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2013-01-13 陽光堂主人の読書日記
尖閣の問題に関して中国政府は譲るつもりはないようで、昨年夏以来、執拗に中国監視船を周辺海域に出没させています。今月10日には、中国軍の戦闘機数機が尖閣諸島北方の東シナ海にある日本の防空識別圏に入り、航空自衛隊のF15戦闘機が緊急発進(スクランブル)しています。
領空侵犯したわけではありませんが、中国が戦闘機を飛ばしてきたことで、緊張が一段と高まっています。いつ戦闘状態になっても可笑しくないという見方もあります。
中国人は人一倍メンツに拘りますから、胡錦濤の要請にもかかわらず直ぐ様国有化した野田政権の遣り口は許せないようです。安倍政権は更にタカ派と思われていますから、ここで引くわけにはゆかないのでしょう。国内で民主化を求める動きが激しくなっていることもあり、強硬策を採らざるを得ません。
「南方週末」の差し替え問題の裏ではCIAが暗躍している疑いがありますが、米国防省はこれに呼応するが如く、中国を刺激する動きを見せて始めています。沖縄の嘉手納基地にF22ステルス戦闘機を暫定配備するというのです。「zakzak」は、昨日付でこう報じています。(http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130112/plt1301121442001-n1.htm)
米“最強戦闘機”で尖閣防衛! 切り札F22を沖縄に配備
沖縄・尖閣諸島をめぐり中国の挑発が続く中、米空軍は11日、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に今月中旬から4カ月間にわたり、米バージニア州ラングレー空軍基地所属のF22ステルス戦闘機と約300人を暫定配備することを明らかにした。世界唯一の「第5世代戦闘機」が中国ににらみをきかす。
中国は11日にも国家海洋局所属の航空機1機を日本の防空識別圏に進入させた。軍事的緊張が高まる中、尖閣防衛の切り札F22が再び沖縄に配置される。
沖縄防衛局によると、F22は12機が派遣され、到着は14日ごろ。F15戦闘機約50機が常駐する嘉手納基地の第18航空団の指揮下で訓練を実施するとしている。
嘉手納には2007年以降、F22が数カ月単位で暫定配備されており、今回で7回目。米軍は「アジア太平洋地域に最新鋭の装備を投入する」(カーター国防次官)との方針で、いずれは嘉手納に常駐するという見方も強まっている。
レーダーに映らず一方的にミサイルで攻撃を仕掛けられるF22は別名「航空支配戦闘機」。過去の演習では1機も損害を出さないでF15など第4世代機144機を“撃墜”した。中国空軍の主力戦闘機で同じ第4世代機のJ10(殲10)やJ11(殲11)をはるかに上回る戦闘能力を持つ。
領土拡張の野心を隠さない中国に対し、鉄壁の守りが備わりつつある。
「zakzak」は「夕刊フジ」の公式サイトですから好戦的な内容で、ネトウヨが大喜びしそうな情報です。「これで中国はぐうの音も出まい。さすが米国だ。安倍政権万歳!」となることでしょう。
これと関係があるのかどうか判りませんが、鳩山由紀夫元総理が連休明けの15日から訪中するそうです。中国政府の招聘を受けたもので、当然のことながら安倍内閣は不快感を示しています。
「ZAKZAK」は、同じ12日付記事でこう報じています。(http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130112/plt1301121441000-n1.htm)
鳩山元首相の訪中で三原じゅん子激怒!「日本外交を壊しかねない」
鳩山由紀夫元首相が15日から4日間、中国を訪問する。中国政府の招聘(しょうへい)を受けたもので、鳩山氏は日中関係の改善に意欲を見せているという。ただ、安倍晋三首相によるベトナム、タイ、インドネシアの東南アジア3カ国の歴訪(16日から4日間)と重なるうえ、首相時代の外交失態が記憶に新しく、与野党に批判と困惑が広がっている。
「とんでもないことだ。鳩山氏は一体何を考えているのか!」
こう異議を唱えるのは自民党の三原じゅん子参院議員。鳩山氏の訪中には断固反対の立場で、こう続けた。
「外交は極めてデリケート。安倍政権は発足以来、政府首脳や官僚らがさまざまな情報を集めて、丁寧に外交を進めている。安倍首相の3カ国を歴訪も、海洋における『法の支配』をめぐって協議し、軍事的に台頭する中国をけん制する狙いもある。思い付きで動く鳩山氏はそういう戦略を理解せず、結果的に日本外交を壊しかねない」
実際、鳩山氏には「前科」がある。
昨年4月、鳩山氏は日本政府の反対を押し切って、核開発問題を抱えるイランを個人の資格で訪問し、アハマディネジャド大統領などと会談。イラン国営放送は「鳩山元首相は『イランなど一部の国に対する国際原子力機関(IAEA)のダブルスタンダードは、公正からかけ離れた態度だ』と述べた」と報じた。鳩山氏は帰国後、イラン側の報道は捏造だと全面否定したが、「イランが核開発能力を持つことを絶対認めない」というオバマ米政権と日本の関係を危うくした。
だが、鳩山氏に反省は見られない。
イランから帰国後、地元・北海道で開かれた会合で「元首相として世界平和に貢献したいとの思いで、批判も覚悟して行動した」と説明。今月10日、国会内で行った講演でも、「私の時は日中、日韓の間で領土問題は起きなかった。私が辞めた直後から起き始めたことは大変残念だ」と平然と述べている。
中国が領土問題で野心をあらわにした要因として、鳩山氏が首相時代、米軍普天間飛行場移設問題で迷走し、日米関係を悪化させたことが指摘されるが、そうした認識は皆無らしい。
政権時代のツケを引きずる民主党の海江田万里代表は10日の定例会見で、鳩山氏の訪中を突然知らされ、「尖閣については私どもなりの主張があるので、それを理解して発言してほしい」と困惑を隠さず、「私の方から電話をかけてみようかと思う」と語った。
議員バッジを外した元首相が、日本外交を邪魔することがあってはならない。三原氏が叫ぶ。
「鳩山さん、もうじっとしていて。あなたはすでに“終わった人”なんだから、これ以上、日本を壊さないで!」(安積明子)
三原じゅん子の怒りなどどうでもよいのですが、安倍の思いを代弁しているのでしょう。安倍は真っ先に訪米するつもりでしたが、オバマ政権に拒否され、大統領就任式にも呼んでもらえないそうです。もちろん、日中首脳会談など実現の兆しすらありません。
だから止むを得ず東南アジアを訪問することになったのですが、その隙に鳩山氏に中国政府とごちゃごちゃやられたら困るわけです。メンツも丸潰れですし。中国はそれを計算した上で分断工作に出たのです。
記事では鳩山氏に「前科」があるとしていますが、当時は現職議員で与党の最高顧問でしたから、スタンドプレーと言われても致し方のない面がありました。しかし今は民間人で、オーナーであった民主党は野党に転落していますから、影響力は前回の比ではありません。
たとえ鳩山氏が中国に乗せられて国内で工作を始めても、大した影響があるとは思えませんし、工作が奏効したらそれは各人の責任です。政界が鳩山氏の動向を必要以上に気にするのなら、それだけの力があると認めていることになります。ただの宇宙人とバカにしていたのではなかったのですか?
相手がどんな国でも、パイプを作っておくことは必要です。最大の貿易相手国が敵対しているとなれば尚更です。自民党は今や政権与党なのですから、野党のように批判せずに見事な外交をして問題を解決すべきです。米国や宇宙人頼みでは、政権を担当する資格などありません。
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