http://www.asyura2.com/12/social9/msg/370.html
Tweet |
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu288.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
--------------------------------------------------------------------------------
中国や韓国やアメリカなどと論争する時は、相手がもっとも嫌がる事に
対して、傷口に塩をすり込む様な反撃しなければ、黙らせる事はできない。
2013年5月31日 金曜日
◆風俗と慰安婦とアメリカ兵の問題 橋下発言と、その報道に思うこと 5月31日 降旗 学 [ノンフィクションライター]
http://diamond.jp/articles/-/36760
日本語で言うところの“風俗”が、英語圏の諸外国に翻訳されたとき“売春”と意味が変わる。慰安婦(Comfort women)を性奴隷(Sex slaves)と表現するよう命じたのはあのヒラリー・クリントン国務長官で、つい一年前のことだ。
?ヒラリーさんは、ご存じのとおり民主党の上院議員です。おわかりですね、民主党です。モニカ・ルインスキーさんと“不適切な関係”をもったビル・クリントン元大統領の奥さまです。
?ヒラリーさんが鶴の一声で、従軍慰安婦を性奴隷と言うように、と命じたときの政権与党が、いまは野党に追い落とされた民主党。当時の玄葉光一郎外務大臣は異を唱えたが、従軍慰安婦=性奴隷は瞬く間に国際世論のスタンダードになってしまった。
そういった意味でも、やっぱり何をやってたんだ民主党は、なのだが、ついでに、何をやってたんだ日本のメディアは、にもなる。
?橋下さんと西村さんの発言の背景には、そのような国際世論を許容してはならないという強い意志があった――、と私は見ているが、アメリカ兵はどうしてこんなに問題ばかり起こすのだ、と司令官に詰め寄る姿勢を強く見せ、謝罪なり反省の弁を引き出せば、お二人も謝罪する羽目にはならなかったとも思っている。もっとも、アメリカは謝ったほうが負けの文化だから、めったに謝罪しないんですけどね。
「橋下さんが、米兵による事件、事故が多く起こるのは問題だ。綱紀粛正はどうしているか、と問うと、司令官は、フィットネスとジョギングだと二回、小ばかにした感じで応えた。それで橋下さんは業を煮やして、風俗に行けばいいと発言したのです」
?と、橋下さんがジェイムス・フリン司令官と面談した際、同席した下地幹郎前衆議院議員は週刊文春の取材に応えている。
?すると、橋下さんのほうが焦れて、言わなくてもいいことまでつい口走ってしまったということになる。捉えようによっては、海千山千の司令官にいいようにあしらわれたとも言える。若さが露呈したか。
?また、面談での風俗活用発言は、日本側の出席者三〇人全員で口外しないことを申しあわせていたとのことだが、橋下さん自らが、そのオフレコの禁を破った、と維新の会関係者が匿名で証言してもいる。
?橋下さんが記者会見で打ち明けたとき、リップサービスの度が過ぎたのか、それとも、よほど言いたいことがあったのかは定かではないが、発言の中から風俗の活用と従軍慰安婦問題に争点が集中した――、というのが今回の騒動だ。
?ともすれば、アメリカの民主党寄りだったり、韓国や中国に“いい顔”を見せたいうえに橋下嫌いな新聞社がとりたててこの騒動を大きくしたのかも。ありますね、自虐史観がお好きな新聞社。
?な〜んてバイアスさえかかってしまう。(中略)
?高山さんのコラムによると、日本の敗戦後、厚木にアメリカの部隊が入ったその日の夜、アメリカ兵による最初の強姦事件が起きたとあり、その十日後にも中野のアパートに押し入った米兵が制止する男性ら数人を殴り倒し、押し入れに隠れた女性を襲った等々の記録を当時の新聞から引き出している。
?事件は全国的に広まり、一日で四六件もの強姦事件が起きたような驚くべき事実を挙げ、また、当時の調達庁が調べたところでは、一九五一年にサンフランシスコ講和条約が結ばれるまでの六年間で、実に二五三六人の日本人男性が、妻や娘を守ろうとしてアメリカ兵に殺害されたとある。
?信じられるかい、二五〇〇人以上だぞ。止めようとした男性が二五〇〇人以上も殺害されているのなら、被害に遭った女性はどれだけいると思うのだ。
?私は、決して、古い話だからの一言で片づけることはできないと思う。アメリカ兵による性犯罪は、いまもなお起きているのだ。従軍慰安婦制度そのものに目を向け、慰安婦の苦痛を推し量る裁量も大切だが、アメリカ兵の被害に遭った女性、そしてアメリカ兵に殺された男性の無念にも目を向ける必要はあるはずだ。
?だから、私は福島瑞穂さんやフェミニズム運動の方々に問いたいのだ。
?それぞれの立脚点から橋下さんを女性の敵とばかりに批判されるのは結構だが、アメリカ兵が犯す性犯罪について、この方々はどう思っておられるかということだ。何かあるとすぐ発言なさるのも結構だが、では、橋下さんのように在日米軍司令部に乗り込んだことはあるのか。あるいは、乗り込んでもの申す気はおありなのか。
?それとも、日本のフェミニストはやっぱりアメリカさんにはダンマリですか。
?風俗を活用せよという発言はとりあえず措いといてもらい、その前の、多発するアメリカ兵の性犯罪と事件を何とかできんのか――、とツッコんだ橋下さんは、フェミニストならば“よく言った”と賞賛に値すると私は思うのだが、福島さんらには、橋下さんの意を汲もうとする姿勢はないようだ。
?日本を“レイプ国歌”と指さすアメリカの兵士が、日本に来て女性を襲っているんだぞ。おかしいじゃないか。
?だから、私は思うのだ。真意を読めない人が、橋下叩きに走るのではないかと。
?日米安全保障条約の名のもと、日本国を衛る名目で駐留しておきながら、その日本国の婦女子に悪さをするアメリカ兵を、私は正義漢面した卑怯者たちだと思っている。わいせつ行為を繰り返す警察官と同じくらい卑劣だとも思う。
?清廉潔白な兵士もいるだろうし、品行方正なお巡りさんだっていることは知っているが、法を犯し、秩序と規律とモラルを踏みにじる兵士や警察官がいることも、紛れもない事実だからだ。
?私の橋下さんへの共感は振り子のように行ったり来たりで、竹島を日韓で共同管理したらいいなどと言ったときは閉口したものだが、多発するアメリカ兵の性犯罪を苦々しく思い、何とかならんのかこいつら、という点に関しては、私はとことん橋下徹を擁護してもいい。
?アメリカ兵の愚行暴行蛮行から日本の婦女子を守りたいという考えは、見上げたものではないか。どう思うよ、日本の男性諸君。
?でも、だからといって風俗を活用せよとの方向に論理が傾くのは稚拙だったとしか言いようがないし、風俗と従軍慰安婦の問題ばかりに固執するメディアも、ちょっとおかしいのです。
?風俗発言に注視するのなら、アメリカ兵の犯罪にも目を向けなければ、フェアな報道とは言えない。そして、慰安婦を性奴隷に置き換えられたままでいいわけがない。
(私のコメント)
27日の外人記者クラブにおける橋下徹大阪市長の記者会見以降の海外の反応は驚くほど少ない。120人が定員の会見室では足らずに、別室でのモニターを見るしかなかった外人記者たちも沢山出たほどだ。なぜそれほど日本の市長の発言が注目をされたのかと言うと、朝日新聞からニューヨークタイムズを経由して世界のマスコミが一斉に”Sex slaves”と言う言葉を使って報道したからだ。
それに対してアメリカの国務省のサキ報道官は「言語道断」と反論した。このアメリカ国務省のお墨付きを得て朝日新聞やニューヨークタイムズがさらに橋下批判を大展開した。橋下市長もツイッターや記者会見で反論して騒ぎはさらに大きくなった。橋下市長はテレビなどにも出て反日的なマスコミに反撃を加えて論争はヒートアップした。
過去に歴史認識問題でマスコミに叩かれれば、日本の政治家は謝罪させられて責任を取らされて来た。今回の問題でどちらが勝ったと言えるかは翌日の世界のマスコミの反応を見れば分かりますが、当日のテレビニュースも扱いは思ったほど大きくは無く、翌日のワイドショーでも特集を組むほどではなかった。海外の反響も扱いは遥かに小さくなりコメントの数も十分の一に減った。
アメリカの国務省も「一市長の発言にコメントしていられない」と反応しなくなった。朝日やNYTにとっては国務省の発言は錦の御旗であり、国務省の発言は日本政府にとって絶大な威力を発揮する。しかしノーコメントに切り替えたと言う事は、日本政府の首相や主要閣僚の発言ではないし、日本の一市長の発言に「言語道断」と反応した事自体、アメリカ政府としてはやりすぎだったという反省があるのだろう。
韓国においても各紙のニュースランキングは韓国語版では圏外のランキングであり、新しい発言が得られなかったから関心は薄かったようだ。冷静に考えてみれば、一市長を辞職に追い込んだところで日本政府にとっては関係が無いし、野党の市長がマスコミにやり込められても自民党は上手く問題から逃げてしまった。
同じような事は、名古屋市の河村市長が「南京大虐殺はなかった」発言でも、中国側がいくら騒いだところで相手は一市長に過ぎず辞職に追い込んでも日本政府は関係が無く痛くも痒くも無い。このように市長クラスの発言で大騒ぎすればむしろ損するのは中国や韓国やアメリカだ。市長は日本に数百人もおり中央政界とは関係が無い。橋下市長を辞任に追い込んでも安倍内閣には関係が無い。
世界的に見れば、第二次大戦では戦勝国だらけであり日本に味方してくれる国は無い。ドイツも同じ敗戦国ですが、日本よりも遥かに大きな十字架を背負っている。そのような状況で日本の正当性を主張していく事は長い論争の時間がかかる。外国から日本を擁護してくれる論客はいないだろうし、まずは反日左翼と親米右翼の両方を論破していかなければならない。親米右翼はアメリカの言う事にべた折れでありアメリカの手先になっている。
反日左翼はもはや国内では消滅して、反原発や従軍慰安婦などのフェミニズムや人権活動家に形を変えている。論争の主体は愛国保守と親米右翼の戦いであり、アメリカ政府が警戒しているのは愛国保守の台頭であり、アメリカの議会の調査局では安部晋三首相を「ウルトラナショナリスト」と警戒している。「性奴隷」の文言も議会調査局が使い始めましたが、韓国ロビーの工作が効いているのだろう。
愛国保守派の活動領域はネットなどに限られ、保守系の雑誌などは廃刊が相次いで2,3誌ある程度になってしまった。しかしネットなどの領域から日の丸デモなど活動が活発になるにつれてマスコミも無視できない状況になって来ている。在特会などのネトウヨと呼ばれる団体が雨後の竹の子のように立ち上がっている。韓国や中国に対する反発が背景となっていますが、橋下市長発言ではアメリカの国務省に矛先が向くかもしれない。
アメリカやカナダや欧州議会でも対日非難決議があったようですが、日本政府は何の抗議活動もしていないようだ。橋下氏の記者会見でも外人記者と橋下氏との間には問題意識にずれがあるようですが、日本と韓国との間で問題になっているのは強制連行であり、アメリカで問題になっているのは人身売買だ。
しかし、当時の日本や韓国では売春は合法であったし、娘の身売りも行なわれていた。娘の身売りが売春宿への「人身売買」になるのか商家への「年期奉公」などいろいろあったが、アメリカの論理から言えば人身売買=奴隷だから「性奴隷」ということになる。テレビドラマの「おしん」なども身売りされて奉公に出されましたが、東北が飢饉になると口減らしの為に娘が金で売られた。
アメリカの研究者から見れば、娘の身売り=人身売買=奴隷と言う論理なのでしょうが、昭和初期まで娘の身売りがあり、515事件や226事件の原因となった。朝日の新聞記者が「人身売買」を「連行された」と訳したのは「人身売買」だと娘の身売りであり、国家による強制連行とは言えないからだ。欧米の議会で娘の身売り=奴隷とみなして非難決議をするのはお門違いであり、身売りしなければ餓死させろという事になる。
アメリカ議会がこのような時代的背景を知らずに人権問題として「性奴隷」を非難するのは、当時の日本や韓国の貧しさが理解できていないからだ。身売りしなければ娘は餓死しなければならなかった。アメリカ議会調査局はどれだけ調査したのだろうか? 確かに今の豊かな社会から見れば娘の身売りは理解に苦しむ事ですが、当時の日本の貧しさがアメリカの研究者には理解できていないのだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。