09. 2013年1月13日 12:41:32
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20120113 NHK日曜討論 生活の党代表・森ゆうこ参議院議員発言文字起こし NHK解説主幹・神志名 泰裕(日本記者クラブ企画委員) 「続いて、生活の党の森代表です。日程の関係で中継での参加です。森さん、よろしくお願いします」
生活の党代表・森ゆうこ参議院議員 「よろしくお願いいたします」 神志名「さっそく、第一点に、これまでの経緯についてお聞きしておきたいと思うんですが、生 活の党、前身の国民の生活が第一。先の衆議院選挙では、日本未来の党と合流をして戦いいましたが、破れて一ヶ月で分かれたということ。従って選挙目当ての対応ではないかといった批判も聞くんですが、どうお答えになりますか?」 森「はい。衆議院総選挙の前に、まず福島原発事故後、はじめての総選挙。原発をゼロにしてほしい。具体的に、絵空事ではなく、原発を確実にゼロにしていく。エネルギー革命を起こしていく。そういうみなさんの尊い想い。その一票に託していただく。そういう勢力を結集してほしいという、大変大きなご要請もございました。 そういうなかで、日本未来の党、嘉田代表が結成され、我々も合流したわけですけれども、残念ながら選挙に大敗し、そしてまた、わたくしどもは合流した党というものは変わっておりません。そのまま、惨敗いたしまして、選挙によって生じた大きな負債。それを責任を持って引き継ぎ、また、選挙区で300万票、比例区で340万票という尊い皆様のそのご一票。その思いをしっかりと引き継いで、国政政党としての責任を果たさせていただくということでございますので、どうぞよろしくお願いいたします」 神志名「そこで、生活の党。今年、何を掲げて戦うことになりますか?」 森「はい。やはり、実際の生活が良くならないと。いま安倍政権で、アベノミクスということで、緊急経済対策。大幅なものが提案されておりますけれども、それ自体はもちろん経済を回復するために必要なことはいいと思うんですけれども、実際に国民の皆さんの所得が改善する。生活が改善する。それがなければ、本当の景気回復、経済成長はないということで、そのことについて、国会で徹底的に論戦を挑み、また参議院選挙でも戦っていきたいと思いますし、また、原発をゼロにする。エネルギー革命を起こしていく。これは衆議院総選挙のときに、みなさまに必ずしも具体的なメッセージがじゅうぶん伝わっていなかったという反省も踏まえて、このエネルギー革命こそが国民の命、そして、子どもたちを放射能から守り、新たな産業を創生する。そしてとくに、地域の雇用を作っていくのだ、ということをもう一度訴えていきたいと思います」 神志名「はい。そこで、安倍政権。どういうふうに向き合っていくのかという点です。さきほどちょっとお触れになりましたが、安倍政権の経済財政政策。これについての評価、どうなんでしょうか?」 森「はい。いま大変デフレ経済が長引き、さらには足下の経済が大変な状況になっておりますので、緊急の経済対策は必要だと。それも大胆な形で必要だということは異論はございません。しかし、その中身をよく点検してみませんと、従来型の方法でばらまくということですと、結局、地域経済も潤わない。活性化しない。ごく一部の一流の企業、あるいは団体等に、大切なみなさんの税金が回って、結局は経済の本当の意味での回復につながらないという危惧がございますので、ここを徹底的に検証していきたいと思います。 それからもう一点、重要なことは、ひも付き補助金で、例えば公共事業をやるということになりますと、このひも付き補助金で行なっていくということが壮大な税金の無駄遣いを生み出しますので、地方分権、地域の実情に合った創意工夫が活かせるようにということは、この緊急経済対策でも検証しなければならないと思っております」 神志名「はい。安倍政権に対して、こうした経済政策をはじめ、どういうスタンスで臨んでいくんでしょうか?」 森「はい。そもそも昨年の衆議院選挙は、税と社会保障の一体改革、社会保障を充実するために、消費税の増税がその財源として必要だという話だったわけですけれども、その話がどこかに飛んでしまいました。緊急経済対策ということで、アクセルを急激に吹かしているわけですけれども、一方、一年後には急ブレーキをかける。消費税再増税。これで、本当にみなさんの生活が良くなるのか。日本経済が立ち直るのか。そういうことからいたしまして、みなさんが本当に安心して暮らせる、生活の立て直しということを、安倍政権が考えて、実際に実行しているのか。このことが国民の皆様にわかるように、国会で、やはり野党ですので、徹底的に検証し、そしてまた、国民のために戦っていくということになります」 神志名「はい。通常国会での問題としては、衆議院の定数削減、選挙制度改革の問題があります。この点についてはどうでしょうか?」 森「はい。身を切る改革ということで、我々は旧国民の生活が第一のときに大幅な定数の削減、法案を提出し、廃案になっておりますけれども、もう一度しっかりと具体的な策を提示をさせていただきたいと思います」 神志名「はい。で、夏の参議院選挙への対応ですね。これについては、候補者の擁立など、どういった方針で臨まれますか?」 森「衆議院選挙の結果を見るまでもなく、反自公勢力の力の結集を行なわなければなりません。自民党に行った国民の支持というのは、全有権者からみればわずか16%。すべての自民党の政策にみなさんが賛成しているわけではない。特に、原発をゼロにしてほしいという国民の皆さんの想いも強いという、その想いを反映できる力の結集が必要だと考えておりますので、あらゆる勢力と、国民の生活が第一の政治を実現するために連携してまいりたいと思います」 神志名「はい。生活の党は、来週の25日になりますか、党大会を開いて、人事なども決めるということですね。この党内、どうなんでしょうか?新しい代表に小沢さんを、という声が強いと聞いてますが、新しい代表の見通し、どうなんですか?」 森「はい。党内の民主的な手続きを経て、新しい代表が決定いたします。もちろん、小沢一郎さんというのは、いまの日本の中で最も実力のある政治家であるけれども、検察の暴走、そしてメディアスクラムによって、人格破壊をされてしまったと。これは、先日行われました海外の特派員による記者会見で、海外の特派員のみなさんたちから指摘をされた点でございます。 検察の暴走、妄想による捏造、これが陸山会事件の真相です。小沢さんは完全無罪を勝ち取っております。もう一度、そのことを国民のみなさまに説明をし、わたくしたちは小沢一郎、自立と共生の理念の下に、みんなが集まっておりますので、みんなで力を合わせて、頑張っていきたいと思います」 神志名「はい。どうも、森さん、ありがとうございました」 森「ありがとうございました」 http://threechords.blog134.fc2.com/blog-entry-1873.html
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