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【第100回】 2012年11月13日 小川 たまか [編集・ライター/プレスラボ取締役]
生まれ変わっても今のパートナーを選ぶ?
夫婦円満でも意外に少ない
「もちろん選ぶ」派は37%
11月22日の「いい夫婦の日」を前に、「いい夫婦の日をすすめる会」が夫婦関係に関する調査を行った。この調査結果によると、「生まれ変わっても今のパートナーを選ぶ」と答えた人は全体の37%だった。同調査では、この他にも結婚に至るまでの交際期間や、パートナーを選んだ理由についても聞いている。
調査は2007年から毎年実施。対象者は調査会社モニターより抽出した18歳以上の既婚者(男女)800人。
50代男性、40〜60代女性に多いのはなぜ?
「生まれ変わったら別のパートナーを選ぶ」
まず、「生まれ変わったとしたら、今のパートナー(夫もしくは妻)を選びますか」という問いに対しては、冒頭で触れた通り、最も多かったのは「考える」と答えた人で全体の43%で、次いで「もちろん今の相手を選ぶ」(37%)、「別の人を選ぶ」(21%)となった。
性別・年代によってやや差があり、「もちろん今の相手を選ぶ」を選んだ人が平均よりも多かったのは男性では30代以下、40代、60代。それぞれ50%弱の人が「もちろん今の相手を選ぶ」と答えている。これに対して、女性で「もちろん今の相手を選ぶ」と超えた割合が全体より多かったのは30代以下のみだった。
一方、50代の男性と、40代、50代、60代の女性では、平均と同等かそれより低い結果となった。この結果から、どちらかというと男性の方が、パートナーへの“信頼”が厚いと読み取れる。結婚生活が比較的短いであろう30代以下の多くの男女が「もちろん今の相手を選ぶ」と答えている一方で、50代の男女はどちらもそう答えた割合が低い。子育てが一段落したころに夫婦の危機が訪れるというのはよく聞く話だが、実際にこの調査でも、それを裏付ける様な結果が出た。
「別の人を選ぶ」層は
「親や知人のすすめ」で結婚した人が多い?
では、仲の良い夫婦とそうでない夫婦の違いはどこにあるのだろう。結婚前の交際期間を聞いたところ、「半年未満」(12.8%)、「半年以上1年未満」(23.5%)、「1年以上2年未満」(23.5%)と、2年未満が全体の約6割を占めたが、調査元に寄れば、「生まれ変わったら別の人を選ぶ」「考える」と答えた層には、「半年未満」「半年以上1年未満」の割合が多く、特に「別の人を選ぶ」層でその傾向が強かったという。
さらに、「生まれ変わったら今のパートナーを選ぶか」の問いに対する回答で「今の相手を選ぶ」層、「考える」層、「別の人を選ぶ」層に分け、「今のパートナーを選んだ理由」を複数回答で聞いた。すると、「別の人を選ぶ」層の答えで他よりも圧倒的に多かったのは「親や知人のすすめ」(約35%)。また、「今の相手を選ぶ」層の答えで、他の層と比べて目立って多かったのは、「性格」「優しさ」「安心感」「愛情」「容姿」だった。「フィーリング」は「今の相手を選ぶ」層、「考える」層ともに多く、「タイミング」は「考える」層で多い結果に。「経済力」と答えた人は、どの層でも少なかった。
結婚生活で多少の不都合があったとしても、自分が選んだ相手なら「我慢も必要」と思えるもの。昔と比べて自己決定が自由な時代であるだけに、「親や知人のすすめ」で決めた結婚に、今になって後悔する人もいるようだ。
「生まれ変わっても今のパートナーを選ぶ」と答えた人が37%と聞くと少ないような気もするが、とはいえ、夫婦仲が「とても円満」「まぁ円満」と答えた人は合わせて79%と大半を占める。違うパートナーを選んだ場合を妄想することはあっても、現状には「まぁ満足」しているのが多くの人の正直な気持ちなのかもしれない
(プレスラボ 小川たまか)
http://diamond.jp/articles/print/27774
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