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チェスの世界チャンピオンが、IBMのコンピュータ(Deep Blue)に敗れたのは、1997年のことでした。もう15年も前の話です。
それ以来、コンピュータが、この世界の様々な問題を解決するという「希望」が語られてきました。またそれは、コンピュータが人間から仕事を奪うという「恐怖」とコインの表裏でもあったわけです。
コンピュータが人間から仕事を奪うのは「時間の問題」であると認識は、多くの人が持っているでしょう。ただ、それは「まだずっと先の話」だと考えているのではないでしょうか。
僕も、そう思っていました。
現代社会における仕事とは、その多くが、専門知識の偏在を前提としています。要するに、専門知識をもつサービス提供者が、その知識をもたないサービス受益者に「専門知識を売る」という構図です。
しかし、誰もが安価に「最高の専門知識」を得られるような未来は、とても近くにありそうです。コンピュータが、さらに進化した形でスマホに搭載されるまで、あと10年ぐらいでしょうか。
その課程で、世界の失業率はどんどん高くなっていくでしょう。国内においては、それは、最低賃金が生活保護を下回るような形で、隠れて見えにくいかもしれませんが、確実に進行すると思われます。
失業率20%、大変な混乱があるでしょう。失業率40%、内戦や近隣諸国との戦争がおこるかもしれません。でも、いつか・・・。誰もが、この社会の実質の失業率が100%だという認識をもったとき、僕たちは「ああ、そういうことか」と気が付くはずです。
働かなくても、人が生きていける社会が到来したのだと。
それが果たして、人間にとって本当に幸せな社会であるかは解りません(個人的にはネガティブ)。ただ、この社会は「形のないもの」にお金を払うことを嫌っていて、その最たるものが人件費だということを考えると、どうにもこの流れが行きつくところを変えるのは難しそうです。
(楽しみでもあり、怖くもあり)
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