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2013-01-20 07:18:34 生き生き箕面通信
おはようございます。
生き生き箕面通信1490(130120)をお届けします。
・猪瀬直樹・東京都知事という「本物のニセモノがやってきた」
「実に、卑怯で恥知らずだと思います」と、口を極めて批判するのは、右翼の論客と目される櫻井よしこさんです。ボクは櫻井さんの持論に批判的な人間ですが、こと猪瀬批判に関する点ではほぼ全面的に賛意を表します。昨日1月19日に届いた「週刊金曜日」に「本物のニセモノがやってきた」という特集が組まれ、そのなかで櫻井さんがインタビューに応じ、猪瀬批判をしていました。
「私が本当に猪瀬さんを卑怯者だと思ったのは、『新潮45』で随分論争した時に、当時の編集長に電話して『櫻井よしこに書かせるな』と言ったことが発端です。この時、猪瀬さんは日本ペンクラブで言論表現委員長をしていました。表現の自由や報道の自由を守る役職なのに『自分を批判するものには書く場を与えるな』と言える人間が猪瀬氏です」
櫻井さんはこうも書いています。「こういう知事がいる所には本当は住みたくないと思う気持ちはありますが、猪瀬知事がどういう都政をするのかはきちんと見ていこうと思っています」と。同じ空気は吸いたくないというほど、生理的嫌悪感をあらわにしているのです。
「小泉政権時代の道路公団民営化で猪瀬さんは『改革の旗手』であるかのように言われましたが、結局、裏で官僚と手を結んだと言われても仕方がない。『上下分離方式』でいわゆる民営化会社をつくってみたけれども、普通の経営責任を持つ会社とは程遠い、似て非なるものだった。民営化の名に値しない民営化をしてしまったのは猪瀬さんです」
「また『税金を投入しない』と言いながら、料金割引という名目で3兆円近い国費を、つまり税金を機構に投入しているわけです。このように見事に全国民を騙したのが、民営化推進委員としての猪瀬さんでした」
「猪瀬さんは、道路公団民営化では最後は国交省の道路官僚の側に行きました。権力に執着する人は、どうすれば権力を手にすることができるかをとらえる独特の嗅覚があります。その執念はすごいと思いますが、都民のためになるのかはわかりません」
櫻井さんは「都民のためになるかはわかりません」としていますが、言論を制圧しながら、そして有権者を騙しながら”猪瀬ファシズム”が進むことはまず間違いないところではないでしょうか。
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