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2013年01月19日 15:37 深谷隆司
世の中には本当に困った人が居るものだが、個人の暮らしの範囲ならともかく、それが国家国民にとって明らかに不利になるような言動は許されるべきものではない。
今、大問題として看過できないのが鳩山由紀夫元首相の訪中とその折々の発言だ。
彼は中国の学術団体の招きを受け、1月18日まで北京などに滞在した。
勿論、あの中国のことだから、学術団体と言っても共産党の傀儡であることは間違いなく、要は日本の元首相という立場の者に、中国側に有利な発言をさせ、自国に都合の良い宣伝の具に供しようとしているのである。
最近、鳩山氏は国会議員の肩書を失って不遇をかこっていた。あまりのお粗末さで選挙民、いや国民から追放されたようなものなのだが、そのことへの自覚や反省は皆無、そこへ中国から招聘が来たのだから躍り上って喜んだに違いない。
尖閣諸島問題を巡って悪化した日中関係をなんとか自分の手で改善したいと言ったとか・・・、馬鹿ではないかと呆れてしまう。
日米安保条約をしっかり結んでいたから、中国や韓国、ロシアなど日本に対して手も足も出せなかった。ところが、鳩山氏が政権を担ってから、沖縄基地問題などですっかり米国の信頼をなくしてしまった。いわば強力な後ろ盾を失った途端、3カ国の苛烈なまでの領土問題の主張になったのである。
その中でも、ひときわ野心をあらわにし、挑発行為を繰り返しているのが中国ではないか。
今、安倍総理は初の外交でアジア諸国を巡っている。特に考慮しているのが中国包囲網の構築である。日米関係の改善と、同じように領土問題を抱えるアジア諸国との連携こそ、日本が安心して生きられる生命線だ。そうした政府の深い配慮と行動に水をさし、いや敵対するかのごとき行動は断じて許されるべきではない。
17日、案の定、鳩山(もう敬称をつけることも嫌になった)は、尖閣諸島は日中の「係争地」だと発言し、「日本政府はよく勉強されて、その中から早く答えを見出すべきだ」と述べた。
日本政府の公式見解は、尖閣諸島は歴史の事実に照らして明らかに日本領土で、したがって「領土問題そのものが存在しない」というものである。
我が国の、いわば国是を、それも問題の相手国に出向いて否定するのだから、これは売国奴としか言いようがないではないか。
早速、官房長官が記者会見で「遺憾の意」を示したが、そんな程度の、甘い発言でいいのか疑問である。もっと怒りを以て叱責すべではないかと私は思っている。
18日には、南京大虐殺記念館で犠牲者の名を刻んだ石碑の前で手を合わせていた。日本のテレビにもその光景が映っていたが、中国側が大喜びして、中国御用新聞各紙は紙面トップで大きく扱っていた。
既に私は、南京虐殺の真実は、中国の主張と全くと言ってよいほど違うと、あらゆる文献、写真も含めて提示し、その誤りや欺瞞性を訴えてきた。
何の検証もせずに、その時の歓迎ムードに乗せられて、唯々諾々と中国側の注文通りに踊るあほうの姿に、大きな怒りを禁じ得なかった。
日本では相手にされなくても、なんといっても元首相という肩書だ。彼に中国側の発言をさせ、メディアで発信させれば、安倍総理が必死で修復させようとしている日米関係に楔を打ち込み、アジアの連携さえ分断できる。中国のそんな思惑が見え見えなのである。
鳩山の中国での言動で日本の国益がどれだけ損なわれることになるか!
宇宙人だからしょうがないと、笑って済まされることではない。政府は勿論、日本のマスコミも鳩山の言動を批判糾弾すべきではないか。
何よりも国民の無関心さが気になる。日本の国の事をもっと真剣に考えてくれないものか。国家の不幸は、己の不幸だという、当たり前の認識を持つべきだ。
私はあらゆる機会をとらえて、警鐘乱打していかなければと強く思っている。
http://www.fukayatakashi.jp/article/314235720.html
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