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生きるのが面倒な日本の若者たち
時・出典 2012/10/14・朝鮮日報日本語版
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日本の有名なお笑いタレント、加藤茶さん(69)は今年3月、23歳の女性と結婚した。実に46歳も年下だ。35歳年下の女性と結婚した70歳の俳優、22歳年下の女性と結婚した70歳の有名司会者などもいる。こうした傾向は何も芸能人に限ったことではない。ある会員制の結婚情報サイトでは、結婚に至ったカップルのうち、年齢差が11−13歳のカップルの占める割合が2006年の13%から11年には38%へと、3倍に膨れ上がった。日本の若い女性たちは、覇気がなく未来も暗い同年代の「草食系男子」よりも、生活が安定した「おじさん」との結婚を夢見ている。「父と同年代の夫」がひそかなブームとなっているわけだ。中年男性をまねた「おやじギャル」スタイル、面倒な恋愛を避けて似たような同性同士で満足するOLたちの「女子会」などの流行も、全ては同じ脈略からだ。15−22歳の日本人女性2000人にアンケート調査を行ったところ、希望する業種の2位がホステスだったとの統計もある。
■「日本の危機の中心は夢を失った青年たち」
経済専門紙の記者だった著者は『引退大国の貧困報告書』などの著書を通じて、高齢化社会の問題点にスポットを当ててきた。「日本の危機の中心は“夢を失った青年”だ。日本より一歩出遅れた感はあるものの、未来がさらに険しくなることが予想されている韓国は、日本の現在の様子から危機突破のヒントを探し求めなければならない切迫した状況にある」と訴える。
長寿大国「日本」の若者の挫折は、想像を絶している。2011年に就職の失敗により自殺した10−20代の若者は150人を超えた。同年、青年(15−24歳)失業率は8.2%に達したほか、今年2月の大卒者の就職率も80.5%にとどまった。バブル経済期と比べると「就職活動」の体感景気はまさに「氷河期」といったところだ。だが、こうした日本の青年たちが、2011年に韓国の若者の大卒者の就職率がわずか51%にすぎなかったという事実を知れば、一体どう思うだろうか。
就職後、一生涯同じ職場で働けると思ったら大間違いだ。最近の日本の若者は、ボロボロになって働いても貧乏から抜け出せない「ワーキングプア」よりは、いっそのこと生活保護受給者として生活することを望む。年俸200万円のワーキングプアの月給は17万円程度。生活保護受給者としての暮らしを選択すれば月に10−15万円を受け取ることになるが、それだけではなく税金などの支払いが必要ないことを考慮すると、職場には通わない方がいいという結論に到達する。こうした事情があってか、初めから異性に関心を持たずに暮らす若者が増えている。日本の政府機関の調査によると、18−34歳で異性と肉体関係を持ったことのない男性は2005年の31.9%から10年には36.2%に、女性は36.3%から38.7%に増えた。
■子育てに不向きな社会…急増する児童虐待
なんとか結婚にこぎ着けても、暗い未来は変わらない。まず、妊娠後に職場で首を切られ、家庭まで崩壊してしまう「HIKS(ハーフ・インカム・ウイズ・キッズ)カップル」が社会問題となっている。最近の大きな問題は、出産のために他の都市に数時間もかけて遠征しなければならない「出産難民」が増えていることだ。分娩(ぶんべん)予約は少なくとも予定日の6カ月前には入れなければならず、妊婦が3カ所以上も診療を拒否されるケースが毎年1000件以上に上っている。毎年100万人生まれる新生児のうち、半数が出産難民状態で生まれてくる運命だ。このようにしてようやく生まれても、7人のうち1人は貧困児童となる。一人親家庭で親が働いている場合の子どもの貧困率も、経済協力開発機構(OECD)で目下トップだ。
やがて若者の挫折は家庭の崩壊へとつながっていく。代表的な現象が、年々残酷化する児童虐待現象だ。2010年7月、3歳の娘と1歳の息子を部屋の中に閉じ込めて餓死させた母、下村早苗被告(23)の事件が報じられたことで、日本列島はショックに打ちひしがれた。警察の調べに対し、同被告は「ご飯を食べさせ、お風呂に入れるのが面倒だった」と供述している。日本社会で児童虐待は景気低迷が本格化した1990年代以降に急増した。2009年に全国201カ所の児童虐待相談所で受け付けられた相談件数は4万4210件と、1990年からの19年間で約40倍に増えた。
■高齢化社会、青年の挫折に注目せよ
社会を孤独と不安が取り巻くようになると、新興宗教は爆発的に成長する。仏教系列の「創価学会」や東京大学出身のエリート教祖が導く「幸福の科学」のように、政党を作って政治勢力化する新興宗教もある。
高齢化・低成長の時代に最も先にないがしろにされるのは「お年寄り世代」だろう。貧弱な福祉セーフティーネットは単なる延命手段にすぎず、55歳で引退を余儀なくされる社会からは、勤労所得など受け取れるはずがない。子育てで預金通帳も空になる。こうした中「老後の支援策を打ち出すべきだ」と主張する勢力が拡大する。しかし、著者は「ここには大きな落とし穴がある。バランスと総合的感覚が必要だ。よく考えてみると、お年寄りよりも青年の生活の方がはるかに劣悪で、ないがしろにされる確率が高いためだ」と主張する。日本の現実がそれを証明している。
「山のてっぺんから降りてきたお年寄りが“疲れたから私をおぶって下まで連れていってほしい”と威張れる時代はすでに過ぎ去って久しい。若者の登山路は親の世代よりもはるかに長くて険しくなっている。今まさに山を登ろうとする若者の道を阻んでしまえば、待っているのは共倒れのほかないだろう。子どもたちの世代が登山自体を諦めてしまいかねないためだ」。よその家の話だが、聞いているだけで憂鬱(ゆううつ)になる。人ごととは思えないため、心苦しくなるのだろう。
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//Memo
*2011年に就職の失敗により自殺した10−20代の若者は150人を超えた
*青年(15−24歳)失業率は8.2%に達したほか、今年2月の大卒者の就職率も80.5%
*2011年に韓国の若者の大卒者の就職率がわずか51%
*日本の政府機関の調査によると、18−34歳で異性と肉体関係を持ったことのない男性は2005年の31.9%から10年には36.2%に、女性は36.3%から38.7%に増えた
*一人親家庭で親が働いている場合の子どもの貧困率
*日本社会で児童虐待は景気低迷が本格化した1990年代以降に急増した。2009年に全国201カ所の児童虐待相談所で受け付けられた相談件数は4万4210件と、1990年からの19年間で約40倍に増えた
*政党を作って政治勢力化する新興宗教もある
*貧弱な福祉セーフティーネットは単なる延命手段にすぎず、55歳で引退を余儀なくされる社会からは、勤労所得など受け取れるはずがない。子育てで預金通帳も空に
*(A)親と同居の未婚者は増え続け、2010年には若年層では男で49.4%、女で45.6%に達し、壮年層でもそれぞれ19.9%、12.2%に達している
*(B)正規就業者と非正規就業者の未婚率の差がもっとも大きいのは男性30歳代であり、正規が30.7%、非正規が75.6%
*(C)戦後、自宅が8割から病院が8割へと死亡場所は大きく変化。諸外国と比べても自宅が少ないのは在宅医療・介護とみとりの体制が弱いため
*(A.B.C)はそれぞれ以下のウェブサイトから
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/index.html
//Hitokoto
現代社会の貧困は戦後すぐの貧困とは実情が違う。
首都圏への一極集中、外需に依存した産業構造の変化。
地域社会の崩壊、一人暮らしの急増。
お隣さんの助け合いが少なくなったぶん、
貧困の現状は物質的にも精神的にもより過酷なものになっているのではないか?
正規の職を失った人たちが職を求めて日本中を漂流している。
こんな現象はもう国内難民と呼んでも差し支えないだろう。
私たちもいつ難民になり孤独社会に放り込まれるかわからない。
そして外国人研修制度の名の下に実質的な奴隷労働を強制している経営者たちもおり、
これは徹底して糾弾し弾劾し国連への提訴も視野にいれねばならない。
暗い話が続くけれども、もう少し耳を貸してほしい。
いずれ国内難民化した人たちには絶対的な孤独が待っている。
私が最も強く危惧し警笛を鳴らしたいのは、
社会の排除論理そのものが彼ら彼女らを襲う恐れである。
いちど排除された者はそれ以上にまた誰かを排除する。
いわば排除の連鎖と言ってもいいものが社会を覆ってしまった時、
自由民主主義社会は自壊する。
そうなれば、もう後戻りすることは出来ない。
憲法の前文が警告しているように、
官が腐臭を放っている今、民が粉骨砕身の努力を惜しんではならない。
政府や政権政党を追及できる事は自由の基本的な原則です。
時間切れになる前に大きなつけを払ってでも共生社会に社会構造を転換し、
共和への道を歩む道しるべを示すべきだ。
それでこそ次代に命をつなぐことができるはずです。
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