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育児休暇を3年間とることを強いるわけではなく3年間まではとれるようにする制度の導入を企業に義務づけることに反対する就労女性が多いことに驚かされる。
その一方で、役員などに女性を一定枠で登用する義務づける「クオータ制」に賛成する就労女性が圧倒に多いことに唖然とする。企業にとって能力が高い女性を焼昇進させることで企業業績が向上するのならそのようにする企業が増えるだろうし、男性優位を好ましいと考えた人事政策を続ける企業は衰退してしまうということでしかない。
「育児休暇制度」は、柔軟度が高い条件で法的に導入を義務づけることが望ましいが、「クオータ制」は、国家がどうこう言うような話ではないと思う。
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いきいきと働き続けたい 女性の本音聞いた 「日経ウーマノミクス」会員調査
2013/12/7 6:30
少子高齢化が進み労働力不足が懸念される日本で、経済に活力をもたらすには女性の社会進出を促すことが欠かせない。大企業はこぞってワークライフバランスの推進をうたうが、働く女性の約6割が出産を機に辞める状況はこの20年間、ほとんど変わっていない。
育児休業(育休)の期間を3年に延ばす安倍政権の構想をどう受け止めるか。企業に一定数の女性登用を義務付ける「クオータ制」の意義は。日本経済新聞社は1日、東京都内で「日経ウーマノミクス・プロジェクト」の会員交流イベントを開催、参加希望者に事前に働く意識を調査した(有効回答数326)。それらをもとに、女性がいきいきと働き続けるための課題と方策について、本音に迫った。女性の活躍による経済の活性化を目指す日経ウーマノミクス・プロジェクトの会員数は1万3000人を超えた。
■「育児休暇3年」どう思う?
<賛成派>
福島佳苗さん
1年欲しい人も3年欲しい人もいる。選択肢があるのはよいこと
(自動車・輸送機器、27歳)
○社員が育休をとる前提で、仕事が回るように企業が考えるようになる(食品・医薬・化粧品、36歳)
○事情に合わせて取得を。意欲次第で自己研さんもできる(電機関連、29歳)
○育児中でも働きやすい社会の実現には、やってみることが大事(不動産、43歳)
○1年しかとれず、大変だった。風邪などでの早退も肩身が狭かった(教育関連、46歳)
<反対派>
養田麻里子さん
産休で十分だった。長ければ長いほど一線で働き続けるのが難しい
(コンサルティング関連、37歳)
○短時間勤務や在宅勤務など、働き続けられる制度の整備を(金融関連、40歳)
○現実的ではない。職場の意識改革の方が先(流通関連、48歳)
○復職サポートが不十分。今のままでは3年分の休暇申請ができない(コンサルティング関連、24歳)
○転職などで企業が結婚適齢期の女性の雇用を敬遠するのではと不安(放送・広告・出版・マスコミ、29歳)
■登用に数値目標って?
<賛成派>
石川久実子さん
特に製造業など古い体質の業界では、義務化しないと変わりにくい
(電機、54歳)
○重責を期待される側のストレスもあるので、精神面のケアも必要(金融関連、45歳)
○女性は当然のように管理職の候補から外される。制度なら男女平等の人事に(医療、32歳)
○役職につく女性が多いほど悩みや苦労を分かち合える(素材、44歳)
○「外圧」がないと、今いる男性の経営者が納得しない(医療、26歳)
<反対派>
江頭令子さん
数値達成のために昇格してもうれしくない。根本を変えるべきだ
(通信サービス、29歳)
○「女性だから役員になれた」として正当な評価を受けられない(金融関連、36歳)
○一定数の確保が企業の収益に結びつくとの確証はない(会計、27歳)
○義務化するとその達成に労力が費やされてしまう。能力を正当に評価する仕組み作りの方が必要(電機関連、38歳)
○企業間での状況に差が大きい。自主的な取り組みにすべきだ(流通関連、40歳)
■あなたの仕事、誰がお手本?
佐々木直美さん
夫婦で互いの仕事を尊重しながら子育てをともにし、仕事もできる元上司
(マスコミ関連、55歳)
○男性経営層に対して真っすぐに意見が言える転職組の女性(通信サービス、38歳)
○同じ部署の女性上司。型にはまらない部分と筋を通す部分が共存(放送・広告・出版・マスコミ、35歳)
○経験豊かでグローバルに活躍し視野の広い執行役員(教育関連、45歳)
加藤真由さん
息子2人の母で、中途採用でありながら女性で唯一の部長
(情報関連、39歳)
■キャリアを中断させないためには?
畠山美加子さん
日本の宝である技術職の人材を専門に雇用・派遣する会社があってもいい
(建設、37歳)
○キャリアを中断した人材を一定割合雇用することを義務化する(情報関連、31歳)
○辞めずに続けられる環境が必要。短時間勤務や週3〜4日出勤をもっと認める(建設、35歳)
○個人の問題。市場価値を高めればキャリアはどうにでも構築できる(放送・広告・出版・マスコミ、35歳)
福島喜子さん
採用時の年齢制限を外し、能力や技術、経験を重視する規則を作る
(流通関連、30歳)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFE0502F_V01C13A2TY5000/?dg=1
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