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生活費ほとんど稼げない 途方に暮れる既婚研究員の悩み
2012.11.11 16:00
本職は大学院の研究員。生活費を稼ぐために別の仕事を見つけたい〜前編〜
一生懸命転職活動に取り組んでいるのに、なかなか書類が通らない、面接で落ちてしまう…。理由がわからず、思い悩んでいる人はいませんか?もしかしたら、「これが正しい」と思ってやっていることが、NGだったのかもしれません。自分では気付かない意外な原因を、リクナビNEXTの名カウンセラー、Dr.門野がズバリ診断します。悩める子羊よ、集まれ!
本職は大学院の研究員。生活費を稼ぐために別の仕事を見つけたい榎本さんの場合
<プロフィール>
榎本健人さん(仮名・34歳)
大学時代から社会学系のある分野の研究に没頭。現在も大学院で研究を続けている。しかし、2年前に結婚したにも関わらず、生活費をほとんど稼ぎ出せない状態。収入を少しでも増やしたいと、研究と両立できそうな仕事を探しているが、大半が書類落ちの状態。
<現状>
・自分一人ならば何とか食べていけるが、2年前に結婚したため、家庭に少しでも多くお金を入れられるようになりたい。そのため、本の執筆や、講演会などを細々と行っているものの、未だ生活は苦しい。
・第一志望は大学講師だが、募集は少ないので、学習塾の社会科の講師など、研究と両立できそうな仕事に応募しているが、一向に書類が通らない。
大学時代から社会学系のある分野の研究に没頭。現在も大学院で研究を続けている。しかし、2年前に結婚したにも関わらず、生活費をほとんど稼ぎ出せない状態。収入を少しでも増やしたいと、研究と両立できそうな仕事を探しているが、大半が書類落ちの状態。
Dr.門野(以下、D):榎本さんは社会学系分野の学問の研究家で、本も執筆されているのですね。
相談者(以下、相):はい。大学時代から10年以上、研究に取り組んでいます。本の執筆のほか、専門誌への寄稿や、講演会なども行い、数回ですがテレビや雑誌の取材も受けたことがあります。これからもずっと、この分野に打ち込みたいのですが、研究費は取れても生活費まで回せるのはほんのわずか。
結婚しているのに生活がままならず、恥ずかしながら互いの実家の支援を受けている状態です。あと2〜3年経てば、私の研究分野にももっと研究費が割り当てられる見通しなので、それまでをしのぐために一時的にほかの仕事を探しているのですが、なかなか見つからないんです。
D:大学の研究室って、そんなに収入が少ないのですか!?
相:人によると思いますが、私の場合は少ないですね。研究費は数百万円単位でもらえるのですが、あくまでこれは「研究費」。大半が研究や調査に充てられ、個人の取り分はほとんどありません。妻は、研究自体は応援してくれているものの、いつまでも実家からの支援を受けるわけにはいかないと…。どうすればいいでしょう?
D:どんな仕事を探しておられるのですか?
相:本命は、大学の非常勤講師です。研究とも両立しやすいですしね。でもなかなか求人がないので、中高生向けの社会系科目の塾講師や、得意の英語を活かせる英会話の講師などに片っ端から応募しています。
今までに100社以上に応募し、派遣登録までしているのですが、全然面接の機会が得られません。それなりにいい大学を出ていると思いますし、研究にもずっとまじめに打ち込み、成果も出してきたのに、なぜ会ってもくれないのでしょう?
D:うーん…学習塾において社会系の科目は、英語、国語に比べると少々優先度が低いですよね。しかも、ずっと研究に打ち込んできた榎本さんに「受験に受かるための授業」ができるとは思えない。専門分野ではない英語ならば、なおさら。講師の路線は、ハードルが高いのではないかなあ。そもそも、どこに応募したとしても、「2〜3年だけ働きたい」ということがわかってしまったら、どこも雇ってくれないと思いますよ。
相:…では、私はどうすればいいのでしょう?途方に暮れてしまいます…。
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/121111/ecd1211111601001-n4.htm
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