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2013年1月10日 政経徒然草
民主党政権時代に、子ども手当などの政策を批判する口実の第一に財源の問題を取り上げていたのが自民党だ。事あるごとに「財源はどこにあるの?」と大半の議員が口癖のよう民主党を批判していたことを覚えている人も多いことだろう。
ところが政権を奪還した途端に「財源は全て借金で・・・」と言い出したようだ。
誰が考えてもわかるように200兆円もの公共事業費が自前で賄えるはずもなく、かといって無駄の削減に積極的に取り組む姿勢も見られない政権では、借金するしか方法はない。
そもそも消費税増税は、財政再建の為だったはずだし使途は社会保障費に当てるという話だったはずだが、それもどこかに行ってしまったようだ。
これだから「政治家は信用できない。」と言われるのだ。
「財源はどこから捻出するの?」と今度は自民党の議員のみなさんに聞いてみたい。
「財政再建の話はどこへ行ったんですか?」
「赤字国債の発行を抑えるという話はどこへ行ったんですか?」
と自民党の議員のみなさんに聞いてみたい。
ということで自民党の批判を少々・・・。
対する民主党だが、影が薄くなったというか存在しているのかどうかもわからないような状況にあるようだ。
与党ボケから、まだ醒めやらずというところか・・・。
野党としての存在価値を示してもらいたいものだ。
私の実家は700軒ほどしか存在しない山村部にある。
最近、となりの村までいく立派な長いトンネルができた。
聞いた話では、高規格の広域農道延長事業によるものらしい。詳しいことはわからないが立派なトンネルだ。
実家からの帰りに通ってみたが出口をでてびっくりした。出口は山の中腹にあり、そこから県道までは曲がりくねった道を標高差で数百mくらい降らなければならなかった。
「雪が積もったらどうするのだろう」とか「一日何台の車が通るのだろう」とか「トンネル工事にいくら掛かったのだろう」とか「取り付け道路だけでも大変な予算が使われたに違いない」とか、色々なことを考えながらトンネルをくぐり抜けた。
確かに便利にはなったかもしれないが、となり村まで行く別の道がないわけではない。15分ぐらい余分に時間をかければ行くことができる。
「こんなトンネルを作る予算があるのなら、緊急性の高い他の事業に使えばいいのに・・・。」
と思った。
多分、このような事業がこれから日本全国で行われるのだろう。
「政治家の為の事業」と呼べるような事業が増える予感がする。
何故か、トンネルをくぐり抜けながら納得できない気持ちにさせられた。
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