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(Japon: condamné à mort il y a 48 ans, il est peut-être innocent: RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20140327-japon-iwao-hakamada-condamne-mort-48-ans-peut-etre-innocent/
人権|日本
発表 2014年3月27日・更新 2014年3月27日12:33
日本:48年前に死刑判決を受けた男性は、おそらく無実だ
記者 RFI
REUTERS/Kyodo
3月27日木曜日、世界で最も長く収監された死刑囚と考えられている袴田巌氏−彼は50年近く獄中にいた−の釈放と再審について、日本のある裁判官が命令を下した。
報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル
元プロボクサーの袴田巌氏に、自分が再審の恩恵を受けることになったことはおそらく分からないだろう。小さな味噌工場の経営者と妻・2人の子供を殺害したとして、彼は1966年から既に48年間を死の廊下で過ごしている。
78歳の袴田巌氏は世界で最も長く収監された死刑囚と考えられている。完全な孤独の中で生活していたために、彼がついに理性を失ってしまったことは間違いない。絞首刑の執行を収容者が通知されるのは、わずか30分前だ。
有罪に疑義あり
袴田巌氏が4人の殺害を自供したのは、取り調べを始めて28日目だった。警察は自供を得るために心理的拷問を用い、時には身体的暴力も用いた。1980年、日本の最高裁判所は彼の上告を棄却した。
今日、静岡の裁判所がこれに疑義ありと認めた。あの後、DNA鑑定など、無実を証明について新たな要素が現れていた。被害者の衣服から採取された血液が、その元ボクサーのものでなかったのだ。彼に死刑判決を出した裁判官の1人が、彼の有罪には全然納得していなかったと語っていた。裁判所は、彼を釈放することと、後日に改めて審理を行うことを命令した。検察はこの決定に抗告する意向を表明している。
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(Japanese man on death row since 1968 granted retrial: DW English)
http://www.dw.de/japanese-man-on-death-row-since-1968-granted-retrial/a-17522913
訴訟
1968年から死の行列に並んでいた男性に再審が認められる
日本の法廷は袴田巌氏の釈放と再審を命令した。袴田氏は1968年に殺人罪で有罪となり死刑を宣告された。袴田氏の支援者たちは、彼の有罪を示す証拠は捏造されたものだと主張した。
静岡地裁は木曜日、1968年に袴田氏の有罪を確実にするために、捜査側が証拠を用意した可能性があると述べた。村山浩昭裁判長はまた、袴田氏を拘置を続ける法的な根拠がないとして、拘置所から釈放するよう命令した。
袴田氏は1966年に上司宅に強盗に入り、彼と家族を殺害した上に家に火を付け全焼させたとして有罪とされた。最初、袴田氏は容疑を否認した。後に彼は自供したが、さらにその後、調書は脅迫によって作成されたものと述べてこれを撤回した。1968年に彼に下された有罪判決は、1980年に日本の最高裁判所によって承認された。
袴田氏は人生の大部分を獄中で過ごしてきた
この78歳の元ボクサーのために、彼の支援者たちは長年運動を続けてきた。彼を起訴する決め手となった血痕の付着した衣服は、証拠とするために捏造されたものだと、彼らは述べている。有罪を批判する人たちは、その衣服−犯罪があった1年後に発見された−は袴田氏の体格に合わないと述べていた。彼らはまた、時が経過した割に血痕が鮮明すぎたことや、後日に行われたDNA鑑定の結果、袴田氏・衣服・血痕の間に何の関連性も見つからなかったことを主張している。
判決を理由に辞任した判事
熊本典道氏は1968年に袴田氏に有罪判決を下した3人の裁判官の1人だったが、彼は2007年、多数決により同僚たちの意見を判決としたが、自分はその判決を後悔していると述べた。
「私は、袴田氏は無実だと他の裁判官を説得できなかった。判決は多数決で決められるため、私は彼を有罪としなければならなかった。そのため、私は自分の信念に反して判決文に署名した。今日になってもなお、私はそのことを考えている」と熊本氏は語り、最終的にはこの事件のために彼は裁判官を辞めたと付け加えた。
木曜日、アムネスティ・インターナショナルは再審の動きを歓迎し、日本の法廷が「やっと良識を見せた」と述べた。この人権団体は、検察が袴田氏再審の決定に抗告する意向があることを批判したと、日本のメディアは伝えている。
「検察が裁判所の決定に抗告するのは極めて無慈悲で不公平だ。袴田氏は40年以上公平な裁判を受けることを拒否されており、その時間はなくなりつつある」と、アムネスティのロザン・ライフ東アジア調査部長は語った。「再審すべき事件があるとするならば、これがそうだ。袴田氏は強要された自供に基づき有罪とされ、最近のDNA鑑定をめぐっても未解決の問題が残っている。」
99%の有罪率
アムネスティが木曜日に発表した、全世界を対象にした死刑についての年次報告書によれば、有罪となった死刑囚を絞首刑にする形で日本には死刑が残っており、2013年には8件の死刑が執行された。
日本の司法制度では有罪率は99%となっており、文化的な理由から、法廷における被告人の自白に重要な価値が置かれている。自白を得るための圧力などの理由から警察は高圧的な取り調べを行い、その問題は今なお存在すると批判者たちは主張している。また、検察官たちはどの事件を起訴するかを決めるのに並はずれた注意を払っていると、支援者たちは指摘している。
袴田秀子氏は、弟の釈放を求めて運動を主導してきた
袴田氏は後日、自分は警察による残酷な行為のために自供したと主張した。彼は弁護士を伴わずに22日間取り調べを受け、取り調べは時に1日16時間に及んだと報じられている。
現在認知症の兆候を示しているこの78歳の収容者は、ほとんどの時間独房に閉じこめられているが、家族の訪問を迎え入れるのは可能だ。袴田氏の姉・秀子氏は長年彼の釈放を求める運動をしてきた。木曜日、富士山に近い静岡の裁判所の前で、秀子氏は数十人の支援者たちに感謝の言葉を述べた。
「これができたのも、私たちを助けてくれた皆さん全てのおかげだ。私は本当に幸せだ」と、81歳の秀子氏は語った。
秀子氏は去年、袴田氏の健康が「いちばん心配」だとAFP通信に語っていた。「誰でも47年間獄中にいれば、正気でいるのを期待することさえ難しい」と、彼女は語っていた。
msh/kms (AFP, Reuters)
発表 27.03.2014
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(投稿者より)
RFIとドイチェヴェレ(英語サイト)の各サイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。
日本の司法のあり方は、死刑を是としているところや、被疑者の自供を過度に重視しているところなどから、世界的に特異なものかも知れません。
今回の記事も、社会正義の実現でなく自分の成績のために警察・検察・裁判所は活動することがあり、袴田氏はその被害者だったと読めなくもありません。
再審請求をさせないために速やかに絞首刑が執行されたとされる方が過去におられました。生きて拘置所をお出になられた袴田氏の強運に敬意を表したいと思います。氏がこのまま無罪を勝ち取られることを願っております。
記事に言及のありましたアムネスティ・インターナショナルの報告書は、同団体日本支部のサイトで抄訳を読むことができます。また、本部サイトのプレスリリースのページに動画がありましたので下に貼り付けておきます。
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