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(回答先: 水俣病訴訟 国が医師に「虚偽証言」依頼か 投稿者 妹之山商店街 日時 2013 年 2 月 28 日 01:35:18)
「意見を修正できないかと国に要請された」医師が証言
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0430328
http://megalodon.jp/2013-0316-0123-47/www.ktv.co.jp/news/date/main.html
http://www.youtube.com/watch?v=PxL1F59Mwt8
国が医師にウソの証言を要請した疑いが浮上している水俣病の認定をめぐる
裁判で、今月死亡した大阪の原告女性に変わって15日、
女性の長女が最高裁判所の弁論に出廷しました。
最高裁での弁論を前に、一人の医師が記した意見書…。
国が自分たちの意向に沿った証言してほしいと
要請してきた経緯が記されていました。
【佐藤猛医師】
「感覚障害に加えて他の所見や症状もありまして、
特に書字障害が非常に強い客観的な裏付けがある。
非常に明確に水俣病である」
カメラの前で初めて証言した佐藤猛医師。
水俣病の研究者で、3月に87歳で死亡した大阪の女性の診断を下していました。
熊本県出身で大阪府豊中市に移り住んだ女性は、
1978年に手足のしびれなどを訴え、最高裁で水俣病と認定され勝訴しました。
しかしその後も国は従来の厳しい水俣病認定基準を変えず、
熊本県も患者認定をしなかったため、女性は再び裁判を起こしたのです。
この裁判で、一審の大阪地裁は女性を水俣病と認定、
しかし大阪高裁での控訴審で水俣病とは認められず、女性は逆転敗訴します。
佐藤医師が環境省から証言を求められたのは、この控訴審でのことでした。
女性を水俣病と認定しなかった行政の判断が妥当であったと
法廷で話してほしいという要請だったといいます。
【佐藤猛医師】
「環境省は30年前の審査委員会で水俣病では無いと棄却した。
審査会を慮った意見に修正できないかという意見でした」
「カルテの記録の中に2回に渡ってこの患者さんが字を書いた記録が
残っています。患者さんの感覚障害を裏付けるもの凄く重要な記録なんです」
佐藤医師は環境省の要請を拒否したため、法廷での証言はなくなりました。
その後、佐藤医師が書いた診断についての意見書は最高裁に提出されましたが、
原告の女性は15日の最高裁での弁論を目前にした3月3日、亡くなりました。
【佐藤猛医師】
「あまりにも長い期間がかかりすぎた。せめてお元気で判断のできる時期に
『こうでしたよ。大変だったですね』とお母さんに声をかけられる場は
あるべきだったと思います」
15日の弁論では、女性の長女が見守る中、
原告側が「国の基準には合理性はない」と主張。
佐藤医師に証言をさせなかったことは控訴審での判断を誤らせたと指摘しました。
【女性の長女】
「裁判官の方が良い方向に持って行ってもらうことだけを願って、
おふくろの写真を持ってきた。おふくろの指輪をはめて。
長い間苦しんできたんだから、良い結果が出なかったら申し訳ないです」
一方、15日の法廷でも国側は「国の基準には合理性がある」と反論しました。
佐藤医師の意見は司法にどう判断されるのか、判決は4月16日に言い渡されます。
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