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自民党の圧勝 小選挙区制の特質と小党分裂の比例代表が理由 (NEWSポストセブン) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo142/msg/477.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 1 月 10 日 08:10:02: EaaOcpw/cGfrA
 

http://www.news-postseven.com/archives/20130110_165126.html
2013.01.10 07:00 NEWSポストセブン


 いよいよ第二次安倍政権が本格的に動き出す。圧倒的多数の議席を得た自民党が今度こそ安定した政権を作れるか、まずは国会運営を見守りたい。デフレ不況に喘ぐ経済の復興、そして領土問題や国際協定に難題が山積する外交の舵取りが急務であり、安倍晋三・首相が力強いリーダーシップを発揮し、国土と国民、そして国益を守る政治を実現するよう期待したい。

 さて、安倍政権への期待や評価とは全く別の問題として考えておきたいことがある。先の総選挙で自民党が294議席、選挙協力した公明党と合わせて325議席を獲得して衆議院の3分の2(320議席)を超える巨大勢力を得たことが、本当に有権者の民意だったかどうかである。

 すでに新聞なども分析記事や解説で指摘していたが、自民党の比例得票率は惨敗した2009年総選挙とほぼ同じ27.6%にすぎず、得票数は1662万票と、前回より200万票以上減らしている。つまり、国民の支持が自民党に回帰したわけではなかったことは明白なのだ。

 ではなぜ圧勝したか。理由はふたつある。第一に小選挙区制の特質である。今回、いわゆる第三極が維新、みんな、未来に分裂して選挙戦を戦ったため、多くの選挙区で比較第1位は自民候補になった。

 例えば東京では、25の選挙区のうち21で自民が勝ち、残りは公明1、民主2、みんな1だった。ところが、各区で第三極3党(第三極系無所属含む)の得票数を合計すると、自民が勝った選挙区のうち7つでトップになる。仮に統一候補で戦うか合同して1つの党になっていれば、東京の小選挙区は自民14、公明1、第三極8、民主2だったかもしれない。これなら「第二極」と言える。

 小選挙区で死に票が多く、小党に不利であることを補正する意味で比例180議席があるわけだが、実はこれが自民圧勝を招いた第二の理由である。細かい制度の説明は避けるが、ブロックごとにドント方式で議席を配分する今の方法だと、結局は大政党が得票率以上の議席を得る。自民は57議席を得たが、これは全議席の31.7%に当たる。得票率は前述の通り27.6%である。ここでも第三極は得票率が議席に結び付いていないのだ。先の3党の合計比例議席は61(33.9%)だが、合計得票率は34.8%あり、これは自民党を大きく上回る。

 要するに、今の選挙制度は今回のような小党分裂、多党競合の政治状況には不向きで、頭ひとつリードした党があると一人勝ちになる。日本には1億3000万人が住み、1億人強の有権者がいるが、そのうちの1662万人が支持したにすぎない自民党が、衆院での憲法改正発議や参院否決法案の再議決までできる巨大権限を握ったことには違和感を抱かざるを得ない。自民党だから批判しているのではない。

 4年前には同じ現象で民主党が巨大与党を形成し、その結果がどうであったかは国民の知る通りである。今の制度では、何か国民の大きなムーブメントに乗ることがあれば、共産党政権さえ誕生しかねない危うさがあるのだ。

※SAPIO2013年2月号

 

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コメント
 
01. 2013年1月10日 08:16:10 : EcvzSYHECy
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[削除理由]:アラシかも
02. 2013年1月10日 08:21:17 : VbWAbFllIA
なかな正しい選挙分析だな。
いずれにしても今の小選挙区制度は20年前に決まった事。
これを改正するには自公の了解が必要だから改正は不可能。
よって今世紀中は自公政権が続くことが決定したと
言えよう。

03. 2013年1月10日 08:27:39 : cWIBtbognM
不正選挙だろ

04. 2013年1月10日 08:28:33 : sJ2BP6Um8s
わたしは小沢さんの政界復帰を願っていたものだが、よくよく考えてみるとこの小選挙区制は小沢さんらが自民党時代に強行採決したものだ。
日本の民主主義の根幹にかかわる問題のひとつだろう。

さらにいえば小沢さんは湾岸戦争で米国に莫大な戦争援助金(630兆円)を支払ってしまった。
これが安定した成長を続けてきた日本の経済がバブル化して破綻する原因になった。バブル経済の崩壊は日本の社会構造を根底から変えただけでなく、米国に「日本は脅かせばカネを出す」という意識にさせ日本政治への介入を加速化させた。

さいきんでは「国民の生活が第一」というすばらしいネームと理念の党を洟紙のように捨ててしまった。この短絡さは致命的であった。

司法やマスゴミによる小沢さんへの違法無法な介入に怒りを覚えるものの、この国を根本から腐らせる原因をつくったのも小沢さんだ。

これからも支持するものの、いままでほどの期待をこめて支持することはもうできなくなっている。
本人がなんらかの反省と戒めを自ら果たしてそれをちゃんと有権者にみせなければもうおしまいだろう。


05. 新自由主義クラブ 2013年1月10日 08:57:45 : 41xQYjMxutK66 : Od3zRGIrsM
>>04さん

「よくよく考えてみるとこの小選挙区制は小沢さんらが自民党時代に強行採決したものだ。」

それは少し違います。小選挙区制は小沢さんらの主導で細川政権時代に決まりました。

その目的は社会党の撲滅で、今日、小沢一郎先生の目的は達せられました。

小沢一郎先生の念願は保守二大政党制の確立でした。

小沢一郎先生は、今でも「日本維新の会」や「みんなの党」と組んで、保守二大政党を目指しています。

売国政党でもよいから一緒に組んで、保守二大政党を目指しているのでしょう。

小沢一郎先生は、政治家としてダメだと思います。

■(小沢一郎の年頭所感) 私の決意「もう一度政権交代を目指す」 
皆さんもご存知のように、私はずっと、自民・公明に対抗するためにはやはり、私たちも含めていわゆる「第三極」のグループが手を取り合わなければならない、「第三極」が力を合わせて自公に対抗しなければ本当の「受け皿」にはならない―と主張してきました。実際、私は総選挙の直前までその努力をし続けました。

 しかし、各グループはそれぞれ独自の考えがあり、結局、「第三極」の全員が力を合わせるには至りませんでした。それでも私は、何とか少しでも多くの人たちが協力して総選挙に当たるべきだと考え、最終的には嘉田・滋賀県知事を旗頭にして3つのグループが一緒になって選挙を戦った次第です。

http://www.asyura2.com/12/senkyo142/msg/459.html


06. 2013年1月10日 10:14:05 : fya7P2ndhI
ずるしないと、勝てないんだ。焼きが回ったな。

07. 2013年1月10日 12:53:29 : VbWAbFllIA
次の参院選で自公政権の過半数獲得が完成する。
これで自公政権は日本を完全に手中に収めることになる。
今の選挙制度が有る限り自公政権は不滅。
仮に選挙制度の改正を野党が言い出しても法案は直ちに却下される。
日本の2000年代は盤石な自公政権で行くことがほぼ決まった。
あと80年は日本も安泰と言えよう。

08. 2013年1月10日 13:24:51 : a3xBkEgOFc
サヨクや非自民ではないだけで安泰なの?
安っぽいですね。
そんな甘いものではないと思いますがね。
民主が最悪でも非民主なら日本は安泰なんて
考え方をしてほしくないと思います。
どうですか。

09. 2013年1月10日 13:46:49 : UFoYG1LskP
51パーセントの得票率で100パーセントの議席を得る可能性が有が、これのどこが悪いのかね?
だから安定した政権が造れるともいえるじゃないか。
中選挙区だと、政党間だけでなく党内でも調整が必要で、決まらない政治が繰り返されるだけじゃないか。
自民党がダメなら次の選挙で民主党(にはならないだろうが)にすれば良いだけで、2大政党制に収斂していくんだよ。

10. 2013年1月10日 19:30:34 : euP8rYHTKU
小選挙区だからこそ自民が一気に政権から落ちる可能性があるだろう。

今回の民主党と同じだ。その前の自民党もそうだった。

中選挙区制時代は何回やっても自民党の政権は揺るがなかった。
細川内閣の誕生は小沢が自民党を割ったから。


11. 2013年1月10日 19:32:37 : In7ZTi1C9A
共産党政権でいいだろうが、今のロシアと中国を見ろよ。
一度、共産党政権になってから、その後を考えろや。

12. 2013年1月10日 19:45:22 : COZDqQJp2Q

 今回の衆院選小選挙区で自民党は、有効投票総数のうち43%の票を得て、79%にあたる237議席を獲得したが、57%の選挙民が選んだ他党の合計は、21%に当たる63議席でしかない。

 議会制民主主義の根幹は民意を正しく表わす選挙制度にある。民意と大きく乖離した結果となる小選挙区制は改めるべきだろう。風が吹くたびにふらふらと揺れ動く政権交代など砂上の楼閣に過ぎない。

 アメリカには現在、緑の党・改革党・共産党・社会党その他数多くの政党があるが、小選挙区制によって民主・共和の実質的な二党国家になった。もはや社会の少数派や弱者が自らの代表を議会に送ることは不可能だろう。かれらは富者や強者が支配する国家のほどこしを受けるだけになってしまった。

 ヨーロッパの多数の国々では比例代表制を採用し、その上で民意にそった連立政権をつくっている。政権の交代がなくても、また自分の思いと違う政権であっても、それが民意を正しく反映しているのであれば、次の選挙時まで国民は納得して結果を受け入れるだろう。

 少数派や弱者の代表が議会に出てこその議会制民主主義ではないかと俺は思っている。


13. 新自由主義クラブ 2013年1月11日 08:46:02 : 41xQYjMxutK66 : Od3zRGIrsM
>>12さん

金があれば少数派(キッパさん)でも大統領も議会も握れるよ。
アメリカを見てみよ。


14. 2013年1月11日 20:59:14 : bfiHqt1iFQ
小沢が630兆?1兆だろう。

15. 2013年1月12日 17:41:56 : COZDqQJp2Q

13. 新自由主義クラブ >>金があれば少数派(キッパさん)でも大統領も議会も握れるよ。
アメリカを見てみよ。

具体的な例を挙げてもらえるとありがたいのだがね。




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