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野口悠紀雄教授に論破された「ガルダス」浜田教授 (植草一秀の『知られざる真実』) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo142/msg/798.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 1 月 20 日 18:18:48: EaaOcpw/cGfrA
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-37a4.html
2013年1月20日 植草一秀の『知られざる真実』

2月3日日曜日に高島康司氏のしゃべり場事務局が主催する

「ヤスのしゃべり場Vol.3」
http://blog-imgs-54.fc2.com/y/t/a/ytaka2011/shabe01.jpg

で講演と対談を行う。

ファシリテーターとして登場する川島克之氏からの依頼で参加させていただくことになった。

私の講演テーマは『日本の権力構造と2013年の展望』

長丁場の企画でどのような結果になるか分からないがご案内させていただく。

定員が80名と限られているので、参加ご希望の方は「しゃべり場事務局」まで、お早目に申し込みをお願い申し上げたい。

yasunoshaberiba@gmail.com


1月20日のNHK「日曜討論」は安倍政権の経済政策をテーマにした。

出演者は政府代表として甘利明経財相、財界から日本商工会議所会頭で東芝相談役の岡村正氏、学者として浜田宏一氏と野口悠紀雄氏が出演した。

岡村氏は財界人として安倍応援団の役割を担って出演している。

学者では安倍氏が依拠しているのが浜田氏で、浜田氏とは異なる主張を提示している学者として野口氏が出演した。

NHKは「日曜討論」の出演者を二つのプロセスを経て決定している。

ひとつは、出演者の考えと立場を完全に把握すること。

二つ目は、その属性を踏まえて、各立場の討論者を何人ずつ出演させるかを決めること。

完全に中立公正の討論を行う場合には、対立する立場のそれぞれから同数の発言者を出演させる。

基本的に政府の御用番組であるから、主賓として迎える政府関係者の主張する立場の論者を多く出演させることが多い。

政府側論者3、反対論者2などの構成が選択される。

本来、公正に対論を戦わせるなら2対2ということになる。


1月20日討論では、この構成比が3対1であった。

これが偏向NHKが最近多用するスタイルである。

政府礼賛論者ではない学者として野口悠紀雄氏を出演させたことがせめてもの救いであった。しかし、討論の構成として、3対1であることがNHKの御用体質、偏向体質を如実に示している。

学者二人を出演させる一方、財界から発言者を出演させるなら、同時に、労働界や消費者を代表する人物も出演させるべきである。

あるいは、学者のなかから政府礼賛論者2名とそうでない学者を2名ずつ出演させるべきだ。

偏向司会者の島田敏男氏は野口悠紀雄氏の発言を何度もさえぎった。


浜田宏一氏は私も学生時代に金融論の講義を受けた者の一人だが、現時点では主張の説得力を完全に失ってしまっている。

自説の主張を繰り返すだけで、批判に対する明確な反論を示すことができていない。

安倍政権誕生に前後して円安と株高が生じたことだけを根拠に、日銀の独立性抑制の正当性を主張する。

しかし、過去に日銀が量的金融緩和政策を発動した際にほとんど効果が得られなかった点についての説得力ある説明をまったく示すことができなかった。

経済学者のなかに、ひたすら日銀の金融緩和政策を主張する人間が増加している。これらの人々がある種の徒党を形成している。

しかし、これらの学者は追加金融緩和措置がインフレ率を引き上げるまでの効果波及プロセスを明快には示していない。

マネタリストなどの業績により示されてきた金融政策と名目取引量との因果関係とは、量的金融指標の増加がタイムラグを伴って経済の名目取引量に影響したと判断できる実証的な分析結果だった。

単純化して言えば、マネーサプライなどの量的金融指標の増加が名目取引量≒物価水準に影響を与えてきたと判断できるという関係である。

この実証的な関係を基準にして、量的金融指標のコントロールによって物価変動率をコントロールし得るとの考え方が提示されてきた。


現在の最大の問題は、マネーサプライなどの量的金融指標を増加させる具体的な政策手段を見い出せないことにある。

追加金融緩和政策の中心に置かれているのは、「量的金融緩和措置」であるが、これは、マネーサプライなどの市中に出回る貨幣量を増加させるものではない。

市中に出回る貨幣量は金融機関の与信行動によって増加される。量的金融緩和措置とは、金融機関の与信行動の源になる短期金融市場で金融機関が調達できる資金量を増やすというものでしかないのである。

マネーを生み出す源になる資金という意味で、これを「ハイパワードマネー」や「ベースマネー」などと呼ぶが、この増加はマネーサプライを増加させるための「必要条件」でしかない。

実際にマネーサプライが増加するには、このように供給されたハイパワードマネー、ベースマネーを金融機関が活用して、市中に対する与信行動を積極化させることが必要なのである。

金融機関の与信行動が積極化することがマネーサプライ増大の「十分条件」である。

日本における過去の量的金融緩和局面の現実とは、ベースマネーの供給は増やしたが、マネーサプライの増大は実現しなかったというものである。

野口悠紀雄氏はこの点を明確に説明した。

しかし、浜田氏はこの点に対する反論を示せなかった。


また、浜田教授はIMFの専務理事の名を繰り返し「ガルダス」と発言していたが、意味が不明である。

IMF専務理事はクリスティーヌ・ラガルド氏であって、ガルダス氏ではない。

浜田氏の発言全体に対する信憑性を揺るがす発言であったと感じられる。


 

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コメント
 
01. 2013年1月20日 19:39:30 : YxpFguEt7k
もう書き起こされたものが出てますねぇ…
http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20130120

コチラが野口悠紀雄氏の持論
http://toyokeizai.net/articles/-/12443

浜田宏一氏の発言
「こんなに論より証拠で、株が上がり為替も影響を受けるのに、金融政策が効かないということはない。」
 (野口氏曰く「ご祝儀相場」)

「マンデルという人は、金融政策をやって、インフレ期待が生じ、金利が高くなるということは起きるが、それはインフレ期待よりも少ない、だから必ず経済は利益を受けるということを言っております。」
 (野口氏曰く「では、QE2のときの「金利上昇&投資増加無し」はどう説明するのか」)

「本田悦朗教授(元大蔵官僚)らが示しているように、量的緩和でゼロ金利で野口先生のおっしゃることは多少起こったがやはり日本経済にはプラスの影響がある、というのが実証的に証明されている」
 (いつ実証されたのか…)

「私が銀行に借りに行っても貸してくれないでしょう。それは担保が足りないからで、株式、そして土地の資産価値が今後上がってくれば、担保が増えて貸出市場にも極めて強く効く、というのが今の連銀議長でまた立派な経済学者でもあるバーナンキ先生が言っていることです。」
(土地の値上がりはいつになるのか…)

「バーナンキ自身が日本銀行行内で講義したことは、『金融政策手段は日銀にやらせろ、ただ目標を勝手に決めて、デフレを国民に押し付けるということは許されない』というレクチャーをしているんですね。」

本田さんが言ってる、マンデルさんが言ってる、立派な経済学者バーナンキさんが言ってる2連発…ジャーナリストじゃないんだから…
確かに説得力なし&疑問が残りますな。

二人の共通認識は「成長戦略」が大事。
そして甘利氏の発言で消費税増税の判断は「8月(参議院選後)」ということも分かりました。

植草氏、がんばってください。応援しております。


02. 2013年1月20日 20:28:05 : VbWAbFllIA
ぶれているのは植草氏ではないか?
もともと財政、金融の積極論者がすっかり変わってしまった。
浜田氏の主張は過激とも言えるが、良くまあ自民構造改革保守派が承諾したものだ。
小泉氏や官僚も様子見と言うところか。

03. 2013年1月20日 20:34:34 : QKj2V8oUfM
野田って経済学者ですか?東大工学部くずれの学習評論家だったような・・?

04. 2013年1月20日 21:43:05 : YxpFguEt7k
はたともこ氏
「日銀総裁に竹中平蔵説登場。本気か。
 「2%インフレ実現まで無制限金融緩和」と内閣官房参与。国民の所得向上が最優先!株主配当が優先され、トリクルダウンの嘘は証明済。
 竹中日銀総裁では国民生活破壊と世界へのバブル輸出となる。日本は新自由主義ではない。
 参議院において断固否決すべき人事案だ。」
https://twitter.com/hatatomoko/status/292909978384207873

否決してください。絶対通さないでください!


05. 2013年1月20日 22:03:06 : 3fil4HFn8M
野口悠紀はアメリカの金融工学万歳人間で日本の製造業を見下してバカにしている人間だ。しかし、今度はアメリカの金融をバカにし始めたか?
野口悠紀は全く信用できない。

06. 2013年1月20日 22:46:19 : YxpFguEt7k
確かに11月まで下がってきていて、12月頃から上がってきてる気がしますが…気のせいですかね。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=CJGB1U10%3AIND

ちなみに「ガルダス」とはこういうものらしいです。
http://www.youtube.com/watch?v=iskCfT_raUQ


07. 2013年1月20日 22:51:19 : sUpHQ8Q75g
> 日本における過去の量的金融緩和局面の現実とは、ベースマネーの供給は増やしたが、マネーサプライの増大は実現しなかったというものである。

その通り
銀行は貸出し能力の半分しか使えてないことが明らかになってる
このことだけを見ても
日銀の追加金融緩和がデフレ脱却に無力つうことは明白
経済を研究してきた者がそれを無視するとしたら素人以下だ

銀行から市中へカネが流れない抵抗体がそこにあるわけで
それが何でどう取り除くべきかが判らなけりゃ
デフレ脱却なぞいつまで経ってもできない


> しかし、浜田氏はこの点に対する反論を示せなかった。

浜田の発言や態度からは熱意も見識もまるで感じ取れなかった
逆に説得力のある論を展開する自信の無さを感じた

結局どっかの誰かに彼の国への資金移動の指南役を命じられただけだろ
日経を一流経済紙と評価して恥じない経済音痴のバカ国民を騙す仕事だ

エール大はスカル&ボーンズつう悪魔崇拝カルトの本拠地でもある
浜田が日本国民の幸福のために残り短い人生を掛けるとは到底考えられん


08. 2013年1月20日 23:21:13 : bKvSZBGCj2
リフレとは金融緩和+財政出動で消費マインドに火を付けて下流から上流へ景気の流れを拡大していくボトムアップだと思います。
これをトップダウン論で論じようとしても全く話が噛み合わないと思います。

間違っていますでしょうか。


09. 2013年1月21日 05:26:16 : fya7P2ndhI
完全雇用の実現が問題なのにね。

10. 2013年1月21日 07:05:38 : UC8c4iia9M
口の悪い人間は野口氏を財務省の手先みたいな言い方をするけど
氏の主張してる、日本の統治の基本構造は”1942年体制のまま”という主張は正しい。
また、かつてはインフラ構造不況ということも言及してた、先見の目を持った論者。
これはどういうことかというと、高度経済成長に建て増したインフラの更新期が
2000年代以降に一斉にやってきて、その費用は国家財政を圧迫する、そしてその
対処法は無いという、かなり強烈な悲観論を主張していた。

結果はその通りに事が進んでる。

毎年20兆10年、総計200兆の国土強靭化政策なるものも無駄に終わる。
いくら更新しようとしても、戦後に無計画に広がった雑多な都市の
インフラ更新は、選択と集中、新技術で代換えしていっても追いつかない。


11. 2013年1月21日 10:08:33 : Fg0U0H9Iak
> しかし、過去に日銀が量的金融緩和政策を発動した際にほとんど効果が得られなかった点についての説得力ある説明をまったく示すことができなかった。

「過去に日銀が量的金融緩和政策を発動した」は単なる植草一秀の個人的思い込み。
過去に日銀がアメリカ並みの量的金融緩和政策を発動したことは無かったので、ほとんど効果が得られなかった、が正しい。

> 現在の最大の問題は、マネーサプライなどの量的金融指標を増加させる具体的な政策手段を見い出せないことにある。
> 市中に出回る貨幣量は金融機関の与信行動によって増加される。量的金融緩和措置とは、金融機関の与信行動の源になる短期金融市場で金融機関が調達できる資金量を増やすというものでしかないのである。

アメリカのFRBはQE1,QE2でそれぞれ1.725兆ドルおよび6000億ドル、合計2.325兆ドルx90円=209兆円のの国債等を購入したが、日米の経済格差(米国が約3倍)を勘案すると、日銀も80〜100兆円位はマネタリーベースを増やす必要があった。
FRBは2008年6月末から2010年末までの1年半で、バランスシートを約2.5倍に、またQE2が終了した2011年6月までの3年間では、バランスシートは3.2倍にも膨らませた。一方で、日銀は2008〜10年末までの期間に、約23%しかバランスシートを拡大させていない。日銀の金融緩和(国債等の買い取り)が不足していることは、データから明白である。[註]

アメリカのマネー供給量が大幅に増えているのに、日本ではほとんど増えていないから、相対的購買力平価に習って円高が進んでいる。

[註] アメリカFRBの金融緩和(QE1・QE2)の内容
http://www.world401.com/data_yougo/qe1qe2.html
2008年の金融危機(リーマンショックAIG&米下院ショック)を受けて、アメリカの中央銀行であるFRBは、大幅な金融緩和を行いました。通常の金融緩和は、政策金利(公定歩合)を下げることが主ですが、この時はそれだけに留まらず、国債などを大量に買い取る「非伝統的金融政策」に踏み切りました。
まず2008年の11月には、非伝統的政策の第一弾(後にQE1と呼ばれるもの)が行われました。そもそも金融危機の原因であったサブプライムローンの処理として、MBS(住宅ローン担保証券)を1.25兆ドル〜日本円で約100兆円も購入しました。また米国債も3000億ドル購入するなど、1年半の間に合計で1.7兆ドルもの資産を購入しました。
日米の経済格差(米国が約3倍)を勘案すると、日銀も80〜100兆円位はマネタリーベースを増やす必要があったのです。アメリカのマネー供給量が大幅に増えているのに、日本ではほとんど増えていないから、相対的購買力平価に習って円高が進んでいるのです。

日銀も国債買い取り〜バランスシート拡大をしなければ、円高は続く
この結果、FRBは2008年6月末から2010年末までの1年半で、バランスシートを約2.5倍に拡大させました。またQE2が終了した2011年6月までの3年間では、バランスシートは3.2倍にも膨らんでいます。一方で、日銀は2008〜10年末までの期間に、約23%しかバランスシートを拡大させていません。日銀の金融緩和(国債等の買い取り)が不足していることは、データから明白です【右グラフ】※注1。

日米の経済格差(米国が約3倍)を勘案すると、日銀も80〜100兆円位はマネタリーベースを増やす必要があったのです。アメリカのマネー供給量が大幅に増えているのに、日本ではほとんど増えていないから、相対的購買力平価に習って円高が進んでいるのです。
中央銀行のバランスシートが拡大することに否定的な学者も少なくありませんが、彼らの主張は真っ赤な嘘です。中央銀行のバランスシートが拡大しようが、負債が増えようが、何の問題もありません。なぜなら、中央銀行は自らカネを刷る権限があるからです。アメリカだけでなく、ECBなど欧州の中央銀行も、カネを刷って国債を引き受けています。また世界大恐慌の1930年代には、日本も日銀がカネを刷りまくり(※注2)、世界でもいち早く不況から抜け出している実績があります。不況時にはカネを刷りまくり、国債を買いまくって景気を下支えすることが不可欠です。バランスシート問題をでっち上げる学者は、日本経済よりも自らの利権のために日銀に媚びを売る、単なる日銀ポチ学者に過ぎません。
ーーーーーーーーーーー

> 金融機関の与信行動が積極化することがマネーサプライ増大の「十分条件」である。

先進国の経済政策を知らない愚か者の戯れ言。
マネーサプライを増大させるのは紙幣印刷の権限を持つ中央銀行であり、民間の金融機関がマネーサプライを増大させるのは不可能。
民間の金融機関が出来ることは右の金を左へ動かすことだけで、紙幣を生み出すことは出来ない。

> 日本における過去の量的金融緩和局面の現実とは、ベースマネーの供給は増やしたが、マネーサプライの増大は実現しなかったというものである。

上に書いたように、日銀はベースマネーの供給はアメリカの1/10以下だったので、「ベースマネーの供給は増やした」は間違い。

> 野口悠紀雄氏はこの点を明確に説明した。

野口悠紀雄氏は日銀のベースマネーの供給はアメリカの1/10以下だったことは説明していない。

> しかし、浜田氏はこの点に対する反論を示せなかった。

浜田氏は「科学的に見ると、債権を買い、株式を買い、といういわゆる包括緩和ならもっと効く。」と明確に説明している。

> 浜田氏の発言全体に対する信憑性を揺るがす発言であったと感じられる。

野口悠紀雄氏の発言全体に対する信憑性を揺るがす発言であったと感じられる、が正しい。

結論

植草一秀が闇将軍小沢一郎を支持する論は荒唐無稽であるが、彼の専門と思われる経済に関しても経済原理を理解できない愚か者であることが良く分かった。


12. 2013年1月21日 15:33:25 : I1OZC6W84s
あの毎日のマツダのようなインチキ白髪論破されたかw

13. 2013年1月21日 18:58:33 : 6Ndzqrzuic
現在の株価を見れば、結果的に(現段階では) 浜田さんは正しい。

野口さん、昔、三重野と同じくハードランディングで、不動産バブルを一気に潰そうとして日本経済を弱体化させた評論家、というのが私の印象。


14. 2013年1月21日 20:28:27 : mGVY5RpNgQ
私は浜田教授の議論が勝ったように思いました。
野口教授は、目の前にある問題に対して何ら説得力のある答えを出していないと思います。
植草さん、一体どうしちゃったんでしょうか。
昔は切れ味鋭い意見を言っていたので好きだったんですが、
最近は、頑固な偏屈野郎という感じです。
人間虐げられるとこうも変わるのかな。

15. 2013年1月21日 21:58:26 : sUpHQ8Q75g
>>11

それは厄人や似非学者が陥りやすい典型的な机上の空論
現実の市中経済が見えない者には病根が判らず従って治療法も判らない

市中銀行が目一杯貸し出してる状況がありゃ
日銀が供給量を増やせばその分市中に回るだろう
しかし現実には貸し出し能力の半分しか消化できてない
残りは国債購入に回ってるノダ


16. 2013年1月21日 22:22:29 : sUpHQ8Q75g
>>13
> 現在の株価を見れば、結果的に(現段階では) 浜田さんは正しい。

株価から浜田の正当性を評価することは無意味だ

政権交代前後から株式市場が活気付いてきたのは
政権交代による期待感ももちろん無視できないが
円高トレンド収束による安心感と
外国からの資金流入が大きな要因だ

為替市場じゃ日銀への金融緩和圧力が強めに意識されることもあるが
それ以上に80円を挟む2円幅程度の推移が3ヶ月続いて
市場参加者がドル円の膠着状況に痺れを切らしてたことと
財務省やその取り巻き連中が覆面介入を含めて
2011年秋に72円ミドルを守り2012年に75円付近を守った後
2012年秋にダウントレンドラインの上限を上抜けして
テクニカル的にも円高トレンド収束と判断されたことによる

2円幅という極端に狭いレンジでの推移が3ヶ月続いたつうことは
その分市場のエネルギーが蓄積されたことを意味するのであり
トレンドライン突破後に一気に円安方向へ10円近く動いたことは
チャートを読む者にとっては当然過ぎる事象なノダ

次に外国からの株式市場への資金流入だが
油堕菌勢が浜田を側面から支援してることが大きい
浜田が安部の目付け役として派遣された背景を考えればすぐに判ること

つまり日経平均の上昇の背景は
円高トレンド収束による漠然とした先行き安心感に加えて
演出が付加されたもの
故に浜田の論が正しいわけじゃないノダ

油堕菌勢の狙いは
円安進行と株式好調を浜田の正当性の裏付けと錯覚させ
今後浜田の提言を鵜呑みにさせること

日経の熱心な読者である経済音痴ビジネスマンは根こそぎ引っ掛るだろうが
浜田の仕事は日本の富を日本人が支持する形で米国市場に移転させることであり
日本人の幸福など眼中に無いノダ


17. 2013年1月21日 22:27:05 : sUpHQ8Q75g
>>14
> 私は浜田教授の議論が勝ったように思いました。

所詮は工作員
経済がちっとも判らなくとも恥ずかしがることはない

少しでも判っちまったら
工作員が命じられてる書き込みなんて
恥ずかしくてやってらなくなるw


18. 2013年1月22日 03:25:52 : ksfPkrvps2

浜田氏がどんな学者なのかはひとまず置いておくとして、
野口悠紀雄氏が何を主張してきたのかをまずは知るべき。


産業構造の改革が必要、金融緩和はやめるべき―
―野口悠紀雄・早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授《デフレ完全解明・インタビュー第4回(全12回)》
http://www.toyokeizai.net/business/interview/detail/AC/4c87b73b8970b8b06c8262a1e7b89f37/より引用

要点
・ 日本の物価下落は相対価格の変化。金融政策は効かない
・ 長期停滞の原因は新興国の工業化とIT革命への不適応
・ 処方箋は産業構造の変革のみ。経営者の能力欠如が問題

(中略)

──なぜ、日本はグローバルな変化に対応していないのでしょうか。

経営者が無能だからだ。だからビジネスモデルが転換できない。典型例が半導体だ。90年代初めにメインフレーム用のDRAMからPC(パソコン)用のDRAMへ需要がシフトしたにもかかわらず、日本はメインフレーム用のDRAMを作り続けた。PC用では信頼性よりも価格が安いことが重要で、この分野で韓国のサムスン電子が成長した。また、PCではMPU(超小型演算処理装置)が必要になった。この技術的に高度な分野で勝ったのが米インテルだ。

日本がローエンドにもハイエンドにも対応できなかったのは、技術上の問題ではなく、経営者の能力の問題だ。無能な経営者が許されるのは、株式の持ち合い構造で市場のシグナルから守られているからだ。

(中略)

──日本経済が停滞から抜け出す処方箋は。

まず、金融政策が正常に働くような経済に変える必要がある。産業構造の改革しか処方箋はない。つまり、新興国と同じことをやらないということ。大まかに言えば、製造業から脱却して、付加価値の高いサービス産業に移行するということ。製造業であれば、アップルのように高い付加価値を実現するようなビジネスモデルに変えていくべきだ。

米国を見ると、こうした付加価値の高いサービス業であるITや先端的な金融業には需要があり、金融危機後も高い利益を上げている。

──供給構造を変えるということですね。それは可能でしょうか。

変えていくことは非常に難しい。専門的な人材が必要となるからだ。とりあえずは、明治維新のときのように、お雇い外国人しかない。外資の日本への直接投資を促す資本開国が必要だ。日本の企業や経済産業省が敵対的買収防止策に走るのが間違っている。焼け野原になるか、または外圧しかないかもしれない。今は、まだ居心地がいいから、若い人も海外へ留学して苦労しようという気もない。ただ、焼け野原になっても変わりにくいのが、規制によって守られている大学とマスメディア(笑)。日本語の壁にも守られている。

──需給ギャップの解消のためには需要を増やすべきと言う主張があります。

需給ギャップはあるが、原因は、供給が過剰なこと。設備も雇用も過剰で、過剰なものを切って構造が変えられれば、需要は十分ある。たとえば、金融業について、日本の国内は間接金融の市場であって、投資銀行サービスの需要はないという議論があるが、国内に限定する必要はない。サービス産業も輸出産業になりうる。米国のサービス産業は経常黒字で、財貿易収支の赤字を補っている。問題は変えられるかどうかだ。

──政府が「新成長戦略」で育成すべき戦略分野を挙げています。

政府は一切手出しをすべきでなく、企業がやることだ。米国のIT産業にしても先端的な金融にしてもマーケットで競争しながら生まれてきたものだ。古い製造業を守ろうとするエコカーやエコポイントといったものは、絶対にやるべきではない。雇用調整助成金が続いているが、これもやめるべきだ。


引用終わり

彼はこのように、日本は製造業を捨てて供給能力を削れと主張しているのです。
それだけではなく、日本がデフレに陥っているのは経営者の能力の問題とまで。
大企業の傲慢経営ならともかく中小企業の割合が99%のこの日本での話です。
おまけに政府は企業に手出しはせず、失業も防がなくて良いとも言っています。
これではアメリカの金融資本主義勢力の理論と何も変わらないのではと思うが。

昨年に出した本にはこのようなことが書かれているようです。

―――――――――
消費税率5%の引き上げでは財政の改善効果はわずか2年で失われ、
社会保障費の増加で財政は際限もなく悪化していく!
財政再建のためには消費税率30%が必要、
年金の支給開始年齢を75歳にせよ
―――――――――

私は、少なくともこれだけで浜田氏の方がよいと言えると考えます。
「構造改革」とか「財政再建」など、いますべきことでしょうかね。
今まさにお金がなくて苦しんでる庶民を救う視点が全くないようで。

植草一秀氏も、このような人物を持ち上げているようでは見放されるだろう。
経済学では、貧困をどう解決するかという論点を忘れないようにしてほしい。
景気を意図的に悪化させられるのならば、その逆も絶対に可能なはずである。


19. 2013年1月22日 03:30:44 : 6Ndzqrzuic
悪いけど、経済音痴なのは、超円高・デフレ・株安政策を行った民主政権の方ですヨ。

アホ菅、野田ブタは財務省・日銀の言いなりで日本経済をより弱体化し、公務員天国を作った、というのが現実。

「強力な金融緩和が必要」という安倍・浜田氏の考えをマーケットが支持し、結果として円安・株高になったということ。

まぁ、自民の中にも「財務省頭」の政治家が多いから、私は安倍氏で良かったと思う。(伸ビテル、石破、芳正らは、増税頭だが、安倍氏はデフレ脱却最優先だから。)

残念なのは、民主政権の株安時に、(年金資金など)日本人がもっと日本株を買っておけば良かったということ。


20. 2013年5月19日 17:17:16 : 29jvq36OOM
>私は、少なくともこれだけで浜田氏の方がよいと言えると考えます。
>「構造改革」とか「財政再建」など、いますべきことでしょうかね。
>今まさにお金がなくて苦しんでる庶民を救う視点が全くないようで。

私も>>18さんの意見に全く同感です。
植草氏の持論からすれば「批判する相手が違うのでは」と思わざるを得ません。


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