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年20万匹が殺処分…高齢者の“家族”ペットが社会問題化?
http://www.asyura2.com/12/social9/msg/256.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 12 月 28 日 11:34:14: EVQc6rJP..8E.
 

http://news.livedoor.com/article/detail/7267771/

高齢化と核家族化が進み、日本には高齢者のみの世帯が増加している。それに伴い、一人暮らしの高齢者が家族としてペットを迎え入れ、心の糧にするケースも増え続けている。
けれども、飼い主が孤独死したり、入院したりすることによって、ペットが取り残される悲劇が、いま問題視され始めているのだ。

●飼い主の死体とアパートに……
動物病院に収容されたミニチュアダックスのミミ(3歳、メス)。
病室にスタッフが入ってくると、ミミはケージの奥に逃げ込んで丸まってしまう。病院に収容されて1カ月。食事は自力で摂取できるようになったが、今もまだ夜鳴き、怯えなど、心に負った傷は癒える気配がない。
ミミにはほかの入院動物と違って、帰る家がない。健康が回復しても、迎えに来てくれる飼い主もいない。ミミが無料で入院していられるのは、動物病院のボランティア精神の賜物なのだ。
ミミはかつて80代の一人暮らしの女性に飼われていた。けれどもその女性は、ミミを残して孤独死してしまったのだ。
異変に気づいたのは、飼い主の「犬友」の昌子さん(60代)だった。
ミミと飼い主の住むアパートの郵便受けにためられてゆく新聞。気温が25度を超えた日でも開けられない窓。散歩の時間になっても、ミミとその飼い主が外に出てくる様子はない。
「おせっかいだと、ひんしゅくを買ってもいい」
昌子さんは大家を説得して、ミミのいる部屋の鍵を開けてもらった。そして、そこで昌子さんたちが見たのは、腐敗しかけた飼い主の遺体と、衰弱して立ち上がれなくなったミミの姿だった。
飼い主の死後、ミミはゴミ袋の中のラップやティッシュ、アルミホイルなどを食べてしばらくは飢えをしのいでいたらしい。やがて口に入るものも、飲む水もなくなり、衰弱して鳴くことも動くこともできなくなったミミは、腐敗していく飼い主とともに死を迎える直前に保護されて、動物病院に収容されたのだ。

●認知症で病気を認識できない
都内に住む会社員の克彦さん(30代)は、雪の降る日、地面をかきむしって苦しみながら血尿する猫の姿を見た。その猫は、克彦さんが時々エサを与えていた「顔見知り」の猫だった。
猫を病院に連れて行こうとする克彦さんに対して「うちの飼い猫を誘拐するつもりか!」と怒鳴りつけてきたのは、近所で一人暮らしをする90代の男性だった。
男性を説得して猫を病院に連れて行ったところ、診断は「重度の膀胱炎と尿道炎」。投薬治療で治るものの、冷えは厳禁。室内で暖かくしていなければ完治は見込めない。
けれども、翌日も、翌々日も猫は外に出され、鳴きながら地面をかきむしり続けていた。季節は冬。夜になれば0度近くまで冷え込み、雪のちらつく時期だ。
飼い主に、「家の中で暖かくしておくようにって、お医者さんが言ったでしょう?」と言っても、認知症を患っているらしい男性は「うちの猫は元気ですよ。今まで病院にかかったことなんか一度もないから」と、ほんの2日前の出来事すら記憶にとどめていない様子。
このままでは、まともな治療は望めない。そう判断した克彦さんは、こっそりと猫を保護して別の動物病院に連れ込み、「チー助」と名付けて自宅で飼うことにした。

●高齢者がペットを飼うことの問題
克彦さんはその時を思い出して、次のように語る。
「僕は、一人暮らしのお年寄りからペットを奪ったんです。良心の呵責は半端ないです。つらかったです。でも、あのままだとチー助は苦しみながら死ぬしかなかった。あれから半年以上。チー助の病気は治ったけど、排尿に障害が残りました。おじいさんの心の満足を優先するか、動物の健康を優先するか……。この先、こんな問題があちこちに出てくるような気がするんです」
ミミやチー助のケースは、高齢化社会とペットブームが重なり、起こるべくして起こった事故かもしれない。

いや、ミミもチー助も、助けられただけ幸運だ。救いの手を差し伸べられず、悲劇的な最期を迎えるペットは、決して少なくはないのだから。

東京都内で動物保護団体を主宰する女性は、こう語る。
「高齢者が動物を飼い、結局は世話ができなくなるというケースは珍しくありません。飼い主が亡くなった後、遺族がペットを保健所に連れ込むことだってあるんです。ですから、犬や猫の寿命を考え、うちでは一人暮らしの55歳以上の人には動物を譲っていないのです」

けれども、独居高齢者がペットを飼うのが全否定されているわけでもないようだ。前述の保護団体のサポートスタッフは、次のように語っていた。
「いちがいに独り暮らしの高齢者のペット飼育を敬遠してるわけじゃないんですよ。高齢者が動物と暮らすことで元気になるケースって、たくさんありますから」
「家族のいないお年寄りが動物と暮らせたら、と思います。特に猫や高齢の犬は、静かで穏やかなお年寄りと相性が良いんです。ただ、飼い主にもしもの事態があった時の受け皿がないのが問題なんです」

●高齢者と動物のためのバックアップがない社会
アニマルセラピーという言葉があるように、動物による癒やし効果は多くの人々が認める。
犬や猫などの動物を撫でることで血圧が低下したり、心臓病の進行を遅れさせたりできるといわれているし、ペットを飼っているとリラックス効果によって中性脂肪やコレステロール、血圧などの値が下がることも知られている。また、動物を飼っている高齢者はそうでない高齢者に比べて、通院回数が少ないというデータもある。

日本で殺処分される犬や猫は年間20万匹以上。今後、増え続けるであろう高齢者が、家族の一員としてこういった動物を迎え入れられれば、高齢者にとっても動物にとっても、少しは暮らしやすい社会になるのではないか?

動物を飼う一人暮らしの高齢者を定期的に訪問し、飼い方の指導などを行っている動物愛護推進委員の和代さん(50代)は、この件について次のように語った。
「一人暮らしのお年寄りが動物を飼うためには、それなりのバックアップが必要です。核家族化が進む今、家族や親戚の助けは当てにならないケースがほとんどです。かといって、行政がそこまでサポートできるかというと難しい」

かつて福祉というと「車椅子の予算」「バリアフリー」などが優先され、動物やペットに関しては二の次にされていた時期もあった。しかし現在では、「人間と動物の共存」を福祉の一要素として掲げる自治体が増加している。
 ・犬や猫の避妊手術に補助金を出す
 ・飼い方指導のイベントに予算を捻出する
 ・災害用にペットフードやケージを備蓄する
といった対策を取る自治体は、決して珍しくないのだ。

高齢化社会が進むにつれて、動物を家族として慈しむ高齢者は増えるだろう。こうした高齢者のためのサポートが、ますます求められるようになっていくのではないだろうか。

 

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コメント
 
01. 2012年12月28日 12:10:27 : 3nTXkp9TvA
お年寄りを騙す事になるけれども、
スッゴいリアルで高性能なロボットを開発してレンタルするとかどうかな?
お亡くなりになったら次の方へと…

やはり予算が問題か。


02. 2012年12月28日 19:16:35 : LOo8SbbUXw

社会の役に立たなくなった老人が生きていて喜ぶのは家族だけ。
年金が入るからな。

そのくせ親の面倒は見ず、介護保険でただ同然で他人任せにしている鬼畜人間が多くなった。
これも政府の政策が間違っているから。

介護医療に掛ける無駄な金が有るなら、老人の心のケアに役に立ってくれたペット達が、飼い主の死後も安楽に余生が送れるように税金を使うのは正しいあり方だと思う。

取り残された飼い犬は政府が全責任を持って面倒を見る制度の創設が必要だ。
それが本当の老人ケアだ。

 


03. 2012年12月29日 10:22:30 : CYLLKxTPqU
そのうち・・
ライフラインを止められ ペットを抱き・・
老人ホームレスが街角に立つ!

座して死を待つか? 老人と海(ペット)!


04. 2012年12月29日 23:46:41 : 1CypbfIMZc

>動物を家族として慈しむ高齢者は増えるだろう。こうした高齢者のためのサポートが、ますます求められるようになっていく

甘えるな

低賃金の仕事に追われ
重い税金、年金、医療負担を払い
結婚もできず、
孤独にアパートで暮らす現役世代も多い


05. 2012年12月30日 13:28:37 : StI7Jehb6c
2012年12月29日 23:46:41 : 1CypbfIMZc
>甘えるな

お前も将来孤独老人死する可能性が高い。
その時お前が今言った言葉を思い出せ。


06. 2013年1月01日 13:05:57 : o53g8E0QKI
04さん

甘えているのそちらさんでしょう。

今の高齢者は
戦中派や焼け跡派だよ。
戦後の0から出発した世代だよ。

まあ昔から04さんのような人物は居たと思いますがね。
そのような人物は
年を取ってもろくな人生を送っていないと思います。

04さんも一度転落して
0から初めて
ガッツのあるところを見せてください(>_<)。
成功した人は
全部若い頃から苦難を乗り越える努力をした人です。


07. 2013年1月02日 18:41:37 : jUycTf8xzk
人生に成功する、しないという違いはどこにあるのか?ただ単に個人の努力次第なのか??そうは思えない。今はこの時代は生まれ落ちた時から這い上がることなどできず、人生の大半が決まっている。実際30年位前までは、働く場所のない連中などいなかった。派遣制度などない時代だった。その時代に比べ、今は生まれた時から(たとえ物質的には恵まれていようが)ゼロからいや場合によっては、マイナスのスタートラインに立たされていることの現実はどう思えばいいのか?今年金を受け取っている方々は確かに戦中戦後必死に生き抜いてきた、何よりこの国を守ってくれたことには感謝している。だからと言って今この時代を生き抜く方が、その当時よりも楽と言えるのか?決してそうではないはず。今この時代を生きていく、ただそれだけでも一人一人が必死に生きている、決して努力だけで人は成功するのではないこの現実はもう誰もが認めざるを得ない・・・

08. 2013年1月03日 04:38:44 : iEXPP8eUEs
07

生きて行けるだけでもましではないですか?。
戦中派には戦死者多数戦病死者多数
家族を失った者多数
戦災孤児にになったもの多数。
戦後も暫くは生きていくのが大変な時代だったのですよ。
仕事場探すのも大変だった。
それでもがんばる人は頑張った
悲観ばかりしている人達も居た。

経済が上向きの時は
企業戦士
モーレツ社員
と言われるほど頑張った人達も沢山居た。
その様な生活を否定して
自ら浮浪者(ヒッピー)になる人も多かった。
祭日も少なかったし週休2日制などもなかった。
社会が騒然として犯罪も多かった。
景気が良いからと言って楽して生きて居たわけでは無い。

でもいつの時代でも言えることは
頑張る人は頑張る
悲観する人は悲観する
落ちる人は落ちる
頑張ったからと言って成功する保証は無い。
始めから放棄すれば更に見込みは無い。
07さんは
悲観派のようですが。

私の趣味仲間の高校生も
人生の目的が決まっていて
見事に合格。
今年からはその仕事に行けると大喜びです。
20代の女性もリストラされましたが
すぐ経済関係の資格を取って間もなく就職。
自分の趣味仲間には
その様な若者が多いですよ。
覇気がありますよ。
悲観なんか全くしていない。
離婚で落ち込んでいるのはいますがね(>_<)ヽ。

自分がどの道を選ぶかだけです。


09. 2013年1月03日 20:24:57 : S1RsAcLlCI
07

戦後間もなくはまだ社会も混乱していて、いろいろな業界で人脈も制度も確立されていなかったから新参者はやる気さえあれば成功できた。官庁もパージされて新しい人が許認可を取り仕切っていたから新参者同士で仕事がやりやすかった面もある。
しかし今は人脈も制度も固定されてしまい、ゼロからの出発などほとんど不可能であろう。08のようなポジティブ態度が取れるのはコネがある勝ち組であり、コネのない負け組には役に立たないアドバイスだと思う。
同じ趣味の人ならたくさん会った事はあるが、仲間に入れてくれる人など会った事はなかった。家柄、学歴、社会地位が違えば趣味が同じでも仲間などにはなれないのである。08にはそこが理解できていない。


10. 2013年1月03日 23:28:05 : iEXPP8eUEs
09

08への間違いではないですか?。

私にコネなどのありませんでしたよ。
両親は日雇い労務者で住まいも便所臭い借家住まいでした。
学歴も義務教育だけですぐ働きました。
進学はしなかったけれど
読書や音楽などの芸術が好きで
今に致までそのスタイルは続いています。
ぼろは着てても心は錦を目指しました。
飲酒喫煙繁華街も全く興味なし。

高学歴や資産家の人達に混ざってピアノ習ったりコーラスしたりしていますが
自分がその人達より劣るなどとは一度も思ったことはない。
 仲間に入りたければ自分から飛び込めば良いだけです。
でもあまり派手にお金を使う人には近づきませんがね(^^)v。
勝負になりません。

ずっと3K職場でしたが
 元々貧乏だったので大して辛いとは思いませんでした。
自分がポジティブな言動ができるのは
 少年時代経験した貧乏に比べれば大したことない
と思えるからです。
 それに後ろ振り返っても仕方がない
くよくよしてもしょうがないと言うことで
物事は自分の勘を頼って即断即決主義です。

悲観したり批判したりで物事良くなるなら構わないのですが
時間の無駄だと思いますよ。
笑う角に福来る
と言うではないですか。

 



11. 2013年1月04日 17:53:38 : 3PJAqRzx3M
>生きて行けるだけでもましではないですか?。

ましなわけなかろう。


12. 2013年1月04日 18:34:08 : iEXPP8eUEs
11

じゃあ死ねば?。
止めませんよ。


13. 手紙 2013年1月05日 23:44:21 : ycTIENrc3gkSo : k3ZWs14eso
投稿者さま、重要な情報をありがとうございます。
私にとってこの情報は盲点でした。
これほど重要な問題に今まで気づかなかった自分が腹立たしいです。
こんな空白があったとは…

あるいは、気づいているのに素通りしていたのかもしれません。
それは私がもっとも恐れていることのひとつです。

私の日常生活の中で死角になっている場所が、まだまだありそうです。
地域社会の変化というものをもっと自分の目と耳で察知しなければならないようです。


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