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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130624/waf13062407000006-n1.htm
詐取金回収する「受け子」と引き出す「出し子」は“使い捨てのコマ” バイト感覚の代償は
2013.6.24 07:00 [westピックアップ]
軽い気持ちで犯罪に手を染める人が多すぎる。大阪で急増中の振り込め詐欺や投資詐欺事件を取材するうちに、こんな思いを抱くようになった。
府警が今年に入ってから摘発したのは約40人。うち十数人が被害者宅などで現金を回収する「受け子」や、現金自動預払機から詐取金を引き出す「出し子」だった。目先の報酬に釣られ、犯罪組織の実態も分からずにアルバイト感覚で加わった人がほとんどだという。
受け子や出し子は被害者と直接顔を合わせたり、金融機関の防犯カメラに映ったりするため、摘発されるリスクが高い。しかも報酬の相場は詐取額の5%前後。50%以上を懐に入れる組織の上層部にとっては「使い捨てのコマ」でしかない。組織を抜けようとすると、暴力団の名前を出されて脅される。
一方、上層部の警戒心は強く、顔も名前も明かさない。受け子や出し子から詐取金を受け取るときも、公衆トイレの個室の壁越しに行うケースすらある。
一般的に詐欺など財産を狙った犯罪は、強盗などの凶悪事件の犯人よりも罪悪感が希薄といわれる。組織もそれを承知で、仕事の中身を「集金」と称し、犯罪の匂いを極力消して勧誘しようとする。とはいえ、逮捕後に「犯罪だとは知らなかった」という言い訳が通用するほど、世の中は甘くない。
首都圏では最近、中高校生を含む未成年者の受け子や出し子の逮捕が相次いでいる。大阪ではまだ数人にとどまっているが、今後、増える可能性も十分ある。高齢者に詐欺の被害に遭わないよう注意を呼びかけることも大切だが、軽はずみな行動がもたらす代償を若者たちに周知していくことも必要だと感じている。
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