04. 2014年1月28日 02:19:19
: T0mRpk2AVw
http://tv-blog.blog.so-net.ne.jp/2014-01-27-1 深刻化する若年女性の貧困〜ガールズ・プア〜|クローズアップ現代 NHK総合テレビの「クローズアップ現代」で明日が見えない〜深刻化する若年女性の貧困〜が放送されました。学校を卒業後、非正規の不安定な仕事にしか就けない女性が増加し続けています。今、働く世代の単身女性の3分の1が年収114万円未満。中でも深刻化していると言われているのが10代20代の貧困です。若い女性の失業や低収入の問題は男性と比べると見えにくく問題視されにくいと言われています。自立した生活を送れていなくてもいずれ結婚し家庭に入っていくと社会も本人も思いがちであるという傾向がまだまだ強いのが大きな背景です。しかし、非正規雇用の増加、未婚、晩婚化に伴い若年女性の貧困の問題が深刻化しています。従来から多かったシングルマザーの貧困。それに加えて結婚していない若い女性にも貧困の問題が広がっています。国は年収114万円未満を「貧困」と位置づけています。働く世代で一人暮らしをしている女性を調査したところ3分の1が貧困状態にあることが分かったのです。数にして約110万人。さいたま市に暮らす鷲見千寿枝さん(19歳)は通信制高校で学びながら学費を稼ぐためにコンビニエンスストアで週平均15時間働いています。月収は5万円程度。母子家庭で4人兄弟の鷲見さん。パートで働く母親は持病をかかえているため収入が不安定な生活を送ってきました。生活費を親に頼れないため高校生になってからは食費は自分で負担。1日分を数百円に抑えています。さらにアルバイト代から1万円を家計に入れています。安定した職を得て今の生活から抜け出したいと鷲見さんは保育士になるため春から夜間の専門学校に通うことにしました。専門学校の入学金は5万円ですむコースを選びました。しかし月々の授業料は8万円かかります。そのうち5万円は奨学金で支払う予定ですが卒業後に返済しなくてはなりません。 今10代20代の働く女性は全国で503万人。しかしこの20年、正規の職に就ける若い女性は急速に減っています。高校卒業の女性の場合、正規の職に就ける人の割合は48.4%にとどまっています。 青森県から職を求めて上京した19歳の女性。地元は職種を問わず正規の仕事を求めましたがかなわず、時給650円前後のアルバイトを掛け持ちしてしのいできました。25歳の女性は2つの仕事を掛け持ちして月の収入は13万円前後。ガス代を節約するために煮物を作る時には必ず余熱で別の料理を作ると言います。周囲の男性も非正規で働く人が多く、結婚して出産することは考えられないと言います。若い女性に広がる貧困ですが年々深刻な状況に陥っているのが10代20代のシングルマザーです。20代のシングルマザーのうち約80%が年収114万円未満の貧困状態におかれています。 広島市に住む28歳のあさみさんは4歳と2歳の息子を育てています。保育所で時給800円で働いていますが、フルタイムで働いて収入は月10万円ほどです。母子家庭に支給される4万円の手当てなどを加えて何とか家計を維持していいます。6人兄弟で育ったあさみさんは家庭の経済事情を気遣い中学を出るとすぐに働き始めました。今、高校卒業後の認定資格を取る勉強を始めているあさみさん。何とか安定した仕事に就きたいと考えています。 http://bigissue-online.jp/archives/1963421.html 単身女性」の3割が貧困、「母子世帯」の就労収入は181万円:「ハウジング・リスク」を抱える人々(1/3) 2013年12月26日住宅政策 <「住宅政策提案書」はビッグイシュー基金ウェブサイトよりダウンロードできます> 世帯内単身者─増え続け、30代前半では4分の1に
若い世代では、親もとに住む未婚の世帯内単身者が増大した。その割合は、1980年から2005年にかけて、25〜29歳では24%から41%、30〜34歳では8%から25%に増え、年齢の高い35〜39歳においても3%から16%に上がった(図3)。多くの世帯内単身者の経済状態は、不安定である。
26 低賃金であるがゆえに、親の家を出られない人たちが多い。親同居の未婚者は親の所得に「パラサイト」しているという見方がある。しかし、親の定退職と加齢によって、その収入は減るだろう。世帯内単身者の大半は、親の持家に住み、その居住の安定性は高い。しかし、老朽化する住宅の修復コストを負担できない世帯が増える可能性がある。
世帯内単身者の増大は、若年層の変化として注目されてきたが、その年齢は着実に上がってきている。今後は、経済力の不安定さに加え、老親の扶養・介護に関する問題状況が生じる可能性がある。(平山) 単身女性─3割が相対的貧困、6割が低所得の非正規雇用 女性のライフコース、すなわち結婚、就労、子育てなどの選択のあり方は多様化している。
晩婚・非婚化の進展により、シングル女性が急増した。女性の高学歴化や社会進出が進むなかで、職業キャリアを形成し、安定した所得を得る女性が増えた。一方で、女性労働者の約6割は、派遣社員やパート、臨時・契約社員といった不安定、かつ低所得の非正規雇用である。 とくに、ひとりで暮らすシングル女性の経済基盤は弱く、国立社会保障・人口問題研究所が2009年の国民生活基礎調査を分析した結果によると、その約3割が相対的貧困の状態におかれている。 住居費は低所得のシングル女性の家計を圧迫する。2009年の全国消費実態調査によると、30歳未満の勤労単身世帯の消費支出に占める住居費の割合は、男性の21.6%に対し、女性では31.1%におよんだ。女性は男性に比べて、セキュリティの側面などから水準の高い住まいを選択せざるを得ない。 どんなに経済的に困窮しても、路上生活にいたる女性は少ない。厚生労働省が2012年に実施した調査では、路上生活者のうち女性は4.5%であった。路上生活を回避するために、旅館・ホテルや性風俗産業の従業員など、寮・住み込みの住まい付きの労働に従事するシングル女性は多い。また最近では、女性専用の低家賃のシェアハウスが都市部を中心に普及し、低所得のシングル女性の住まいの受け皿にもなっている。(川田) 母子世帯─124万世帯、5年で8%増、経済的困窮から1割以上が家賃を滞納 1970年代以降、日本においては離婚の増加が顕著である。子どものいる夫婦の離婚にともない、母子世帯の数が増大している。2011年度の全国母子世帯等調査によると、20歳未満の未婚の子と母親のみの世帯は123.8万世帯であり、2006年の115.1万世帯と比較して大きく増加した。
母子世帯を特徴づけるのは、その経済的基盤の弱さである。同調査によると、母子世帯の母親の就労収入は181万円と少なく、他の同居家族の収入等をあわせた世帯収入も223万円しかなかった。 母親ひとりでの子育てになるために、長時間の勤務ができないこと、労働市場から長期に離脱した経験があることなどの理由により、パートなどの非正規雇用を選択せざるを得ない母親が多いことがその背景にある。 低所得であることに加え、子育てと仕事の両立という課題を抱える母子世帯は、住宅問題に直面する可能性が高い。 著者らが独自に実施した調査によると、離婚後に母子世帯を形成した女性は、「公営住宅に入居できなかった」、「実家に戻りたかったが戻れなかった」、「家賃を滞納した」、「敷金や礼金、引越し費用などの一時金を用意できなかった」、「家主から入居を拒否された」などの多くの住宅問題を経験していた(図4)。 16 全国母子世帯等調査によると、母子世帯の住まいでは、民間借家などが最も多く約3割を占める。一般世帯では6割以上を占める持家率も、母子世帯では約3割と低い。また、公営住宅の割合が2割と比較的高いことも特徴である。多くの自治体では、公営住宅において、母子世帯の優先入居制度を設けている。
しかし、とくに利便性の高い地域では、公営住宅の応募倍率が極めて高く、円滑に入居できない場合が多い。また、公営住宅の立地の偏在から選択肢になり得ないことも多い。 さらに、自力で住まいを確保できず、居候の状態におかれている世帯が約1割存在していることも、注意すべきである。また、母子世帯を一時的に保護する母子生活支援施設などがあるが、施設の老朽化や地域偏在などが大きな課題となっている。(川田) <ハウジング・リスクに陥る非正規労働者、見過ごされる「障害者の住宅支援」(2/3) | BIG ISSUE ONLINE> <「住宅政策提案書」はビッグイシュー基金ウェブサイトよりダウンロードできます> <住宅政策に関する過去の記事は、こちらのページから閲覧できます> « 古い記事 住宅事情の変化をどう読むか?増え続ける住宅ローンや家賃の負担新しい記事 » ハウジング・リスクに陥る非正規労働者、見過ごされる「障害者の住宅支援」(2/3) 無料メルマガ登録特典!電子書籍「2013年人気記事セレクション」配布中 >> 販売場所はこちら >> 最新号の内容はこちら >> どんな人たちが売ってるの? 最新記事 元銀行マンが立ち上げた、東海地区最初のNPOバンク「コミュニティ・ユース・バンクmomo」(1/2) NPOバンクの「焦げつき」リスクをどう考える?(2/2) 上智大学教授・藤井良広さんが語る:市民「出資」という金融NPOの可能性(1/2) プレハブ校舎にスクールバス通学。飯舘村の3小学校で卒業式 [被災地から] 「死ね」「ブチ殺す」…阪神ファンの母親の応援がうるさくて、プロ野球シーズンが憂うつです [ホームレス人生相談] 組合員7万人以上、出資総額27億円以上:地域住民がつくる画期的な病院「南生協病院」 事故は「想定外」?3千万人、避難の可能性も。福島第一、燃料の取り出しへ わずか150円で「自殺ハイリスク者」にリーチする:伊藤次郎さんに訊く、これからの自殺予防(2/2) ビッグイシュー日本版 1月15日発売 231号の紹介 インターネットで自殺を予防する:若手ソーシャルワーカーによる新たな取り組み(1/2) ビッグイシュー230号読者限定特典! 「トレイン・スポッティング」続編小説 「もう、昔のままじゃない」はこちら! 無料メルマガ購読 最新号、人気記事、特別コラムを配信!(月2回) メールアドレス
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今、女性の貧困が深刻化しています。中でも厳しい状況に置かれているのが、子どもを育てるシングルマザーです。母子世帯の数は20年前と比べて倍近くの123万世帯に増え、貧困率(年間の可処分所得が112万円未満の世帯)は48パーセントに上ります。 シングルマザーのおよそ2人に1人が月10万円以下の収入での暮らしを強いられているのです。シングルマザーに対する公的なセーフティネットもぜい弱とされ、育児をしながら、ダブルワーク、トリプルワークでなんとか生活を支えている母親も数多くいます。 番組では、貧困状態に陥り、追い詰められる母親たちの厳しい実態や、孤立し、助けを求められずにいるシングルマザーを支援しようと立ち上がった団体の新たな取り組みを取材し、深刻化する女性の貧困をどう支えていけばいいのか、考えました。
追い詰められるシングルマザーたち 月収10万円ほどで3人の小さな子どもを育てるシングルマザーのAさん。 家賃や食費のほか、生活費のために借りたローンの返済で毎月3万円の支出などがあり、ぎりぎりの生活を強いられています。Aさんは、離婚後これだけ苦しい生活となっても「心配を掛けたくない」という理由で親や兄弟にさえ相談していません。 シングルマザーが貧困から抜け出せない背景 ・半数以上がパートや臨時雇用など非正規雇用で、収入が安定しない ・日々の子育てや仕事に追われ、キャリアアップや再就職に費やす時間があまりない ・およそ8割が養育費を受け取れていない
「助けて」と言えない母親たち 「大阪子どもの貧困アクショングループ」の代表・徳丸ゆき子さんは、シングルマザーの貧困が深刻化する中、半年前に支援活動を始めました。きっかけとなったのは、大阪市のマンションで生活に困窮した母(28)と息子(3)が死亡し、発見まで死後3か月を要した事件でした。 なぜ、追い詰められたシングルマザーは誰にも助けを求められなかったのか? 徳丸さんは同じシングルマザーの目線で、貧困の当事者への調査する中で、職場や行政、実家の親など、周囲の人たちの言葉や態度に何度も傷つき、本当に助けを求めたいときに「助けて」と言えなくなってしまうシングルマザーが数多くいると危機感を募らせています。
大阪子どもの貧困アクショングループ ホームページ:http://cpao0524.org/wp/ https://www.facebook.com/cpao0524 追い詰められ性風俗で働く母親たち 生活が困窮し誰にも助けを求めることが出来なくなった母親たちの中には性風俗の仕事を選ぶ人も少なくありません。半年前から性風俗店で働くシングルマザーのAさん。Aさんは電気代をたびたび止められるほどの貧困生活を続ける中で、精神的に追い込まれ、うつ状態となり長時間の仕事も困難に。そうした中、やむをえず選んだのが風俗店の仕事でした。 番組では、性風俗で働く女性の支援を行う団体・SWASHの協力を得て、性風俗で働く女性たち、およそ200人にアンケートを行いました。その内、子どもを育てる母親は45人いることが判明。さらに貧困を抱える母親たちが生活のためにやむをえずこの世界で働き、さまざまな苦悩を抱えながら、なかなか仕事が辞められないという実態が浮かび上がってきました。 アンケート調査協力 SWASH、ハレ系 SWASH(セックスワーカーの安全と健康のために活動するグループ) ホームページ:http://swashweb.sakura.ne.jp/ 取材協力 ノンフィクション作家 酒井あゆみさん 「助けて」と言えないシングルマザーの支援 シングルマザーたちを孤立させないための支援団体を紹介しました。 「大阪子どもの貧困アクショングループ」の徳丸さんは、毎月一度、協力を依頼したお寺から供え物のお菓子などを貧困を抱えるシングルマザーに送っています。そうした支援をきっかけにしてシングルマザーから報告やあいさつのメールを交わし、いざというときに何でも相談できる信頼関係を築こうとしています。
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