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ご存知の方もあろうが、今年は伊勢神宮の「式年遷宮」(しきねんせんぐう)の年である。
式年遷宮とは、20年に一度社殿を建て替え、御装束や神宝を新調して、御神体である神儀を新宮へ遷す日本で最も重要な祭儀である。
更に今年は、60年に一度行われる出雲大社の大遷宮とも重なっている。
いわば、"神様の大引越し"の年である。
遷宮の具体的な内容については各人でお調べいただきたいが、
"天つ神"(天照大神)の伊勢神宮の式年遷宮、"国つ神"(大国主大神)の出雲大社の大遷宮が重なる2013年には、大きな意味がありそうである。
ところで、奇妙にも、この式年遷宮の年と世界の潮流変化が一致しているという指摘がある。
ロイターの記事によると、伊勢神宮の遷宮は、東の「米座」(こめざ・こめくら)と西の「金座」(かねざ・かねくら)と間で行われるが、古来から東の「米座」に神様がおられる時代は平和で心豊かな「精神の時代」、西の「金座」に神様がおられる時代は波乱、激動、物質欲が強い「経済の時代」として言い伝えられているという。
そして、近代以降の過去を振り返ると、以下の通りになる。
●1849年─69年 「金座」 幕末期 黒船来航から明治維新の幕開けに向け激動の時代
●1869年─89年 「米座」 明治の文明開化の時代
●1889年─1909年 「金座」 日清・日露戦争の時代
●1909年─29年 「米座」 大正ロマン・デモクラシーなど大衆文化開花期
●1929年−49年 「金座」 世界恐慌から第二次世界大戦、敗戦の動乱期
(※敗戦の混乱で遷宮が4年延期される)
●1953年―73年 「米座」 戦後復興と高度成長期時代
●1973年−93年 「金座」 オイルショックからバブル経済の絶頂と崩壊
●1993年−2013年 「米座」 失われた20年(戦後最長の"いざなみ景気"とデフレ不況)
●2013年−33年 「金座」 ?
いかがだろう。見事に「米座」と「金座」の時代が別れている。
さらに、出雲大社の大遷宮を重ねれば、60年前の遷宮が行われた1953年(昭和28年)からの時代、つまり高度成長期以来の「戦後日本の時代」が終わりを告げるということになろう。
「戦後の時代」が終わるということは、その間に形成されてきた文化や価値観、習慣、システムなどが変わることを指している。
「金座」となる今後20年間、私たちは動乱の時期を生きなければならないようである...。
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