされる。
(2/3ページ)
■証拠採否で一変
1月に田代検事に対する告発状が提出されたが、当初、検察内部では事態を重く受け止める声は小さかった。雰囲気が一変したのは、今月17日の小沢被告の公判での証拠採否だ。
大善文男裁判長は、田代検事が作成した調書の大部分を不採用にした上で、「報告書は具体的かつ詳細な記載で、記憶の混同とはにわかには信用できない」と一蹴。取り調べも「違法なもので許容できない」と強く非難した。ある検察幹部は「検審に強制起訴してほしいとの意図が働き、嘘の報告書を作ったのなら大問題だ」と頭を抱える。
告発状を受理した東京地検刑事部は、現在新潟地検に所属する田代検事から複数回にわたって任意で事情聴取。田代検事は公判同様に「記憶が混同した」と説明しているもようだ。検察当局は故意の有無や上司の関与などを捜査した上で、立件の可否を検討するとみられるが、仮に故意の虚偽記載が立証されれば偽証の疑いも浮上する。一方、法務省は田代検事らの処分を検討している。
(3/3ページ)
報告書は公判廷に提出されることを想定した調書とは異なり、いわば「上司への内部的な報告」のような位置づけとされる。法務省関係者は「供述調書があるのに別に報告書を作った理由など不明な部分もあり、調べるべきことは多い」と話している。
「ニュースの深層」
「石川調書不採用」で共謀が立証されない小沢公判で「推認有罪」はあるのか?
2012年02月24日(金) 伊藤 博敏
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31891
http://www.peeep.us/14b2260d
石川知裕元秘書(現代議士)〔PHOTO〕gettyimages
東京地裁の大善文男裁判長は、政治資金規正法違反(虚偽記入)を問われた小沢一郎民主党元代表の第14回公判で、小沢被告の「虚偽記入への関与」を認めた石川知裕元秘書(現代議士)の供述調書を証拠採用しなかった。
小沢氏は、1月10日と11日に行われた被告人質問で関与を否定、その前に行われた「意見陳述」では、「検察は議会制民主主義を踏みにじり、国民主権を冒涜した」と、ののしった。その強硬な小沢氏を追い詰める唯一の証拠が、「石川調書」だったのだから「不採用」は、有罪判決を受けた石川被告らとの共謀立証を失わせるもので、「無罪判決」の確立が高まった。
既に、政局は「小沢無罪」を織り込んで動いている。だが、果たしてそれでいいのか。「秘書公判」で、同じく調書を証拠採用しなかった登石郁朗裁判長が、「推認有罪」を下した前例がある。これまで、検察の主張通りに有罪判決を出し続けてきたことで知られる大善裁判長が、今回に限って無罪判決を書くことができるのか。
実は、誰にも判断できない。
『読売新聞』は、「共謀立証の柱失う」という解説記事のなかで、検察捜査を批判、「無罪判決」に流れは向かったと書きながら、それでも「確定的とは言えない」と、両論併記を忘れない。それは、いつものマスコミの"保身"ではなく、司法記者も法律の専門家も、状来の経験則では、判決の行方を見極められない時代に入ったことを意味する。誰もが「刑事司法の変化」に揺らいでいる。
実は、「小沢公判」の唯一の"見所"はそこである。「刑事司法」の変化を、専門家も国民も体感できる。
長く「刑事司法」は、プロが裁く世界だった。判事と検事と弁護士の法曹三者は、自分たちだけの言葉が通じる世界で結託、起訴されれば有罪を前提に量刑で綱引き、司法マスコミを広報に使って、一罰百戒効果を狙った。その独善と硬直化に風穴を開けようと司法制度改革は始まったが、「小沢公判」ほど「司法を国民に」というスローガンにふさわしい裁判はない。
予定調和が崩れて、みんなが"みっともなさ"をさらしている。
今回、「石川調書」が不採用となったのは、石川元秘書が再聴取された際、密かにICレコーダーで田代政弘検事とのやりとりを録取、田代検事の「捜査報告書」の虚偽記載が証明されたからだ。
供述証書を有罪立証の決め手とする長年の「調書至上主義」のなかで、検事が供述を強要することは知られていたが、「作文」の実態が公判の場で暴かれることはなかった。
大善裁判長は、「報告書の存在は、検事が公判で説明する石川被告の供述の経緯について深刻な疑いを生じさせた」と述べている。検察捜査には、そのような「強力な威迫や利益誘導があった」といい、だからそれに基づく調書を採用しなかった。
検察捜査の全否定にはびっくりだが、「密かに録取された記録」が認められたのも驚きだった。密室で検事は、捜査権と公訴権を持って被告に立ち向かい、比類なき権力をふるう。「秘密録取」は、その対抗措置として許されるということだろう。
そればかりか田代検事は、公文書を虚偽に作成したとして市民団体に刑事告訴されている。検察官はもはや刑事司法の場で「絶対の存在」ではない。裁判官に叱られ、被告にチクられ、市民に告訴される身である。
検事だけではない。裁判官もまた、その判決をめぐって批判される。
登石裁判長がその典型だろう。
「秘書公判」で登石裁判長は、特捜部の強引で恣意的な捜査を批判、供述調書の大半を認めなかった。 その訴訟指揮は「反検察」で、「我々にケンカを売っているようだった」と、受け取る検事もいたが、結局、判決は有罪。それも、供述調書を採用しなかったのだから判決文は「推認」だらけで、「ミスター推認」と呼ばれた
そればかりか平野貞夫元参議院議員は、「疑わしきは有罪」とする登石裁判長の適格性に問題があるとして、「裁判官訴追委員会」に訴追請求状を提出した。
判決前の大善裁判長は、まだ批判にさらされているわけではない。だが、ネット雑誌や夕刊紙上には、その経歴と過去の判例が書かれ、「検察側の筋書きに"お墨付き"を与え、無罪判決は書かないエリート裁判官」(『日刊ゲンダイ』)といった批判を受けている。つまり衆人環視にさらされている。
検事も判事もアンタッチャブルではない。「市民目線」で監視され、批判される。また、「完全可視化」が果たされていない状況なので、被告は「秘密録取」も含めて反撃を許されている。
「陸山会事件」は、検察の「反小沢感情」と功名心と誤った"見立て"から始まり、民主党政権を揺さぶり、政界をいたずらに混乱させたという意味で、「益のない事件」である。
ただ、唯一、価値があるとすれば、「刑事司法」の問題点を公にし、裁判員裁判の時代にふさわしい環境を築いたことだろう。ある意味で、検察捜査とはなにか、刑事司法とはなにか、裁判所とはなにかを考えさせる「教科書的役割」を担った。
「小沢公判」を通じて検察審査会の存在を知り、強制起訴という手順を知り、検察と裁判所の役割について考えた人は少なくない。
今は、ネットを通じて、指摘されている問題点を確認できるし、過去の公判の様子をライブ感覚で味わうこともできる。
裁判官が検察に頼らなくなった結果、自分の頭で問題点を探り、判決を前に思い悩む存在となった。法律のプロであっても、万能ではない。そういう意味では、国民が与えられた情報ををもとに、小沢氏の有罪無罪を、自分の頭で考えてもいい。
小沢裁判でも捜査報告書の捏造疑惑 検察の大罪、再び!?
週刊朝日2012年1月20日号配信
http://www.wa-dan.com/article/i/2012/01/post-244.php
いったい誰の、何の罪が問われているのか。そう感じてしまうほど、小沢一郎・元民主党代表(69)の裁判では検察捜査の問題点が次々明らかになっている。さらに民意と思われた小沢氏の強制起訴も検察の"意図"だった疑いが出てきた。
衝撃の事実が明らかになったのは、2011年12月15日に行われた元東京地検特捜部の田代政弘検事(44)の証人尋問でのことだった。
田代検事は小沢氏の政治資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐって10年1月に逮捕された石川知裕議員(38)から小沢氏の関与を認める調書(以下、石川調書)をとった"功労者"だ。
その田代検事が10年5月、石川氏を再聴取した際の捜査報告書に、虚偽の内容を書いていたことが弁護側の追及で発覚したのだ。
報告書によれば、石川氏は小沢氏の関与を認めた理由をこう述べている。
「私が『小沢先生は一切関係ありません』と言い張ったら、検事から『あなたは11万人以上の選挙民に支持されて国会議員になったんでしょ。小沢一郎の秘書という理由ではなく、石川知裕に期待して国政に送り出したはずです。それなのに、ヤクザの手下が親分を守るためにウソをつくのと同じようなことをしたら、選挙民を裏切ることになりますよ』と言われたんです。これは結構効いたんですよ。堪えきれなくなって、『小沢先生に報告し、了承も得ました』って話したんですよね」
まるで石川氏が田代検事の説得に心を打たれ真実を吐露したかのような記述だ。
しかし、このような会話は石川氏が再聴取時にカバンにしのばせたICレコーダーの記録には一切残っていなかった。
小沢氏の弁護側は実際の取り調べと異なる内容になった理由について厳しく追及した。
それに対し、田代検事は、
「石川さんの著書の話などの記憶が混同した」
と、あくまでミスだったと主張した。
だが、元東京地検特捜部長で弁護士の宗像紀夫氏(69)は、「記憶を混同するなんてありえない」と断言する。
宗像氏は1978年に発覚した航空機導入をめぐる不正献金問題「ダグラス・グラマン事件」で、事情聴取をした商社常務が自殺する、という経験をしている。
「すぐに副部長の指示で、1回から6回までの事情聴取の様子を詳細な捜査報告書にまとめました。参照したのは聴取時につけていた取り調べメモです。小沢氏というビッグネームの政治家に関わる捜査で検事が内容を混同するなんてことは到底考えられません」
◆虚偽の報告書が起訴議決の根拠◆
さらに、田代検事の釈明がにわかには信じられないのは、この報告書が聴取の4カ月後に行われた検察審査会の議決で非常に大きな役割を果たしているからだ。
石川氏自身の裁判では「検事による威迫や誘導があった」として証拠採用されなかった石川調書を、検察審査会は「再捜査で石川自身が有権者から選ばれた議員であることなどを理由に合理的に説明している」と、この報告書の存在を根拠に「信用できる」と認定。小沢氏に2回目の起訴議決を出した。
ジャーナリストの江川紹子氏(53)は言う。
「万が一、審査会の判断に影響を与える目的で報告書に虚偽の記載がされたとすれば、大阪地検特捜部の証拠隠滅事件に匹敵するような犯罪です」
くしくも、田代検事の出廷した翌日に証人として出廷したのは郵便不正事件での証拠隠滅罪で現在服役中の前田恒彦・元大阪地検特捜部検事(44)だった。
応援として、大久保隆規・元秘書(50)の取り調べにあたった前田元検事は、
「本件では裏献金で小沢先生を立件しようと積極的なのは、(当時の)佐久間達哉・特捜部長や木村匡良主任検事など一部で、現場は厭戦(えんせん)ムードでした」
「大久保さんを取り調べましたが、『とても無理ですよね』と感じました。(中略)佐久間さんらが東京拘置所に陣中見舞いに来たとき、(中略)『雰囲気を教えてくれ』ということを言われました」
と一部の幹部らが小沢氏の立件に積極的だったと証言した。
検察審査会で出された「強制起訴」という民意が検察によって仕組まれたものだとしたら−−。
「石川氏の録音記録がなければこの問題は発覚すらしなかった。虚偽の報告書作成は検察内で日常的に行われていた可能性もある。外部の人間も入れて経緯や背景を徹底的に調査すべきです」(江川氏)
報告書だけではない。江川氏はこの裁判で、検察の公平性や捜査のあり方そのものが問い直されていると指摘する。
「石川氏らの裁判で、裁判所は石川氏が土地の登記と代金支払いの時期をずらしたことについて合法と認識していたことは『はなはだ疑わしい』と認定しました。しかし、この裁判で出廷した不動産業者の証言から、代金支払いと登記をずらすことを提案したのは石川氏ではなく、不動産会社だという事実が明らかになった。検察がいかに都合のいい証言や証拠だけをつまみ食いして事件をつくってきたかが露呈しました」
最高検察庁はこの裁判をどう受け止めているのか。質問状を送ったが、「公判継続中の事件であり、指定弁護士の活動に影響を与える可能性もあるのでお答えできない」との回答だった。
だが、組織的に報告書が捏造されていたとすれば、もはや一検事の「暴走」ではすまない。いち早く真相を調査し、究明するのが信頼回復への近道だ。 (本誌・大貫聡子)
■小沢事件のこれまでの主な流れ■
【2004年】
10月29日 陸山会が東京都世田谷区の土地を約3億5千万円で購入。この日、所有権移転請求権の仮登記。原資は小沢氏の手持ち資金4億円とされる。この土地購入の事実を04年分の政治資金収支報告書に記載せず
【2005年】
1月 7日 世田谷区の土地を所有権移転登記。陸山会の05年分の収支報告書に土地購入日として記載
【2007年】
5月 2日 陸山会が、土地購入時に提供された4億円を小沢氏に返済。07年分の収支報告書に記載せず
【2009年】
3月 3日 東京地検特捜部が西松建設の違法献金事件で、大久保隆規・元公設第1秘書らを逮捕
12月18日 大久保元秘書が違法献金事件の初公判で無罪を主張
【2010年】
1月15日 特捜部が石川知裕衆院議員と池田光智・元私設秘書を政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で逮捕
16日 大久保元秘書を同容疑で逮捕
23日 特捜部が小沢氏から事情聴取
31日 特捜部が小沢氏から2回目の事情聴取
2月 4日 石川議員ら3人起訴、04、05年分で小沢氏は不起訴処分に
12日 小沢氏の不起訴処分を不当として市民団体が東京第五検察審査会に審査を申し立て
23日 特捜部が07年分で小沢氏を不起訴。その後、同年分に対しては東京第一検察審査会に審査の申し立てが出される
4月27日 東京第五検察審査会が「起訴相当」と議決
5月15日 特捜部が小沢氏から3回目の事情聴取
21日 特捜部が04、05年分で改めて小沢氏を不起訴
7月 8日 東京第一検察審査会が07年分について「不起訴不当」と議決
9月14日 民主党代表選で小沢氏敗れる。同日、東京第五検察審査会が小沢氏に対して2度目の「起訴相当」議決(公表は10月4日)
18日 特捜部が小沢氏から4回目の事情聴取
30日 特捜部が07年分について改めて小沢氏を不起訴。07年分の捜査は終結
10月 4日 東京第五検察審査会が小沢氏の「起訴議決」を公表
【2011年】
9月26日 陸山会をめぐる土地取引事件で、東京地裁が石川議員ら元秘書3人に有罪判決(控訴中)
10月 6日 小沢氏の初公判
14日 石川議員の「隠し録音」再生
12月15日 石川議員の取り調べにあたった元東京地検特捜部の田代政弘検事が証人として出廷
12月16日 証拠改ざん事件で実刑判決を受けた前田恒彦・元大阪地検特捜部主任検事が証人として出廷
【2012年】(予定)
1月10、11日 小沢氏の被告人質問
3月 9日 指定弁護士の論告・求刑
3月19日 弁護側の最終弁論
4月中 判決
1、「会議録秘密で 検審起訴(笑)、正体不明に税金使うな」版
↓クリックすると拡大します。静止して見たいなら⇒1コマ目、2コマ目
2、「11人の方が重い?う〜む フザケルな〜 これが民意だ」版
↓の1コマ目と2コマ目。
クリックで拡大、「攻撃されているのは〜」コマの説明
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今こそ、「主権者は私たち国民」、声をあげよう!!!、浜岡原発と危険な駿河湾トラフ・南海トラフ
僕たちは知りたい真実の情報を 私たちは信じている情報の力を
↓(ツイッター)28SOBA ↓雑談日記 ↓クリックで地図 ↓TBP主権者は私たち国民について
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- Re: テスト SOBA 2012/2/29 08:51:36 (2)
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