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株式日記と経済展望
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手に職を持った人間が生き残る。今風に言えばある分野のプロフェッショナル
だけが生き残る。専門家に、技術者に、職人に、ならなければならないのだ。
2013年10月17日 木曜日
◆リストラや人材使い捨ての時代に、唯一生き残る方法とは? 10月16日 ダークネス
http://www.bllackz.com/2013/10/blog-post_16.html?utm_source=BP_recent
若年層の未来は、どんどん消えている。大学を出たところで仕事は簡単に見つからない時代が当然になる。
これからも長らく不景気が続くが、そのため各企業は自らの規模を縮小させる。世界中で起きているのは、慢性的なリストラと失業だ。そのしわ寄せなっているのが若年層なのである。
世界中で若年層の失業が問題になっているが、この傾向はさらに続く。なぜなのか。
グローバル化の時代になって、企業はもう人を育てられなくなっているからだ。
激甚化する競争に打ち勝つため、企業は即戦力を求める。しかし、若者は即戦力にはならない。
それならば、若者は単純労働に就けばいいということになるが、その単純労働すらも若者に回らない。単純労働は移民がやる。あるいは、企業が国を出て行って賃金の安い途上国の国民にやらせる。
即戦力を要する職には就けず、単純労働の仕事も減少してしまい、その国の若者は大学を出たところで仕事がない。
世界各国で、高学歴の失業者で溢れている
2008年9月15日にリーマン・ショックが起きると、その超巨大な金融ショックで世界経済が危機に瀕した。そして、企業は生き残るために、要らない人材を放り出すようになった。
人を抱えるということは、コストを抱えるということだ。コストを削るというのは、人を削るということだ。だから、世界中でリストラの嵐が吹き荒れて、それは今も継続している。
誰が放り出されたのか。
それが大学卒業者、すなわちホワイトカラーの構成者だったのである。そして今も、企業は採用を絞っているので、世界各国で高学歴の失業者で溢れている。
大学を出たところで仕事が見つからない。
グローバル化して分かったことは、もうホワイトカラーですら企業は要らなくなっているということだった。徐々にそういった企業体質になっている。
必要になって来るのは、企業のマネージングができる本当の優秀なエリートだけで、普通の大学卒業者はもう居場所がない。
これは欧米で顕著に起きている現象だが、日本でも同じことが起きている。
エリートでなければ、普通の教育を受け、大学に入っても、もう何の意味もない。多くの大学の「学歴」は、もうすでに価値を喪失してしまっているのだ。
これは一過性の問題ではなく、恒常的な問題である。
日本は人的コストが今も高い国なので、これからさらに就職関係がきつく絞られることになる。
(中略)
専門家になることによって、生き残ることができる
雇われた企業を頼りにして生きる時代は、もう終わったし、これからもあり得ない。いったい、このような時代では、何を頼りに生きなければならないのだろうか。
それは、自分の持っている「専門性」だ。
企業が必要としているのは「即戦力」だが、その即戦力とは、「ある分野の知識と技術があって、問題を解決できる技能を持っている」という意味だ。
つまり、これから徹底的に重要になっていくのは、スペシャリスト(専門職)としての技能である。あなたがどの分野で生きているにしろ、その分野の「専門家」でないと、これからは生きられない。
昔風に言うと、手に職を持った人間が生き残る。今風に言えばある分野のプロフェッショナルだけが生き残る。専門家に、技術者に、職人に、ならなければならないのだ。
何らかの「専門」を早いうちに身につけないと、まともに生きていけない時代になる。早いうちにそれを決めて、大学を出るまでにそれを会得しておくべきなのだ。
学歴など役に立たない。
専門知識が役に立つ。
社会に出たときには即戦力となり、入った企業がつぶれても技術で生きることができるようになる。それが激動の時代に相応しい生き方であると言える。
もう企業に寄りかかっているだけでは、生きていけない。
企業は、人を捨てる。企業が国境を越えて、どこにでも行ってしまう。また、企業の競争相手が「全世界」になるので、競争過多で倒産しやすくなる。
飛ぶ鳥を落とす勢いだった企業が、あっと言う間に衰退企業になる。ひとつの企業の成功が長続きしない。
成長も早いが、衰退も早い。また、成長段階で買収されることもあるから、そうなると買収先の企業に技術だけを取られて人はリストラされる。
自分の寿命よりも、企業の寿命のほうが短くなる。そんな破滅的な時代になるというのに、専門知識・専門技術を持たないで世の中に出て生きていけると思うほうが間違っている。
何の専門を持たない人間は、単なる機械の部品のような労働をさせられて人生が終わる。
一刻も早く専門技術を持つことだ。今後の動乱の時代に生きていくには、それしかない。
(私のコメント)
10月2日の株式日記で、「新卒未経験の人が、週40時間労働で年収500万円ももらえて、高齢になっても働ける職種なんて、いまどき看護師ぐらいしかないのになぜ資格を取らないのでしょうか」と題して書きましたが、ダークネスの記事でも16日の記事で同じことを書いている。
若者の高学歴化で、今や二人に一人が大学生となりましたが、しかし実社会ではそれほど高学歴者を必要としていない。大学を出ても飲食店のウエイトレスとかビルの清掃人と言った仕事をするのは、4年間全く無駄な時間を費やしたことになる。そのような仕事は給料も高くはないし、定着率も低い。このような単純な作業で低賃金の仕事は意味労働者がするようになるだろう。
比較的安定した賃金だった工場労働者も、低賃金労働者を求めて中国やアジアに工場を移転させてしまった。だから大卒の新卒者にとってふさわしいホワイトカラーの仕事は数が限られている。ならば技術者の国家資格を取って専門職の仕事に就くしか安定した高収入の道はない。看護師や建築士などの不足がニュースになっていますが、なぜこのような国家資格を取らずに大学に行くのでしょうか。
このような国家資格には、外国からの移民も日本語が壁になって参入ができない。インドネシアからの看護師研修生も国家資格合格率は3%だった。日本人なら90%の合格率ですが言葉が非関税障壁で守られている。ところが運転免許では中国人の合格率が非常に高いのは専門学校で学べば漢字などの障壁がないからマスターしやすいらしい。
産業が高度化して行けば、働く従業員も専門技術が要求されますが、大学では実用的な専門教育をせず一般教養ばかり教えている。だから社会に出てもそのままでは役に立たず単純労働者になる新卒者が多い。上手く大企業に就職しても英語ができない数学ができないでは役に立つはずがなく、仕事がマスターできずに3年で退職するようになる。
企業がグロ−バル化しているのと同時に社員もグローバル化しているのであり、低賃金の国の社員と同じスタートラインに立たされる。企業によっては留学生を大量採用する会社も増えた。これではますます新卒の就職先は狭き門となりますが、日本語という言葉の壁のある国家資格試験をとっておけば競争にさらされずに済む。
私自身は電気工事士の資格などを取りましたが、電気工事士は比較的重労働ではなく肉体的にも楽なのですが、女性は全く参入してこない分野であり女性との競争にもさらされない。資格さえ持っていればインテリジェントビルの管理などで人手不足で足りない。これらのビルはコンピューターで管理しているから中高年者も無理だ。
私自身は、宅地建物取引主任の国家資格を生かして不動産分野に独立起業しましたが、法律的な専門知識も必要であり、全くの素人ではできない。建築関係の技術者も外人や女性が参入してこない分野であり、建設重機の操作など女性でも出来る仕事ですが何故か女性はそのような仕事を避けるから男性天国だ。
テレビドラマでは女性パイロットのドラマが放送されていますが、現実には女性のパイロットはほとんどいないのはなぜなのだろうか? それに対して女性の職場とみられていた看護士などは男性が増えてきている。安倍総理は女性の活用を国会演説でも訴えていましたが、女性でも出来る仕事が増えているにもかかわらず、女性が技術者やパイロットになりたがらないのが不思議だ。
もっともそれは金になる女性しかなれない仕事があるからであり、風俗営業などのホステスだ。その気になれば月に100万円くらい楽に稼げるし、AV女優だけでも日本には数万人もいる。しかしキャバクラ嬢やホステスになるには大学を出る必要があるのだろうか? 女子大生というブランドは今や廃れて女子高生の時代であり、AKB48ですら女子高生の制服を着て歌っている。大学を出たころは22歳のおばさんだ。
少し話が脱線しましたが、新卒者で就職ができないという大学生のほとんどが何の資格も持っていないことが共通点であり、大学生でもとれる国家資格はかなりある。ただし弁護士は司法試験合格枠が増えたせいで就職できない弁護士まで出てきている。あとは実務経験と実力の世界だから、成功すれば高収入が保証される。
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