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2013/1/7 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
◆麻生発言で加熱「どの役所だからダメということはない」
白川日銀総裁の後任人事をめぐる“麻生発言”が波紋を広げている。
先週末、「(次期総裁は)向いている人なら誰でもいい」と財務省OBを排除しない考えを口にした麻生副総理・財務大臣は、きのう(6日)もNHKの番組で「どこの役所(出身)だからダメということはない」と繰り返した。
日銀総裁というアメをちらつかせて、財務官僚を手なずけようという魂胆はミエミエだが、早くも財務省と日銀の明暗はクッキリだ。
「日銀総裁はかつて、財務省OBと日銀プロパーが交互に就く『たすきがけ人事』が慣例だった。しかし、98年以降は3期15年間も日銀プロパーが独占している。財務省にとって日銀総裁ポストの奪還は悲願です。そのため、財務官僚は衆院選前から“安倍詣で”に余念がなかった。麻生大臣の思惑も承知の上で、日銀総裁という天下りポストのため、安倍政権には面従腹背する構えでしょう」(霞が関事情通)
一方の日銀は、さすがに総裁ポストはあきらめているという。3月に任期が切れる2人の副総裁の後任のうち、何としても1枠は取ろうと必死になっている。
「日銀は副総裁候補に、国際関係統括を担当する中曽宏理事、大阪支店長の雨宮正佳理事を考えているようです。とくに中曽氏はここ数カ月、講演も一切やめて表に出ていない。これは異例のことで、下手な発言で言質を取られて傷つかないよう、日銀が温存しているともっぱらです。今回は副総裁を死守し、5年後の総裁返り咲きを狙っているのです」(金融ジャーナリスト・小林佳樹氏)
◆"本命"岩田氏に逆風
そんな日銀にとっての頼みの綱が、次期総裁の“本命”ともいわれる日本経済研究センター理事長の岩田一政氏だ。経済企画庁出身のエコノミストだが、03〜08年に日銀副総裁を務めた。岩田氏が総裁になれば、5年後は風向きが変わると日銀は見ているのだ。
「岩田氏が03年に副総裁に起用されたのは、デフレ脱却を目指すリフレ政策を期待されてのものでした。しかし、岩田氏に対しては『副総裁になった途端に日銀に取り込まれ、ミイラ取りがミイラになった』との批判もある。安倍首相に近い経済学者らも『岩田氏を総裁に就けてはダメだ』と忠言しているようです」(政界関係者)
こうなると、元財務次官の武藤敏郎氏が最有力に浮上してくる。財務省には願ってもない展開だ。
財務省と日銀の暗闘はまだまだ続きそうだ。
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