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2013/1/11 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
偏った政治意見を「国民の声」と履き違えるな!
安倍首相がネット交流サイト「フェイスブック」(FB)に熱を上げている。個人サイトだけでは飽き足らず、きのう(10日)は首相官邸の公式サイトまで開設した。安倍はFBで「タカ派発言」や「マスコミ批判」を連発しているが、やっぱり、この男はおかしい。
〈一丸となってさまざまな困難を乗り越え、『いいね!』な一年にいたしましょう〉――。
安倍は早速、官邸のFBにメッセージを投稿。FBの投稿に賛意を表す「いいね!」ボタンをマネて、自分の親指を突き出す写真を同時に掲載するハシャギぶりだ。
安倍個人のFBのフィード(投稿する記事など)登録者は実に18万人を超え、その数は日本一ともいわれている。
首相就任後も安倍はせっせとメッセージを更新。ここまでノメリ込むのは、自分にとって居心地の良い空間だからだ。
組閣2日後、毎日新聞が閣僚の顔ぶれを「総括なきセピア色内閣」と批判すると、安倍はFBでネチネチと“口撃”。すると、いわゆる「ネット右翼」から〈こいつらをしょっ引ける法律を作ってください。売国奴をしょっ引ける法律でもいいです〉など、すぐに賛同のコメントが寄せられた。
領土問題についても同様で、安倍が中韓両国への強硬意見をFBに投稿すると、〈日本の国土を狙う某特定アジア(ネット用語で中国・韓国・北朝鮮を指す)から、日本をどんどん取り戻して下さい!〉といったコメントであふれ返る。
「ネット右翼は時には“実力行使”にも及びます。前回の安倍首相の辞任について、フジの情報番組『とくダネ!』で、司会者の小倉智昭らが『お腹痛くなって辞めちゃった』『大人げなかったね』と発言。首相がこれに〈意図的な中傷〉とFBでカミつくと、ネット右翼らがフジに抗議電話を殺到させ、小倉氏は謝罪に追い込まれています」(民放関係者)
安倍はこの電話攻撃をいさめるどころか、〈ネットの勝利〉と持ち上げた。まるでヒトラーとゲシュタポ、毛沢東と紅衛兵を連想させるような安倍とネット右翼の関係である。
◆自分に対する批判には聞く耳持たず
「安倍首相はネットでの情報発信を重視する一方で、既成メディアの“ぶら下がり取材”を拒否しました。本来、首相は耳の痛い意見でも謙虚に聞くのが当たり前です。なのに、記者団とその背後に控える多くの国民の批判的な質問に耳をふさぎ、熱烈支持者の集まるネット空間に逃げているように映る。たかだか18万人のFB登録者の声は、国民全体からすれば、極めて少数意見です。首相に強硬姿勢を求めるネット世論を『国民の声』と勘違いして国家を運営したら、国を誤らせかねません」(立大教授・服部孝章氏=メディア法)
こうした批判的な意見も、恐らく安倍には馬耳東風。だから、ますます危うさが募るのだ。
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