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2013年01月12日　天木直人のブログ

　安倍自民党政権はもはや向かうところ敵なしだ。

　惨敗の衝撃から立ち直れない野党たちの体たらくを横目に見ながら参院選の勝利に手を打つ。

　それでも足らないといわんばかりに維新の会の橋下と会談し、渡辺みんなの党との分断をはかる。

　参院選が終ればその後３年間は選挙はない。

　安倍自民党政権の一人舞台だ。

　そんな安倍自民党政権の最大の敵は米国だといえば誰もが冗談だろうと思うだろう。

　なにしろ民主党政権が壊した日米関係を立て直すのが最重要課題だと安倍首相自身が繰り返しているぐらいだ。

　ところがその安倍首相の愛国･保守という政治信条がそもそも米国と相容れない。

　とくに安倍首相の唱える歴史認識とその認識から由来する戦後レジームからの脱却を米国は認めない。

　そのジレンマを安倍首相の応援団の筆頭である櫻井よしこ氏が見事に語っている。

　発売中の週刊新潮１月１７日号の連載コラム「日本ルネッサンス」において慰安婦問題に好意的な理解を示す米国を批判している。

　そう思ったらきのう１月１０日の産経新聞「安倍首相に申す」の中で、やはり慰安婦問題についての米国の対日歴史批判について理不尽だと嘆いている。

　米国が日本を占領した時も同じ事をしていたではないか、米国も黒人を奴隷にしてきただろう、それなのに何故日本だけに厳しく当たるのか、というわけだ。

　そう言いたい気持ちはわかる。

　それに米国での慰安婦問題はロビー活動の政治的な駆け引きの側面は確かにある。

　しかし米国にはこの恨み節は通用しない。

　これ以上米国の意向に逆らえば米国は安倍首相の最大の敵として立ちふさがるだろう。

　こんな恨み節を言うぐらいなら対米従属外交をやめて米国から自立した外交を進めるべきなのだ。

　「自立する国家へ！」（田母神俊雄、天木直人共著　ＫＫベストセラーズ）という新書が１月１９日に発売される。

　外交・安保政策においてその考え方がまったく違うこの二人がなぜ一緒になってこの本を安倍首相に贈るのか。

　それは、これまでの日本のどの総理も行なおうとして出来なかった日本外交の対米自立を安倍首相の手で行なって欲しいと願うからだ。

　日本の自主外交を取り戻す事ができるのは貴方しかいないと褒め殺しているのである。

　果たして安倍首相は信念を貫くのか、それとも対米従属に堕して米国に潰されるのか・・・

コメント
01. 2013年1月12日 12:56:25 : L6jaWNquhs 資本主義の時代、これをノホーズに放任しては弱肉強食、おそろしいことになる。 米国や西欧では歴史的に伝統的な宗教がある。資本主義はそこでブレーキがかかる。 しかるに我が国の資本主義はは止めになる装置がない。５５年体制時代は社会党、 共産党が歯止めの働きをしていた。しかるにその働きをする装置がない。 困ったことだ。
02. 2013年1月12日 13:19:28 : EihPD5sWuM だからおっさん、アホかというんだ 対米自立に凝り固まればいいというものではない しかも安倍は愛国者でも保守主義者でもない 安倍の妄想が、現実の国際政治の壁にぶち当たり頓挫するところまでは予定通り そうでなければ逆に困る 一番怖いのは、アメリカがそれでも尚、安倍ら極右（似非右翼）を利用しようとし コントロールできなくなること 別にアメリカはコントロール出来なくなることを恐れていない 潰せは終わりだ。フセインと変わらん しかしそうなったとき しわ寄せは誰に来るのか？泣くのは誰か？ 弱者だ それすら考えられないのだから、馬鹿としか言いようが無い
03. 2013年1月12日 14:05:06 : a1iNOS3XDA 猿脳、管全総理、豚脳野田がアメリカには一番使い安かったのだ。 小沢以外、誰が総理になっても、日本沈没。つけは低脳日本国民に払わせられる。 諸悪の根源はこの世界一低政治民度、羊日本国民にある。 この国民が血を流し、肉親が目の前で葬りさらねば、覚醒しない民族である。 このていたらくは、１００年続く。若者よ日本を捨てよ！
04. 2013年1月12日 16:13:06 : lRYfivAqeo ゲリゾ〜〜は、パペットですよ！！！！ 小泉ペテン一派、飯島タコ、谷内、但野官僚渡り鳥、ケケナカが黒子で指図 しているんだってさ〜〜〜ぁ。自滅盗も落ちぶれたもんだ。 国民は騙されないぞ！！！
05. 2013年1月12日 17:04:31 : cWIBtbognM 自滅党は米国の犬です。増税、原発推進、憲法改悪、TPP賛成 すべて米国が要求していることです。選挙まで不正選挙しかけて 右翼政権を作りました。すべて米国の台本通り進んでいます。 自滅党と米国はグル、騙されません
06. 2013年1月12日 23:36:05 : W9hVq2ZC3k いつかは誰かがやらねばならない対米自立。 今は安倍氏に期待するしかない。
07. 2013年1月13日 11:32:39 : ruh0fVo3UU 、 >>06 ＞いつかは誰かがやらねばならない対米自立。 ＞今は安倍氏に期待するしかない。 民主党がアメリカ様のご機嫌を損ねたと言っていたのはどこのどいつだ。 、
08. 2013年1月13日 11:34:23 : WcH5wt6Wkg 安倍は対米自立派ではないよ。 >>02さんがフセインで喩えていたがなかなか良い喩えだ。 ただ、安倍とサダム・フセインでは地政学的、民族的、宗教的におかれた立場が違いすぎてもしもの話、安倍の能力と政治力ではイラクは治めきれないし、アメリカの嫌がらせに10年余もしぶとく抵抗し近隣の国々を自国の資源を餌に味方に引き込んで国連経済制裁を骨抜きにするような奇策を打ち出す力もない。 ま、確かにフセインはイランの脅威に固執するあまりアメリカの力を借りてまでイラン革命の自国への影響を断ちたいがために逆にアメリカに利用され墓穴を掘った大ポカの例に倣えば安倍の対米自立はフセインの二の舞を回避できないから、安倍が自らの首を絞めかねない策を実行するはずがないのは安部の選挙後の言動で一目瞭然。 天木が田母神と呉越同舟で安倍を誉め殺したところでそんなものは所詮、引かれものの小唄、届かぬ思いを本にして何か言ってやったぞと悦に入っているようでは今年も天木の頓珍漢が続くようである。
09. 2013年1月13日 17:42:34 : W9hVq2ZC3k 06から >>07 安倍氏が対米自立派かどうか、まずはTPPが試金石だな。 >>08 ＞今年も天木の頓珍漢が続くようである。 同意（笑）
10. 2013年1月13日 19:01:25 : j073qh5opw どうも米国を怖がっている輩がいるようだ。怒らすといけないとか、安倍ちゃんも程々にとか、参ったね。これぞ、負け犬根性、隷米丸出しの証左ではないか。日本男児、もっとしっかりしろ。

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