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◆小沢一郎元代表が1月25日、国会近くの憲政記念会館(東京都千代田区永田町1丁目1−1)で、生活の党の結党大会を行い、「党代表」に正式に就任する。これを機に、7月21日に執行される次期参院議員選挙に対する本格的な準備態勢を組む。
これに先駆けて、小沢一郎元代表は1月13日のメールマガジンで
「今度こそ、非自公勢力は互いに協力して、候補者を一人に絞って戦わなければなりません。そうしないと、絶対に自公に勝てません。私自身、昨年から総選挙―参院選に向けて候補者一本化を主張してきたので、私たちは我を通すことを止めます。参院選では何としても、考え方が同じで、同じ方向を向いている人たちが力を合わせて頑張っていきたいと考えています。」
出典:(小沢一郎の見解)全体主義体制阻止のため候補者一本化を
と発言した。
この発言は、民主党最大勢力「輿石派」(参院議員88人)を率いる立場に立っている輿石東前幹事長が、次期参院議員選挙に向けて、全野党に連携を呼びかけていることに、暗に応えた形になっている。小沢一郎元代表は、安倍晋三首相が1月11日に大阪入りして、日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)と会談し、次期参院議員選挙での共闘を密約したのではないかと見られていることから、対応を急ぐ必要を感じたらしい。手をこまねいていると、与党によって、野党に対する分断工作をどんどん進められかねながいと憂慮したのである。少なくとも、1月28日から通常国会が始まるので、その前に国会論戦に向けて臨戦態勢を整えておく必要があった。
◆小沢一郎元代表は、輿石東前幹事長から「いまでも同志だ」と言われているほど、「固い絆」で結ばれている。お互い、面と向かって話し合わなくても、「以心伝心」「阿吽の呼吸」で意思疎通できる間柄である。
この信頼関係のなかで、小沢一郎元代表は、輿石東前幹事長とともに次期参院議員選挙を戦うことを決めており、輿石東前幹事長も言わずもがなで、了解している。
何と言っても、次期参院議員選挙で改選される民主党参院議員の大半は、小沢一郎元代表が民主党代表時代に、選挙の総指揮を取って、当選に押し上げた議員ばかりであり、それだけに放ってはおけない。従って、自分が除名・除籍処分を受けて離党した身であるからといつて、「生活の党」から別の候補者を立てるようなことはできない。むしろ、そういう刺客をぶつけるようなことはしない、というのが「我を貼らない」という発言に込められている。輿石東前幹事長をはじめ、やはり同志でもある海江田万里代表に向けてメッセージを発し、天下にも知らせたのである。この後、両党の選挙協力することを正式に約束する儀式を滞りなく行うことが残っている。
◆いまや、民主党内の衆院議員は、まったく意気消沈していて、丸で、「死人の集まりだ」という。それは、当然である。衆院解散時に230人いた衆院議員が、総選挙後は、たったの57人に激減したからである。文字通り、173人も枕を並べて、集団自殺さながらに、討ち死にしたのだ。解散・総選挙を仕掛けた野田佳彦前首相、岡田克也前副総理、藤村修前官房長官、安住淳前幹事長代行ら「4人組」は、「A級戦犯」であり、万死に値する。しかるに、みな、その責任を感じていないかのようである。岡田克也副総理の「自己責任だ」という言葉が、それをよく表している。
民主党内の各派閥の勢力は、以下の通りである(カッコ内は、総選挙前の人数)
旧民社系20人(30人)、前原誠司派15人(40人)、菅直人派15人(30人)、野田佳彦派10人(30人)、大畠章宏派10人(30人)、鳩山由紀夫派数人(15人)、樽床伸二派数人(15人)=なお、これらは、衆参両院議員の概数である。また、複数の派閥に加わっている衆参両院議員もいる。
このなかで、前主流派の野田佳彦前首相、前原誠司前戦略担当相らは、いわば「民主党のガン細胞」である。これら悪政腫瘍との戦いが、今後も小沢一郎元代表の前渡に立ちはだかる。しかし、小沢一郎元代表は、これらを克服しつつ、再び政権交代を目指して、さらなる一歩を踏み出す。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/eikenitagaki/20130114-00023049/
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